つわりの気持ち悪さを軽減!アンモニア含有量が関係している?おすすめの食べ物・NGな食べ物
じゃがいももアンモニアの含有量が少ないため、スープやフライドポテトなどの加熱調理に向いています。アンモニアはアルカリ性の性質を持つため酸によって中和されます。この特性をいかし、梅干しや酢であえたり、レモンで酸味を足したレシピもおすすめです。
熱中症対策として市販されている塩飴は、ナトリウムやカルシウムなどの電解質が含まれています。ビタミンやクエン酸を配合しているものもあり、つわりのときでも効率良く必要な成分が摂取できますよ。
避けたほうが良いNGな食べ物
アンモニアの含有量が多いといわれているのは食パンや白米です。大豆や、のり・かつお節といった海産物、肉・魚類も比較的多くのアンモニアを含んでいます。
調理時の加熱によりアンモニアが揮発するときは、独特の香りがたちます。
つわりのときに炊いたお米のにおいを不快に感じるのは、こうした理由があるのですね。たとえば食パンは加熱せずにサンドイッチにしたり、ご飯は冷ましてから食べたりと工夫をするとつわりが軽減されるでしょう。
水の飲用にも注意が必要です。妊娠中は妊娠前と比べて血液量が増加しますが、血液の成分は薄まった状態になります。この状態を医学的に血漿浸透圧(けっしょうしんとうあつ)もしくは血清浸透圧が低いといいます。血漿浸透圧が低いと浮腫が起こり、嘔吐や下痢などの症状が出ることがあります。
水を飲むと血中のナトリウムがさらに不足し、症状が悪化します。そのためつわりがひどいときは水をそのまま飲むのではなく、電解質を効率的に摂れる経口補水液やスポーツドリンクを少量ずつ飲むようにすると良いようです。
つわりが強い場合は我慢せずに医師へ相談
つわりは安定期に入るころまでには収まるのが一般的で、少量ずつでも飲食ができ体重が増えていれば心配しすぎる必要はありません。
しかし、症状が強く飲食がまったくできずに脱水が起こたり、体重が減少したりするときは妊娠悪阻(にんしんおそ)の可能性があります。妊娠悪阻では医療的なケアが必要になります。つらさの尺度は人それぞれですが、赤ちゃんとママの身体を守るためにも、つわりがつらいときは無理をせずに医師に相談しましょう。
自分にあった対策でつわりとうまく付き合おう
食品に含まれるアンモニアがつわりの症状に関係している可能性が示されたことは、つわりを抑えるために何をしたら良いかイメージしやすくなり、具体的な対策を知りたいママたちにとって嬉しい情報ですね。