子育て情報『自分の「ウッカリ」で息子に悲しい思いをさせてしまったときに、わたしが息子に話したこと。』

自分の「ウッカリ」で息子に悲しい思いをさせてしまったときに、わたしが息子に話したこと。

って叫びながら道を歩くようもの。そんな親子になりたいかな。絶対になりたくない。そもそも、弱者だとは思っていません。

社会の対応も他人の目も、自分に都合よく変わることはない。

息子には大変申し訳ないけれど、不甲斐ないなと思うけれど、本人がこの母親に慣れるしかない。うたれ強くなるしかない。すべてのものには良い面と悪い面があって、それを両方見守れるようになってほしい。
ウッカリ者の母でごめんよ息子。でも、どうか強く生きてほしい。

自分の弱さを隠さずに息子に「お願い」

息子がしょんぼりして帰宅した次の日、わたしはこの件についてじっくりお話しする時間を作りました。あやふやにしているよりは、きっちりお話しをしたほうがいいと思ったからです。きっと幼い息子にはまだ意味が分からないかもしれません。でも、今は分からなくても、あとから思い出してもらえる可能性もあると思いました。

─昨日さ、先生がお母さんの忘れもののことをキミにお話ししたでしょう?覚えてるかな?

「覚えてるよ。すごく悲しかったよ。」

─そうだね、悲しいよね。
お母さんが忘れものばかりしていたら、キミが悲しくなっちゃうよね。お母さんが忘れものばかりして本当にごめんね。

「悲しいよ。ぼくが先生に怒られちゃうんだよ。」

─そうだよね、本当にごめんなさい。あのね、今から大切なお話しをするよ。難しくて分からなくても、頑張って聞いてくれるかな?

─お母さんは、忘れものをしないように頑張ります。でも、これからも忘れものをしてしまうかもしれない。お母さんは覚えておくことがとてもヘタクソだから、きっとこれからも忘れてしまうかもしれない。
だからね、キミにお願いがあるんだけど…お母さんのお願いを聞いてくれる?

「うん、聞くよ。」

─朝、保育園に行く前に、持っていくものを一緒に考えてくれるかな?もし、考えることをお母さんが忘れてしまったら、「持っていくものを考えるよ」ってキミが言ってくれたら嬉しいな。

息子のおかげで忘れものが減りました。

息子はわたしのお願いを聞いてくれました。母親がみずから子どもに情けないお願いをするなんて…と、自分の選択が正しかったのか未だに分かりません。ですが、息子は頼られたことが嬉しかったようで、ちょっと誇らしげに「忘れもの確認」をしてくれます。もちろん毎日できるわけではありませんが、この日以来、忘れものが減ったように思います。

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