本当に必要ある? ガン保険に加入するメリット&デメリット
こんにちは、FPライターのyossyです。
平成27年の厚生労働省の調査によると、日本人の死亡原因の1位は『悪性新生物(ガン)』。
死亡全体の約29%を占めており、年間37万人以上の人がガンによって亡くなったのだそうです。
医療保険に加入している人は多いと思いますが、ガンに特化して備える「ガン保険」には加入したほうがいいのでしょうか?
今回は、ガン保険のメリットとデメリットをご紹介します。
●“ガン保険”は、ガンのリスクに特化した保険
そもそも、ガン保険とは何でしょうか?多数の保険商品があり、それぞれ保障内容は異なりますが、当然ガンになるリスクに備えた保険のことです。
ガンと診断されたときや、ガンによって入院・手術・通院等をしたとき、死亡したとき、高度障害を負ったとき等に給付金が支払われるという保険ですね。
●ガン保険のメリット
では、ガン保険のメリットを見ていきましょう。なんといっても、ガンになった場合の保障が充実しているところですね。
ガン保険は、他の医療保険と異なってガンに対象を絞っているぶん、保障額が大きくなっています 。
ガンは治療費が高額になりがちなので、経済的に不安であれば、ガン保険を検討したほうがいいでしょう。
また、がんを患った場合、手術、放射線治療、抗がん剤治療などで長く入院・通院が必要になるケースも多いでしょう。
一般的な医療保険の場合は日数制限等があるケースがほとんど。でも、ガン保険の場合は日数制限なしのケースが多い ので、その点でも安心できます。
ガンにまつわるサポートや、再発した場合にも保障が得られるケースも。それぞれの保険商品の保障内容をしっかりチェックしておきたいですね。
●ガン保険のデメリット
ガンに特化しているため、ガン以外の理由によって医療費がかかる場合には保障の対象外になるケースが多いことが、逆にデメリットだと言えるでしょう。
また、死亡保障が少ないケースが多い ため、ほかの保険でカバーする必要があることも。
「待期期間」といって、契約後3か月はガンと診断されても保障を受けられないケースが多いため、その点にも注意が必要です。
これは、軽い自覚症状が現れてからガン保険に加入しようとするのを防ぐためですね。----------
ガン保険だけでは幅広く保障を得ることはできませんが、万が一ガンになった際には安心できるというメリットがあります。