親の英語力もお金も不要! 子どもをバイリンガルに育てる手順3STEP
娘は大好きなダンスを見よう見まねで踊ったりしながら、ネイティブの英語のインプットを行っていたわけです。
子どもは好き嫌いがとてもはっきりしています。せっかくパパとママが一所懸命選んだ楽しいコンテンツでも、興味を示してくれない、という寂しいこともあり得ます。お子様ご自身にコンテンツを選ばせてあげましょう。
仮に動画共有投稿サイトでお子様が選んだコンテンツの内容が、多少パパとママのお好みに合わなくても、お子様が夢中になって見ているなら、それが最高の教材 なのです。
「こっちにしなさい!」とか「こっちの方がおもしろいわよ」などと親が押しつけては、子どもが英語そのものに興味をなくしてしまう恐れもあります。
また、言語学習の助けとなる“あいまいさに関する耐久力”は、一般に子どもの方が優れているといわれています。
全部がわからなくても、興味のある内容であれば、子どもは英語をかなり長く聞き続けることができたという報告もあるそうです。
内容を理解しているかどうかを心配して、「今何て言ったの?」と動画を見ているお子様にたずねるのはやめましょう。
うちの娘も、私の「今何て言ったの?」という質問をとても嫌がっておりました(笑)。理解しているかどうかは別にして、子どもは夢中になって、英語をインプットしているのです。
●第3ステップ:徐々にアウトプットにチャレンジ(5か月目〜6か月目)
子どもが英語の歌を歌ったり、憶えた英語を口にし始めたりしたら、DVDや動画投稿共有サイトなどの視聴に加えて、英語の絵本を見せてみましょう。
絵本はインプットとアウトプットの両方に有効な教材 です。
「だって、パパもママも英語が上手に読めないし……」
心配しないでください!パパ、ママお二人とも英語が苦手な場合は、ネイティブスピーカーが吹き込んだCD付きの絵本を利用すればいいのです。
1文字ずつ追いながらCDを聞いて、その後に声に出して読ませましょう。上手に読めたときには「読めたね!すごいね!」と大げさにほめてあげましょう。
絵本には対象年齢が書いてありますが、これは英語を母国語とする子どもの年齢ですから、お子様の年齢よりも少し下の対象年齢の本を選びましょう。
子どもは難しいと思うとやる気を失ってしまいますから、注意が必要です。絵本の他には、歌も効果的なアウトプットトレーニング になります。