親の英語力もお金も不要! 子どもをバイリンガルに育てる手順3STEP
うちの娘もそうでしたが、ほとんどの子どもは歌やダンスが大好きだからです。
ただ、アウトプットさせることを決して急いではいけません。
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『日本の小学校では、コミュニケーション重視ということで、クラスの子ども全員に発話させるなど、アウトプット中心の授業をしばしば見かける。発話させること自体は悪くないのだが、強制は好ましくない。十分なインプットのないままにアウトプットを急がせると、児童によっては、逆に英語を話すことへの抵抗感が増してしまうことがあるからだ。
子どもには大きな個人差があり、憶えたことをすぐに使ってみたい子もいれば、アウトプットがほとんど見られない沈黙期と呼ばれる期間を体験する子どももいるのである』
(『英語学習は早いほど良いのか』バトラー後藤裕子・著(岩波新書)より引用)
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焦らないでください。子どもたちが英語を口にし始めるのは、ほとんどがインプットを始めて6か月以上経ってから です。
半年から1年くらいはインプットの期間と考え、焦らずに取り組むことがバイリンガルへの近道なのです。
国際的な英語能力試験“TOEFL”で常に上位に入っているオランダでは、小学校で英語の授業をしているものの、学習時間はわずか週1時間程度だそうです。
しかし、研究によると、幼いころからテレビで英語の映画やアニメを見ている環境が、英語習得に大きな効果を与えているとのことです。
つまり、英会話スクールに通ったり英語授業がある幼稚園に通ったりしなくても、家庭の中で英語の音に頻繁に触れていれば、英語を聞いたり話したりする基礎力を養うことが十分にできるのです。
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いかがでしたでしょうか。
英語が苦手なパパとママが、お金をかけずに子どもをバイリンガルにする基礎教育方法をご理解いただけましたでしょうか?
1人でも多くのお子様が、音楽や動画で楽しく英語を学び、バイリンガルになれますように!
【参考文献】
・『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』平川裕貴・著
・『バイリンガルは5歳までにつくられる』三幣真理・著
・『英語学習は早いほど良いのか』バトラー後藤裕子・著
●ライター/Golden Bean(バイリンガル教育パパ)
●モデル/藤本順子(風悟くん)