いつまで続くの? 妊娠後期の睡眠に関するマイナートラブル体験談3つ
この調査の中でも、『適切な時期に妊婦の状況にあった助言をすることが重要』(調査資料からの引用)と述べられているように、こうした妊婦さんの不快症状を把握し、医療や看護の立場の方もよく妊婦のマイナートラブルの相談に耳を傾け、適宜アドバイスしていくことが求められているという事実をお伝えしたかったのです。
産めば治るから、と我慢しているとストレスが溜まってしまいます。ぜひ、かかりつけ医や助産師さんにもアドバイスを伺ってみてください。
筆者の主観ですが、確かに頻尿は子どもを出産すると気にならなくなります。
しかし実は、出産後にも授乳による寝不足が続く という話は、出産前の妊婦さんにはあまりお伝えされませんよね。ここは盲点でした。
それなら妊娠中はやはりたくさん寝ておきたいところです。
●(2)胎動激しすぎて眠れません!
『横になって眠る段階になると、なぜか赤ちゃんがお腹の中で踊りだすように胎動が激しくなります 。
元気であると分かって嬉しいのですが、あまりに動くので全然寝付けません。昼間、わたしが起きているときよりも断然激しくて驚いてしまいます』(30代/妊娠8か月主婦)
これも嬉しい半面、ご本人は夜少しでもゆっくり休みたい気持ちがあるでしょうから大変ですね。
筆者も激しい夜間の胎動に驚き、かかりつけの産婦人科医師にこの件を相談したことがあります。
毎晩わたしがベッドに横になると、お腹の中では赤ちゃんの運動会が始まるようでした。
ぐるりん、ドンドン、うにょーっと動くその様子があまりに面白かったので、その様子をスマホの動画に記録しておきました。昼間には見られない激しさが不思議でしたね。
2009年6月にピジョンが行った『胎動は、朝型?昼型?夜型?』というアンケートの結果を見ると、朝型が3%、昼型が13%、夜型が84%となりました。
圧倒的に胎動は「夜」が多い という妊婦さんたちの証言が得られたわけですね。
とても大変な時期でしたが、お腹に赤ちゃんがいなくなって4年も経つと、懐かしいあの感覚をまた味わってみたいような気がしてしまうのです。
●(3)こむら返りが頻繁に起こり、痛くて眠れない
『ふくらはぎやひざ下のすねの部分の筋肉が眠っているとき突然つってしまいます。しかも、今までに経験したことがないような強力な痛みで、つった後は痛みが残って全然眠れなくなります。