ママと離れたくない! 登園を嫌がって泣く子どもへの対処法4つ
お子さんがママから離れるのを嫌がっているときは、居心地が悪い原因を子どもの目線 から探してみましょう。先生に心を開いていますか?仲の良いお友達はいますか?
一方、お子さんが園に通いたくなるサポートもしていきたいところです。
たとえば、ママから先生にお子さんの得意なことや好きなことを伝えることで、園でその活動を行ったときにフォローしてもらえる可能性 があります。
ぬり絵が好きなお子さんだったら、“先生にぬり絵をほめられる”ことがきっかけで園を「楽しい場」と感じられるようになることもあります。
先生にお子さんの良さを伝えることをためらうママもいますが、お子さんの良さを誰よりも知っているのはママではないでしょうか。
ママから見たお子さんの良さを先生に知っていただくことで、ポジティブな視点でお子さんを見守っていただける機会が増える と私は思っています。
ママにはお子さんの一番の応援団になってほしいと思います。
●(3)“安心”の経験を重ねる
お子さんの中には、曖昧な状況が苦手な子もいます。
たとえば、登園直後、園によっては”自由遊び”の状況になっていることがあります。
ママと離れた後、何をしたらいいのかわからず困ってしまう ため、離れたくない子もいます。
そういうお子さんの場合には、可能であれば先生(同じ先生ならなおよい)に迎えに来てもらいましょう。
先生に迎えに来てもらうことで不安な状況(曖昧な状況)を避けることができ、ママとすんなり離れられる子もいます。
曖昧な状況で遊ぶことが苦手なお子さんも、何度も“安心”を経験することで次第に自分なりの遊び方を見つけられるようになると思います。
そして、最終的には先生が迎えに来なくても平気になることが多いです。まずは、お子さんにとっての安心の経験を重ねていくことを最優先に考えましょう。
また、ママと離れた後、泣いている(不安を感じている)時間や行動についても確認しましょう。
たとえば、ひと口に“ママと離れた後に泣いている”状況といっても、5分泣き続けているのと、1時間泣き続けているのでは対応は変わってきます。
5分後には気分を切り替えて遊び始めるようならそれほど心配はないでしょう。1時間泣き続けている状況が数か月続く場合は、不安だけではない原因があることも考えられます ので、児童心理などに詳しい専門家にアドバイスをもらうと良いと思います。