当然の権利じゃない? ワーママが急な欠勤をとがめられないコツ
こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。
ご相談にいらっしゃる独身女性からたまに聞く「子どもがいる時短社員から仕事を押し付けられた」という愚痴。
中にはせっかく休みの日にデートの予定を入れていたのに、 子どもが熱を出して代わりに出てといわれて泣く泣くデートを断ったという方も。
今回は、働く女性の応援団長で『トップセールスレディ育成塾』を主宰している朝倉千恵子さんに、子どもがいる場合に同僚とうまくやっていく働き方 と、子どもを盾にして権利を振りかざす女性社員の取扱い方 についてインタビューしました。
●男性の意識改革や制度もまだまだ
「働き方改革」「女性活躍推進」の中で、女性のために制度を整える企業は増えてきましたが、男性はというと、意識改革も制度もまだまだなのです。
古い考え方にこだわる男性や、子育てに関わりたいのに休めない男性社員も多い。
残念ながら、「子どもがいるんだから休むのは当たり前」と考えている女性社員もいらっしゃいます。
しかし、「当たり前」と思って自分の家庭と子どものことだけを考えていると、思わぬところで不満を買う ことになりかねません。
●子どもがいる女性が働く際に気を付けるのは、前倒しで仕事を終わらせること
私は昔、小学校教員でした。何があるかわからないから、4日分の授業は用意しておくようにと教頭先生から言われておりました。
子どもが熱を出すというのはよくあること。それで自分が帰ることになったとしても、他の先生に頼めるようにして授業の準備をしておけば授業を離れることもできます。
まさに段取りが全てです。
自分が堂々と休めるように、前倒しで仕事を終わらせるようにする癖をつけて、余った時間で「何かお手伝いすることないですか?」と先に周りを助けておきましょう。
当然の権利と言わんばかりに休む人と、初めに自分から周りを助けている人では、同じ状況でも受け取る印象は全く違う でしょう。
本来、人間はみんな良い人。助けてもらったら助けてあげたくなるものです。だったら自分ができるときに先にGIVEをしておきましょう。
自分がいてもいなくてもいいような仕事をしながら、当然のように「子どもが熱を出したから休みます」では権利とはいえイライラする方もいるでしょう。仕事を休む際も後付けで言えばすべて言い訳に聞こえます。子どもが病気で復帰できるかわからないことはあるでしょう。