採用する気ナシ!? 復職希望のママを惑わす“カラ求人”の見分け方5つ
「未経験者OK」のもの
とある中規模の印刷会社で働く男性は、現場の立場から語ってくれました。
『「未経験者OK」 には注意したほうがいいね。未経験者OKで、なおかつ採用予定が5人とかはダメでしょう。そんなに未経験の新人が来たら教育しきれないよ。どこもそうじゃない?
あと、未経験者OKなのに、要資格ってなってるやつ。即戦力がほしいのか、未経験者でもいいのかハッキリしないまま求人を出すってことは、ふつう考えられないよね』(50代男性/会社員)
未経験者歓迎、などの言葉は求職中のママにとっては非常に魅力的。
でも、そこに矛盾や怪しい点はないでしょうか?まずはじっくり求人票を見てくださいね。
●(4)応募書類を返却しない
こちらも企業側の意見。
IT系企業で人事を務めている女性からのアドバイスです。
『応募書類は返却しません、って豪語している求人があるそうですが、これは危ないですよ。
今の時代、個人情報てんこ盛りの履歴書は厳重に管理するのが常識。普通の企業やマトモな求人なら、不採用者の応募書類は必ず返却します。それにかかる作業負担や切手代などは、当然企業が負うべきコストです。
それを「しない」と公言するのは、不採用者に対するコストを一切かけたくないってこと。カラ求人か、もしくは超ブラック企業だと思っていいのではないでしょうか』(40代女性/IT関連)
なるほど、人事の方らしいしっかりした助言です。
求人票に「履歴書の返却なし 」と書いているものは、言語道断でアウトにしたほうがいいですね。
●(5)老若ふたりの面接官が現れる
最後に紹介するのは、某メーカーで人事に配属されたある社員の言葉です。
彼は自身の経験を、言いにくそうに語ってくれました。
『出てきた面接官が、熟年社員と若手社員の2人組。そして、若手ばかりが質問してくる 。
そういった面接は、採用するためのものではなく、若手面接官の練習である可能性が高いと思います。実際、ボクはそうやって練習してきましたからね……申し訳ない思いはあります』(30代男性/会社員)
面接官だってひとりの社員。よりよい人選ができるようになるためには、練習だって必要でしょう。でも、練習台にされたほうはたまりませんよね。
練習は社内でのロールプレイングで済ませてほしいものです。
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いかがでしたか?
カラ求人にひっかかるのは、時間やお金の大幅なロス。