女子=介護要員? モヤモヤを感じた“子どもの性別”に対する発言3つ
それにおままごとなんて、今は男の子もみんな普通にするよね。遊ぶのは子ども自身なんだから、子どもが遊びたいように遊べばいい』
最近では、「男の子だからという理由で料理・家事をさせないでいるのは、男の子自身にとってよくない」という話も聞かれることが多くなってきました。
せっかく芽生えた料理・家事への興味が、性別を理由に潰されてしまうのは、たしかに子どもにとってもマイナスです。
おままごとが好きな息子さんがいたら、パパも一緒に楽しめる時間を持てるといいですね。息子さんが「男の子がしても変じゃない」と思えるのと同時に、パパも料理に興味を持ち、自分でやってくれるようになれば、一石二鳥です。
日頃から料理をするパパさんだったら、そんな心配もいらないのかもしれませんけどね。
●「女の子なら安心」も「男の子でよかったね」も、いやだった
こちらは7歳の女の子と2歳の男の子のいるママさんからの話です。
『娘が生まれたとき「女の子だと安心だね」って言われたんだよね。
これ、“女の子なら老後の世話をしてくれるから”って意味。そんなこと期待して子ども産んでないし、そのために育てるつもりもない』
その数年後、息子さんを出産したときにも、同じような“モヤモヤ”を感じる言葉があったそう。
『親戚に、「今度こそ男の子だったね」って言われたの。「やっぱり男の子がいないと家が終わっちゃうから」みたいな話で。いつの時代の人間だよ って思って驚いた。それからその人のことは避けてる』
子どもの性別によって期待されているものが違ってしまっているということですね。
筆者の子どもが生まれたときにも、実は似たようなことを言われたことがありました。古臭い考えのようにも感じますが、実際はまだまだ現役の思想のようです。
このような親戚の方がいると、将来娘さんや息子さん自身が、そういった言葉をかけられてしまうような事態も起こるかもしれません。
そんなとき、お子さんたちがそうした言葉をプレッシャーに感じないで済むためにはどうしたらいいか、事前に対策を考えておきましょう。
その際には夫婦で一緒にシミュレーションしておけると、いざというときに心強いですね。----------
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の影響で、最近では、性別を理由にした理不尽な期待や圧力を“呪い”と見る視点も強くなってきているように思います。