土日は全部つぶれる!? 子どもを“スポ少”に入れるメリット&デメリット
“スポ少”という言葉をご存知ですか?
この言葉、小学生のママ以外には耳慣れないかもしれません。
スポ少とは“スポーツ少年団”の略語。学校や地域単位で活動している子ども向けスポーツ団体を指しています。
小学校入学を機に、野球やサッカーなどを習わせたい親たちにとっては、重要な選択肢のひとつとなるのがスポ少。 しかし、実際に通っている保護者のみなさんからは、賛否両論があるようです。
スポ少には、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。スポ少ライフを楽しく送るコツとともに、考察していきましょう。
●スポ少のメリット
●費用が安い
『息子のスポ少は、月謝が2,000円。
それで毎週末ガッツリ練習できるので、民営のスポーツ教室やクラブチームよりも断然リーズナブルです』(30代女性/サッカー少年団)
多くのスポ少は、一般的なスポーツ教室よりも安価で登録できる ようです。
ただし、具体的な額は団体それぞれ。また、ユニフォーム代や会場費、遠征費用、車移動のガソリン代などを考えると、月に1万円くらいはかかるという声もありました。
月額だけでなく、全体的な費用負担まで考えて比較したほうがよさそうですね。
●濃密な友だちが作れる
『練習量がとても多く、土日はずっとチームメイトと過ごします。濃密に過ごす中で、喜びや悔しさを共有するチームメイトはかけがえのない仲間となります。クラスのお友達なんかとは比べ物にならないくらい、強い絆 で結ばれているのが親からも見て取れますね』(40代女性/野球少年団)
スポ少を卒業しても、当時のチームメイトと変わらず親睦を深めている子たちもよくいるそうです。
これほど厚い友情や信頼関係を持つことができるのは、スポ少ならではの特徴なのかもしれません。
●スポ少のデメリット
●親の負担が大きすぎる
『親の負担が大きすぎる。送迎や応援、グラウンド整備、試合会場の手配、会計管理、コーチへのお礼や飲み会のセッティングまで させられます。土日は父母ともに朝から晩までずーっとお手伝い。入団したのを後悔してます』(30代女性/サッカー少年団)
スポ少に入ったら土日は全てスポーツに捧げることになります。子どもだけではなく、親や下の子も一緒です。夏の炎天下や真冬の寒空の下、小さな子連れで応援席に何時間も立っているのはかなりキツいもの。もちろん、土日の家族レジャーは完全に不可能になります。