ただのリア充自慢!? インスタ女子がハマる“おしゃピク”の魅力
子どもたちも喜んで食べてくれます』(20代女性/主婦)
個人的には、青空の下で食べる梅おにぎりってとてもおいしいと思うのですが……おしゃピクに参加するなら、おしゃれな世界を壊してはいけないということなのでしょうね。
そのようにして完成したおしゃれワールド。最後は全世界に発信するのが、インスタ女子たちのお約束。
『いい雰囲気のある写真が撮れて「いいね」がいっぱいついたり、リア友から「あの写真で使ったグッズおしえて〜」とか言われたりすると、たまらなく快感ですね。次はどんな写真を撮ろうかなってワクワクします』(20代女性/アルバイト)
こうして、インスタ女子たちはおしゃピクワールドにハマっていくんですね。
●おしゃピクには否定派もたくさん
さて、そんなおしゃピクに否定的な感情を持っている人もいるようです。
『公園で子どもを遊ばせてたら、おしゃピク現場に遭遇。芝生の上にブルーシートを敷き、その上におしゃれラグ敷いてるのを見て、バカみたいなことやってんなあって思いました。
しかもその子たち、おしゃれラグだけ持って帰ったの。ブルーシートは公園のゴミ箱に捨てていったんですよね』(30代女性/会社員)
おそらくラグは家から持ってきたものなのでしょう。普段は室内で使っているから汚したくない。それで、ブルーシートを1枚挟むことにしたのでしょうね。
インスタ女子たちが知恵を絞った結果のようですが、たしかにそんな光景を目の当たりにしたら「ブルーシートに座ればいいじゃん……」と思ってしまいそうです。
ブルーシートだけを捨てていったという点にもひっかかります。おしゃれワールドに必要ないものは、持ち帰りたくない。徹底した態度ですが、そこには現代女子の抱える闇を感じてしまいます。
『あんなの、「おしゃれっぽい」っていうだけで、全然おしゃれじゃない。みんな得意げにアップしてるけど、どれも同じような写真 ばっかりでしょ。ああやってリア充アピールする子ほど、現実で満たされてないんだろうなって思う』(30代女性/会社員)
実際に投稿されているおしゃピク写真を見ると、その意見にもうなずけます。どの写真もかわいくて素敵なのですが、みんな似たような雰囲気なんですよね。そしてその雰囲気に、どことなく嘘っぽさを感じてしまうという人は少なくないようでした。
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いかがでしたか?
今回のコラムを書くにあたり、おしゃピク写真をたくさん見たのですが、その中でひとつ気づいたことがありました。