着てはいけない場所も!? 女性が知っておきたい“浴衣”に関するマナー
夏祭りや花火大会など、夏は浴衣を着る機会が多くなる季節です。
浴衣を着ると、子どもだけでなく、大人だってちょっと特別な気分を味わうことができ、テンションが上がってしまうものですよね。
でも、浴衣はいつでもどこへでも着て行っていいものではありません。また、洋服のときとは違う立ち居振る舞いが求められます。
そこで今回は、知らないと恥をかくかもしれない“浴衣に関するマナー”についていくつかご紹介したいと思います。
●浴衣を着てもいい期間は7月〜8月
浴衣は夏の風物詩でもあるように、7月、8月が着用にふさわしい時期です。
洋服の場合、季節を先取りすることがおしゃれとされていますが、浴衣は夏限定で着るのが好ましいでしょう。
9月もまだまだ暑さが厳しいため、夏という感覚がありますが、9月に浴衣を着るのは避けたほうがベター。
どうしても着たい場合は、着物に近い合繊の生地を選ぶようにしましょう。
●フォーマルな場所には浴衣を着て行ってはいけない
夏なら浴衣でどんな場所でも行っていい、というのは間違い。
浴衣はそもそも寝間着であったため、カジュアルな装い という認識が一般的です。
足もとを見ても、着物の場合は足袋を履いて草履を履きますが、浴衣の場合は素足で下駄を履きますよね。これは、サンダルでいるのと同じこと。
そのため、クラシックのコンサートや歌舞伎、観劇、ホテルのレストランや高級レストランなどの正装がマナーとされている場所には着て行ってはいけません。
ただし、浴衣歓迎イベントなどもありますので、出かける前に浴衣がOKかどうかを調べておくといいでしょう。
●浴衣で出かける際のマナー
きれいに浴衣を着ることができても、歩き方や座り方がガサツだと、すぐに着崩れしてだらしなくなってしまいますし、せっかくの浴衣姿が台無しです。
浴衣姿をより美しく上品に見せるためにも、外出時のマナーもしっかりおさえておきましょう。
●立ったとき、歩くときには……
着物を着ているときと同様、立ったときには背筋を伸ばし、あごをややひいてまっすぐ前を見るようにすると、美しい立ち姿になります。
歩くときの歩幅は狭く、やや内股 でちょこちょこ歩きをしましょう。かかとを引きずらないように注意してください。
大股で歩くと裾がはだけてしまってはしたないですし、浴衣が着崩れしてしまいます。