仕事の辞め時はいつ? 私たちが転職を決意したタイミング4選
●(2)仕事がプライベートにも影響していた
『ある日突然残業が禁止されましたが、業務時間内では終わらないほどの作業量は変わらず。当然、家に仕事を持ち帰ることになります。もちろん、時間外手当はナシ。私には子どもがいないものの、結婚しており、家に帰ってからもやらなければいけない家事がありますし、相当キツかったですね。
仕事で使う資料を探したり調べ物をしたりするために、土日も図書館通いでしたから、プライベートな時間なんてほとんどなかったです。そんな状況を見かねた夫から、「楽しいと思ってやっているならいいけど、つらいなら辞めていいんだよ」と言われたのをきっかけに辞めました。プライベートを犠牲にしてまで働きたいと思える会社じゃなかった ってことです』(40代女性/会社員)
ワークライフバランスが重視されるようになってきたとはいえ、まだまだ仕事とプライベートがあいまいな職場もあります。
残業を廃止するのは働く側としてもありがたいことですが、廃止前と変わらない業務量の場合は本末転倒。
会社でできなかった仕事を家に持ち帰るハメになる人もいるでしょう。
残業代が出ない分、だったら残業が認められていたときのほうがよかった、と考える人も少なくないと思います。
プライベートを犠牲にしてでも続けたい仕事か、働きたい会社かと自分に問いかけたとき、答えが「NO」なら転職を考えてもいいでしょう。
●(3)仕事にやりがいを感じない、仕事内容そのものにストレスを感じていた
『私はもともと自分が手を動かして作業するのが好きな職人タイプ。でも、入れ替わりの多い職場で、人が全然定着しないため、必然的に私が管理職のような立場になっていってしまいました。現場で作業をするよりも、新人の教育やマニュアル・資料の整理、業務管理、作業のチェックなどがメイン業務になってしまって、まったく仕事にやりがいを感じなくなってしまったんです。
そもそも、私にはそういった管理業務的な仕事は向いていないし、「上に立つ人間なんだから広い視野を持て」とか怒られるのもストレスでしかなくて。好きで上に立ってるわけじゃないし、昇進だって望んでいなかった 。
だから、もう正社員にこだわらず、アルバイトでいいから作業に集中できる立場で働こうと思い、転職を決めました』(30代女性/パート)
人には向き・不向きもありますし、仕事内容にやりがいやおもしろさが感じられないとなかなか続けていくのは難しいものです。