皆さんは、パートナーにだまされた経験はありますか?今回は「義母に仕送りしていたはずのお金」にまつわる物語とユーザーからの声を紹介します。(CoordiSnap編集部)イラスト:エトラちゃんは見た!毎月30万円の仕送りあるとき夫に「母さんに毎月30万円の仕送りをしたいから協力してほしい」と頼まれた主人公。義母には借金があるようで、夫は仕送りという形で借金の返済を手伝いたいと言います。主人公は了承して、仕送りのために給料のいい会社に転職しました。しかし転職先はブラック企業で、主人公は疲弊。働いても貯金が減っていくので、ついに限界がきて…。そんなとき義母から電話がかかってきて「私が全額出すから、旅行をしましょう」と提案されました。その言葉に激怒した主人公は「毎月30万円仕送りしてますよね、早く借金を完済してください」と告げます。すると義母は「貰ってないけど…」と衝撃の発言をしました。夫経由で渡していたお金が消えていることに気づき、主人公が絶句していると…。義母が来てくれることに出典:エトラちゃんは見た!義母がすぐに主人公のもとに来てくれて「一緒に調べましょう」と夫のことを調べてくれたのです。すると夫が浮気相手に貢いでいたことが判明。その後主人公は夫との離婚を決意し、義母と一緒に反撃することにしたのでした。読者の感想主人公をだまして毎月30万円も浮気相手に使っていたなんて、夫を許せませんね…。ブラック企業に転職までして夫に尽くした主人公が、かわいそうに感じました。(30代/女性)主人公の優しさにつけこんで、お金を騙し取って浮気するとは最低な夫ですね。義母が主人公の味方になってくれて安心しました。(20代/女性)
2024年03月19日皆さんは、パートナーにだまされた経験はありますか?今回は「義母に仕送りしていたはずのお金」にまつわる物語とユーザーからの声を紹介します。(CoordiSnap編集部)イラスト:エトラちゃんは見た!毎月30万円の仕送りあるとき夫に「母さんに毎月30万円の仕送りをしたいから協力してほしい」と頼まれた主人公。義母には借金があるようで、夫は仕送りという形で借金の返済を手伝いたいと言います。主人公は了承して、仕送りのために給料のいい会社に転職しました。しかし転職先はブラック企業で、主人公は疲弊。働いても貯金が減っていくので、ついに限界がきて…。そんなとき義母から電話がかかってきて「私が全額出すから、旅行をしましょう」と提案されました。その言葉に激怒した主人公は「毎月30万円仕送りしてますよね、早く借金を完済してください」と告げます。すると義母は「貰ってないけど…」と衝撃の発言をしました。夫経由で渡していたお金が消えていることに気づき、主人公が絶句していると…。義母が来てくれることに出典:エトラちゃんは見た!義母がすぐに主人公のもとに来てくれて「一緒に調べましょう」と夫のことを調べてくれて…!?読者の感想主人公をだまして毎月30万円も使っていたなんて、夫を許せませんね…。ブラック企業に転職までして夫に尽くした主人公が、かわいそうに感じました。(30代/女性)主人公の優しさにつけこんで、お金を騙し取るなんて最低な夫ですね。義母が主人公の味方になってくれて安心しました。(20代/女性)
2024年03月19日皆さんは、パートナーに疑われた経験はありますか? 今回は「夫の給与額を疑う妻」にまつわる物語とその感想を紹介します。給料を確認した妻主人公はある日突然、妻から離婚を突きつけられました。最近外資系の会社に転職した主人公の給料が気になり、銀行に問い合わせをしたと言う妻。すると銀行の担当者から「振込額は1万」と言われ、激怒しているようです。実際の振込額は1万ドルでしたが、どうやら妻は1万円だと勘違いしたようで…。主人公が説明しようとしても「転職したなんて嘘だったのね!」とまったく話を聞いてくれません。離婚に慰謝料請求!?出典:Youtube「Lineドラマ」怒りが収まらない妻は「騙された」と言って主人公に離婚を要求。「慰謝料請求します」と言う妻に主人公は「は?」と驚きを隠せません。そのまま妻とは離婚することになりますが…。1ヶ月後、元妻から「インタビューを見た」と連絡がきました。主人公の仕事での成功がネットで紹介され、元妻はやっと自分の勘違いに気づいたようです。そんな妻に「だから言ったろ(笑)」と告げた主人公。その後、妻が手のひらを返して復縁を求めてくる様子に、主人公は呆れるのでした。読者の感想勘違いは誰にでもありますが、主人公の説明をまったく聞こうとしないのはどうかと思います。勝手な思い込みで離婚までしてしまった妻の暴走に驚きました。(30代/女性)主人公を信用せず、銀行に確認するとは妻の行動に驚きました。主人公が成功し、復縁を求める妻には呆れてしまいますね。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年03月18日地震の夢は、良くも悪くもこれから起こる変化を表す夢だと考えられます。自分を取り巻く環境がガラッと変化する暗示であり、時には人生の転機となるような出来事が起こる可能性を示唆しているのです。例えば、転職や結婚、引っ越し、大切な人と別れなど。大きな変化の1つとして、金運アップに結び付く可能性もあるでしょう。この記事では地震の夢について、シーン別の意味を紹介します。■【シーン別】地震の夢の意味ここからはシーン別で、地震の夢が暗示するメッセージを見ていきましょう。◇(1)地震で死ぬ夢は「再スタート」地震によってあなたが死んでしまう夢は、人生の再スタートを暗示しています。夢占いにおいて「死」は、再生や転機、幸運の象徴。つまりこの夢を見たら、まもなくあなたに人生の転機が訪れるというメッセージ。ぜひポジティブに捉えてくださいね。なお、自分以外の誰かが地震で死ぬ夢は、あなたとその人との関係に変化が訪れる暗示です。◇(2)地震から助かる夢は「運気アップ」地震の中を走って避難に成功したり、助かったりする夢は、運気アップの吉夢です。もし今、困難な状況の中にいたとしても、あなたにはそれを乗り越えられる力があります。また、どうにか対処しようという前向きな気持ちもあふれているようです。まもなく状況は好転するはず。引き続き、前向きに進んでいきましょう。◇(3)揺れが小さい地震の夢は「トラブル解消」地震の揺れが小さい夢は、もうすぐトラブルが解消するという暗示。トラブルが解決した後は、運気が好転していきます。ぜひポジティブに過ごしてくださいね。◇(4)地震によって火事が起こる夢は「転機の前兆」地震によって火事が起こる夢は、大きな変化の前触れかもしれません。長く続いていたものに一旦区切りがついて、新たな形へと変わっていきそう。火事の勢いが激しいほど、運気アップを期待できるでしょう。◇(5)職場で地震に遭う夢は「仕事環境の変化」職場で地震に遭う夢は、仕事における環境の変化を示唆しています。異動や転職をすることになったり、今のポジションから動きがあったりするかもしれません。もし、夢の中でポジティブな印象を抱いたのであれば、その変化はあなたが望んでいたものになりそうです。しかしネガティブな印象を抱いた場合は、変化に対する不安が大きいよう。自分の心としっかり向き合ってみましょう。■地震の夢は変化のサイン地震の夢は、あなたを取り巻く環境や人間関係における変化を暗示しています。その変化の1つとして、宝くじ当選など金運アップが期待できる可能性もあるでしょう。以下の記事では、別のシーンについても夢の意味を紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。(マイナビウーマン編集部)※画像はイメージです
2024年03月18日結婚4年目に待望の息子・ひぃ太君を出産したじゃじゃ子さん。出産前、2人目妊娠中の友人が「旦那とする回数が激減した。男として見れん」と発言し衝撃を受けます。しかし、自分は子どもが生まれたとしても夫と仲良しだろうと自信満々だったじゃじゃ子さんでしたが……。結婚記念日の日、久しぶりに2人の時間を過ごすじゃじゃ子さんは「実はちゃんと話したい事があって…」と切り出します。床の傷のこと、少しでもいいから自由時間が欲しいこと、2人目を考えているなら育児と家事に参加して協力してやっていきたいとこれまでの思いを夫に告げます。 すると夫は猛反省。じゃじゃ子さんはまた一緒に頑張っていけそう!と思うのでした。 しかし、ひぃ太君が1歳を迎えたころ、夫の転職活動がうまくいかず、家事や育児も逆戻りしじゃじゃ子さんがこなすことになります。その後、転職が決まるも収入はダウンし夫があれこれと節約を押し付けてきます。イライラが募ったじゃじゃ子さんは普通の生活がしたいと就職活動を決意するのでした。 ひぃ太君が1歳4カ月のころ、いざ就職活動を始めると「小さいお子さんが…」と子どもを理由にうまくいかない日々が続き……。大丈夫。今だけやから…… ついにフルタイムのパートでの仕事が決まり、夫と協力しながらワーママ生活がスタートするかと思いきや夫の帰りは遅くワンオペ状態に。さらに、仕事が忙しいときの夫はあからさまに不機嫌になるのです。 この状況も今だけ、私が支えて踏ん張って家のことを回さなければと自分を追い込むじゃじゃこさん。しかし、そんな息苦しい生活で夫に対して不満が炸裂!それでも「今だけだから」と耐え続けるのでした。 しかし、問題はこれだけではなく性生活にも影響が。仕事に家事・育児とフル回転でヘトヘトな中、体力温存のため一刻も早く寝たいと思うじゃじゃ子さんとは対照的に性生活に積極的な夫。誘いを断ると「2人目も考えたいのに」と不貞寝する夫にイライラは増すばかり。思うことは山ほどあるけれど今は体力温存が最優先と気持ちを抑え眠りにつくのでした。 ◇◇◇ 夫からの夜の誘いを断り文句を言われてしまったじゃじゃ子さん。もし、夫に対し不満を持った状態で性生活をしても、愛情を感じられずレスの原因になってしまうかもしれません。レスの理由は人それぞれですが、一刻も早く夫に日常を見直してもらいじゃじゃ子さんの心と体の負担が軽減されることを願います。 著者:マンガ家・イラストレーター jajako
2024年03月14日4人に1人が引越しや転勤に伴う保活を経験メインビジュアル株式会社コドモン(本社:東京都港区、代表取締役:小池義則)は、1月下旬に引越しや転勤に伴う保活を経験されたメディア記者の方とコドモンメンバーをお呼びして、「引越しや転勤に伴う保活の課題」をテーマとした対談インタビューを行い、2月には保活に関して保護者向け調査を実施しましたので公開いたします。待機児童数が落ち着いても、保活の負担軽減になるのか令和5年4月における保育園での待機児童は2,680人と5年連続での最少という結果でした(※1)。この背景には、共働き世帯の増加による保育園の受け皿拡大だけでなく就学前人口が減少していることが考えられます。しかし、一部の地域では申し込みが集中するなど保育需要に偏りがみられ、政府は令和3年度からスタートした「新子育て安心プラン」に基づいて引き続き待機児童解消のための取り組みを進めていくとのことです(※2)。2024年2月にはこども家庭庁より、保育所への入所申請が2026年度からオンラインでできるようになることを目指して全国の自治体で申し込み内容を統一し、スマートフォンなどがあればウェブ上で手続きを完結できる仕組みをつくることが発表されました。一方で、待機児童の解消は重要ではあるものの、それだけでは保活自体の負担が軽減されたとは言い切れないでしょう。保活を始める子育て世帯は、入所申込が開始する前から自治体とのやり取りや園との調整のために膨大な時間と労力が必要となります。入所申込のDX化も未だ道半ばです。それに加えて、引越しや転勤の必要性があった場合、引越し先での保育園を探すためにイレギュラーな対応が求められます。2024年2月に実施した保護者175名を対象にしたアンケートでは、25.1%が「引越しや転勤に伴う保活を経験したことがある」と回答。そのうち86.4%は「とても大変だった」もしくは「少し大変だった」と回答しています(※3)。苦労した点として以下が挙げられています。・子育てしながらの引越し作業(86.4%)・各自治体への電話・訪問でのやり取り(68.2%)・保育園への問い合わせ作業(59.1%)・希望の保育園に入れなかった(43.2%)また上記のアンケートでは15.9%が「自分が退職する必要があった」と回答しています。共働き家庭が7割を超えた今、ライフスタイルの異なる時代背景をベースに成立していた企業の転勤制度も再考が必要と思われます。企業が社員に転勤の辞令をだすと、想像以上に社員とその家族に負荷がかかっている可能性が高いです。多様な働き方が推奨される時代において、企業は社員自身だけでなく、その社員のパートナーのキャリアや子どもにも大きな影響があることを理解する必要があると考えられます。引越しや転勤に伴う保活を経験されたことがありますか?引越しや転勤に伴う保活は大変でしたか?※1 こども家庭庁 「令和5年4月の待機児童数調査のポイント」 ※2 こども家庭庁 「新子育て安心プラン」 令和2年12月21日公表 ※3 2024年2月株式会社コドモン実施調査「引越しや転勤に伴う保活の課題」について経験者座談会*メディア関係者 A様*ハフポスト日本版ニュースエディター 相本 啓太様*株式会社コドモン コーポレート統括部 ゼネラルマネージャー 北原 恭子*株式会社コドモン プロダクト開発部 リプレイスグループ モバイルリプレイスチーム 重田 桂誓*聞き手コドモン広報■誰にでも起こりえる保活の負担-今回は「引越しや転勤に伴う保活の課題」について経験者のみなさまのお話をおうかがいします。「待機児童問題も落ち着いたし保活しやすくなっただろう」というところで思考停止することなく、誰の身にも起こりうる転勤や引越しにおける保活・育児では、今でも保護者や子どもの負担になっていること、そして子育てを取り巻く環境や制度の課題について考えていきたいと思います。社内でも「保活があるため引越しを断念した」というメンバーもおり、転勤や引越しによる保活は非常に課題だと感じています。それではまず、自己紹介をお願いします。メディア関係者A(以下、A):現在テレビ局で記者をしていて、東京に引っ越してきて6年目になります。大体弊社は地方局で下積みをして、その後東京に転勤というのがスタンダードなキャリアなんですが、私は地方局にいるときに子どもを授かりまして、そのとき夫が東京に単身赴任だったので3人の子どもを地方でワンオペで育てていました。そこからやっと自分のキャリアが実ってきて、「さあ東京に異動するぞ」と、子どもを連れて転勤となったときに保活の壁にぶち当たりました。壁というのは、行政の制度の壁と、企業も含めた社会全体の壁と2つあります。特に企業においては、家計の主たる男性が働いていて、そこに女性がキャリアを合わせて引っ越すというのを前提とした制度になっていると思ったんです。一方で、保育園は男女ともに働いて子どもを家庭で養育できないことを想定に制度を作っているので、転勤制度とのミスマッチが生じているんですよね。女性も男性と同様にキャリアを積んで転勤が生じる可能性があるということを想定したものになっていないので、道なき道を切り開いていかないと、自分が働く環境も子どもを育てる環境も整えられない社会になってるんだという壁にぶち当たったという経験があります。こういった問題意識から5年くらい前に転勤に伴う保活の壁をテーマに記事を書いたんですが、当時は同じような状況の方はあまりいなかったけど、だんだん増えてくる中で、別に女性に限らず男女の働き方の課題に変わってきていると感じています。後ほど詳しくお話しできたらと思います。よろしくお願いします。相本(以下、相):ハフポストの相本と申します。保活の話の前に、私は育児をするために新聞社を辞めて、今ネットメディアにいる経緯がありまして、そのことについてお話しさせてください(※)。2013年に新聞社に入社して記者を続けてきて、子どもが生まれたのが2021年の4月でした。当時は社会部に所属し、警視庁捜査1課担当というハードな仕事をしていたのですが、子どもが生まれる2ヶ月前にリーダー役を務めることになりました。そこで、今となってはとても反省してるんですけども、パートナーに1年間育休を取ってもらったという経験があります。その後、子育てと仕事の両立のために育休を取ろうとしましたが、リーダー役を途中で放棄することはあり得ないという風潮がありましたし、代わりの記者はおらず、仕事が属人化していたので、結果的にパートナーのキャリアを終わらせる一歩寸前までいってしまいました。そして、夫婦で話し合い、子育てはずっと続くという観点と、2人がキャリアも子育ても妥協せずに生活するために、まずは私が思い切って環境を変えようと、退職したという経緯になります。辞めた後、パートナーが育休明けに北海道に転勤することになり、そこで1回目の保活が始まりました。さらにその半年後に、パートナーの転職をきっかけに北海道から東京に戻ることにしました。そこで2回目の保活を経験しました。詳しくは後ほどお話させていただきます。よろしくお願いします。※ 相本記者の実体験を執筆した記事「妻の育休期間が終わればどうすれば……」私が新聞記者を辞めた理由は「子育て」だった(2022年10月17日)「妻の育休期間が終わればどうすれば……」私が新聞記者を辞めた理由は「子育て」だった : 北原(以下、北):コドモンでコーポレート統括部のゼネラルマネージャーをしております、 北原です。私は子どもが2人いまして、 前職に勤めていた2021年の2月にパートナーの会社の都合で名古屋への転勤の辞令が出まして、2021年4月名古屋に転勤して今も名古屋に住んでいます。転勤の辞令が出たときには長男が2歳になる少し前で、土地勘のない名古屋で住居探しと保活を同時にやらなきゃいけない状況になりました。家が決まらないと保育園の申し込みもできないので保育園を探しながら家もどこに住むかというのも同時にやっていてかなり苦労しました。リモートワークが可能な会社だったので、仕事をしながら名古屋と東京を5回くらいは往復したと思います。2回目の保活とはいえ、往復しながらの保活はなかなか大変でした。さらに東京と名古屋を往復している間に2人目の妊娠が発覚しまして、体調が悪いのは忙しいせいだと思ってたんですけど実は妊娠していたということがわかり、つわりと戦いながらの保活はもう本当に記憶がないぐらい大変でした。詳しくまた今日お話しできたらと思ってます。よろしくお願いします。重田(以下、重):コドモンでエンジニアをしている重田と申します。いま4歳と2歳の2人の子どもがいます。以前の職場に勤めていたときの話になりますが、2021年の4月に第2子が生まれたことをきっかけに保活と引越しを考え始めました。当時、1人目は保育園に入れてなかったんですけど、第2子が生まれるとなると当然パートナーは出産のため入院することになります。そのとき初めていわゆる「ワンオペ育児」を経験しました。1人で1日中子どものことを見るのは初めてで、すごく大変だと実感して、これは保育園に頼らないとやっていけないなと思いました。同時に、当時マンションの3階に住んでたんですけど、エレベーターがなかったんですね。子どもが2人いるなかで階段を上り下りするのは無理だというのがあって、引っ越しせざるを得ない状況になりました。なので、いい物件を探すと同時に、保育園に入りやすいエリアってどこなんだろうというのを調べていました。当時パートナーは働いていなかったんですが、仕事をしてない状況でも2人子どもがいて大変だったら保育園って申し込めるんだろうなって思ってたんです。だけど実は、共働きじゃないと入れないとそこで初めて知って。ただパートナーも働き始めたいっていう気持ちはあったので、初めは契約社員だったり短めの時間でも働きやすいところにって思ったんですけど、そうすると入所の点数が全然足りなくて、、それで焦って、こういうときどうやって保育園探したらいんだろうって、全然わかんなくて色々苦労したという経験があります。具体的には後ほど詳しくお話させていただきます。今日はよろしくお願いします。座談会の様子■地方と東京勤務、計3回の保活を経験-ありがとうございます。転勤や引越しの経緯もそれぞれだと思いますが、具体的に大変だったことをおうかがいできますでしょうか。またそういった大変なことや課題っていうのを解決するためには、今の社会には何が必要なのか、というところも一緒におうかがいできたらと思います。A:私は子どもが3人おりまして、それぞれのタイミングでそれぞれの保活がありました。1人目の子どもが生まれたとき地方支局に所属していて、同じ会社のパートナーは別の地域で働いていたんですね。これはうちの会社の課題だと思うんですが、夫婦を同じ勤務地にさせないという暗黙のルールがあったんです。なので必然的にワンオペになるんですが、1人目のときは育休中だけ夫の赴任地にいて、仕事に復帰するときに地方に戻るため遠隔で保育園を探さなければいけないという苦労がありました。2人目のときも同じように育休中にパートナーの赴任地に行きました。そしたら今度は、引っ越すのであれば保育園を一回退所するように言われたので、1人目が保育園を辞めて、私の仕事は地方に籍を置いたままパートナーの赴任地に行き一緒に暮らしました。一度保育園を辞めてしまったので、地方に戻るにあたってもう一度保活をすることになったんです。だけど、このまま転勤によって人生設計が立たない生活から脱したいと、当時大学院に進学して資格を取ろうと思って受験して、育休中に合格したんですけど、今度はそうすると学生の身分で東京で入れる保育園がなくて。共働き前提なので学生は点数が低く、仕方なしに、大学院は断念して復職することにして福岡で保活し、なんとか保育園に入れました。保活があったために大学院を諦めキャリアチェンジに失敗したというのが、2人目の保活でした。3人目の保活のときは、3人の子どもを連れて地方から東京に転勤することに。当時の東京は待機児童激戦区でした。住民サービスである保育園は当然住んでいる自治体の住民が優先で入れるので、遠隔で挑戦しなければいけないという苦労が生じて、保育園が見つからないと住む場所は決められないけど、住む場所がないと保育園は見つけられないという、 みんなが経験するジレンマに陥いりました。3人の保活を経験して、体力的に大変だったと感じるのは、3人目の東京に転勤するときだったんですけど、心理的に辛かったのはやっぱり2人目のときで。キャリアチェンジに失敗して、大学院に行きそびれたっていうのは、今もちょっと心のどこかに引っかかっていて、もう少し子育てが落ち着いたら再チャレンジしたいなとは思ってます。じゃあ社会をどうしたらいいのかなっていうのは、やっぱり大前提として男女ともにそれぞれ夫婦が対等にキャリアを築かなきゃいけないという想定に社会がなっていかなきゃいけないと思います。女性が働くっていうのがイレギュラーだった時代に、 家で見るべき子どもを見れないから、保育園がその地域で自治体サービスの福祉として代わりに子どもをみるという想定を今でも引きずってるから、だから、自治体間連携ができてないし、女性のほうがパートナーのキャリアに合わせて動いたら今度は仕事を持ってない無職に陥るから保育園に入れないし、キャリアも築けないしって、あらゆる弊害が生じるということを感じました。最近ではこども誰でも通園制度の導入が検討され、働いていても働いていなくても保育園に入れますっていう制度に転換しようとしてるので、それはどんどん進めていただきたいと思います。もう1つは、もう保育制度だけいじってもしょうがなくて、会社が転勤を命じたら実はその相手のパートナーの人生を犠牲にしてたり、もしくはそのパートナーの会社側の福利厚生に実はただ乗りして見えないところでフリーライドしてる人がいるんだぞっていうのをみんなが認識すべきと考えています。■妊娠中に名古屋と東京を往復しての保活北:今のお話、本当に共感しました。私も保活は全部大変でしたけど、特に住むとこが決まらないと保育園が決められないっていうところが1番苦労したところで。パートナーの会社では共働きの子育て世帯が帯同して転勤するという事例がなかったみたいでして。制度も特段整っていなかったので、名古屋と東京を往復するところの費用補助については2回までだったところ5回往復して半分以上は自己負担でした。あと、結局保育園自体が多く、空きがあり入りやすい名古屋の中心の地域に住むしかないので、住宅補助制度の条件と全然金額がマッチしなくて住宅補助制度を受けられず、全額自己負担になってます。あとは、私がリモートワークだったので、働きながらなんとか保育園を探したりとかもできたんですけれども、 フルリモートワークだとそもそもの点数が低いんですよ。在宅勤務なら家で子どもみれるでしょうっていう扱いをされてしまうんですね。なので、応募したところで入れるかわかりませんよ、認可外も探してくださいねと自治体から言われてしまいました。さらに自治体は認可外の情報は持ってないので自分で調べるしかなく、認可外の保育園にも見学に行く必要がありました。入れなかったらもうしょうがない、仕事を辞めるしかないという覚悟でした。転勤する人のパートナーに対しての制度が整ってないところは行政も企業も課題としてあると思います。最終的に仕事を辞める選択をしなくて済んだのは幸いだったんですけれども、結構周りの方の話を聞いてると、退職されている方が多かったりするんです。結局どちらかが犠牲になり仕事を辞めなければいけなくなることを、行政も企業も理解して変わっていく必要があると思います。■保育園が決まらないと引っ越せない、引っ越さないと保育園が決まらない重:私も同じく、保育園探しと引越し先探しを並行してやるときに、どうしたらいいか分からずすごい苦労しました。子育てを快適にするために引越したいのに、引越した先で保育園に入れなかったら本末転倒ですよね。なので、どうしても保育園に入りやすい引越し先を探したいっていうのがあって、どう探したらいいかなっていうのを考えました。最初は自治体ごとの待機児童の数が参考になると思ったんですけど、自治体ごとに数字が出ていても結局市とか区でまとめられてると実態が見えなくて。結局地図を見て、通えそうな保育園を一つひとつ入りやすいのかどうか見ていくしかないなっていうのが大変でした。色々試行錯誤して役所に電話したり、直接話を聞いたり、最終的には、昨年度の入所倍率や入所者の最低指数っていうものがデータとしてあるので、そういうところを参考にすれば、おおよそ入れそうかどうか当たりがつけられるなっていうのにたどり着きました。ただ、すべての人がそこまでたどり着けるとは限らないので、もっと分かりやすく情報として出てるといいなと思います。入所者最低指数に関しては、自治体によってはウェブサイトでデータを公開してるんですけども、 役所まで行かないと教えてくれないところもあったので、まずそういうデータをちゃんと公開するところから始めて、それを分かりやすい形に加工して表示するところまでやってくれたら嬉しいなって思います。あと最初に話したのですが、僕は恥ずかしながら2人目の子どもが生まれるまで1人で子どもの面倒を見るってのはすごい大変だって実感できてなかったんですね。そのときに初めて危機感を持って保育園探さなきゃっていうのに気づきました。妊娠とか、出産、産後のことについては、比較的行政からプッシュ型の支援があるのに対して保育園に関する情報って全然プッシュ型ではこなくて、自分で取りに行かないといけないっていう感覚があります。例えば双子が生まれるとか、子どもが2人目、3目とか、そういった大変になるような状況がわかってるんだったら、プッシュ型で教えてほしかったなっていうのを思いました。引越し準備中とか一時保育が使えたらいいなとも思いましたが、色々調べて電話したり、預けるための準備もいるなと思うと、忙しいなかで自分から情報を取りにいくのは限界があると思いました。なので、プッシュ型の情報配信がもっと増えてほしいです。■保活は「地取り取材」相:みなさんにもう網羅的におっしゃっていただいて、本当にその通りだととても共感します。色々課題がありますが、前提として転勤そのものがもうすべての元凶だと感じたのと、保活は完全に「取材」でした。しかも、取材の中でも「地取り取材」で、足を使って電話かけまくってという取材と一緒だなと思いました。順番に説明すると、北海道での保活はパートナーの転勤が始まりで、私たち夫婦はなるべく転勤はしたくないと思っていたのですが、行かざるを得ない状況になりました。ただパートナーの両親も働いてますし、結果的にワンオペになってしまうんじゃないかと思ってたんですが妻の両親も最大限のサポートをしてくれ、私が転職で今の会社に入って北海道からリモート勤務も可能ということだったので、私が2週間北海道に滞在して、その後東京に戻って2週間生活して、また北海道に行ってという感じで過ごしていました。保活自体も妻の両親の協力もあって保育園に入りやすい地区で住居を探してなんとか無事に保育園に入ることができました。その後、パートナーが興味があった分野に転職も決まって、勤務地が東京だったので東京に戻ることになりました。そのとき、パートナーと子どもは北海道にいたので、私が東京で保活をするという状況になったんですけど、ここからが本当に「取材」でした。主にパートナーが東京都内の23区、その他の市町村にも網羅的にまず電話をかけていきました。元々東京で馴染みがあって住んでたところは、保育園には入れないっていうのがわかっていたので、ちょっと都心からは離れてるけどその地域が保育園に入りやすいということで住むと決めました。あとはみなさん言ってましたが、保活と不動産を同時並行してやりながら、ここだったら保育園に入れそうだという地域を選んで不動産を契約しました。そこから保育園見学で、私が東京にいるので3~4箇所回ったんですけども、1日に3つ4つの保育園を見学できるようにはもちろんならなくて、数日に分けて行きました。なので不動産と保育園の見学で、計10日以上は午後休を取ったり昼休みちょっとだけ抜けますとか言ったりしてなんとかやっていました。これは、転職したからこそ私がそうやって動けたっていうのは大きかったです。難しかったという点で言えば、やっぱり「保活は取材だった」という点で、ガンガン電話かけてその地区に行って、見学して、役所も訪れてっていう、これはやっぱり時間がかかるわけですね。何日間かやっぱり必要になるし、共働きで働きながら転勤もありながら、これができる人っていうのは非常に限られているのかなって思います。じゃあこれどうしたらいいのかなって考えたんですけど、これが現実的かどうかちょっとエンジニアじゃないからわからないんですけども、何十回と電話して入れそうなところを選別していくんじゃなくて、プラットフォームみたいに画面で一覧で空きが何個あるかとか見れるようなものができたらいいなと思います。大体ここに住めば保育園入れるんじゃないかなっていうのがわかるようになればかなり負担も減ると思ったんです。A:相本さんのお話、ものすごく共感しました。もう保活は完全に取材ですね。地取り取材。1回目で出てきた窓口の人が担当じゃなくて答えられなかったら課長を出してくださいとお願いするみたいなのって、もう本当に取材スキルで、これをすべての人がやるのはやっぱりおかしいと思いました。本当におっしゃるように、プラットフォーム化してほしいなっていうのは私もすごく思ったんです。あとは重田さんがおっしゃってたみたいに行政からプッシュ型で情報が出てこないっていうのもすごく共感しました。自分から情報取りに行かないと出てこないのなんでだろうって考えたんですけど、政府はすべての人に対してサービスをしていきますが、保活は共働き想定で全体の中の一部の人たちだっていう認識だから全員に対してアプローチする感じで情報を出してこないんじゃないのかなってすごく 思いました。なので情報も標準化しないで、自治体ごとにバラバラで、それもやっぱり保育制度が各自治体の責任で保育園の入所マッチングをする実施主体が自治体になってるせいだと思うんですよね。実施主体が違うにせよ情報を標準化してほしいと思うんですけど、じゃあなんでそれを標準化しないのかなって考えると、おそらく自治体がそれぞれ入所マッチングで忙しすぎて情報を出すところまで手が回ってないとかもあるのではと思って、お互い手を結ぶところまでいけてないのかなと思ってます。でも、せめて入所マッチングのところを自動化して各自治体の裁量ではなく楽なマッチングで負担を減らして、その分空いた余力でちゃんと情報を出すみたいなところをやってほしいって思います。■経験をもとに作成した「入りやすい保育園マップ」-ありがとうございます。入りやすい保育園を可視化するプラットフォームのお話がありましたが、まさに重田さんの作った「入りやすい保育園マップ」がそれにあたると思いました。ぜひ重田さんご説明いただけますでしょうか。入りやすい保育園マップ入りやすい保育園マップ : 重:プラットフォームがほしいというのはまさにその通りだなと思って、僕自身も保活の大変な経験から入りやすいところを探しやすくしたくて、友人と2人で「入りやすい保育園マップ」を作りました。こちらデータは現在古い状態になってるのですが、地図に保育園の位置がわかるようにマーカーが表示されています。マーカーの色が鮮やかな濃い青からだんだん薄くなる3段階あるんですけど、これで入りやすさを表現してます。濃い青が入りやすくて、薄くなるにつれて入りにくいことを示してます。これはどうやって表示してるかというと、保育園の前年度の申し込みした人の入所者最低指数、つまり入れた人がどれくらい低い点数でも入れたかっていうのを参考に入りやすさを色分けして表示してます。なのでこれを見るとパッと色で自分の引っ越し先とか住んでる場所の近くに入りやすい保育園があるのかわかるようになっています。オープンデータといって、各自治体が公開してるデータがあって、たまたま港区だけ入所者最低指数を公開していたのでなんとか作れたんです。最初は港区だけが公開してくれてる状態だったんですけど、後に台東区の方ともちょっとやり取りさせていただいて、情報を出してくださったりとか、中央区の方で個人でデータを集めてエクセルで見れるような形にしてくださってる方がいらっしゃって、そういった方からの情報提供を受けて、中央区にも対応したりして、広がっていきました。だけどやっぱり、自治体のデータが必ずしも毎年新しいものに更新されるわけじゃなかったり、データの形式がバラバラで対応が大変だったりするので、現時点では少し古めのデータが表示されてる状態になってしまっています。本当はこういったものが全自治体に広がって、入りやすさが分かるだけじゃなくて入所の申し込みとかまでできるといいなとは思ってるんですけど、まだまだそこまでのサービスは世の中になくて。やっぱり自治体側の持ってる基幹システムのデータとどう連携するかとか、自治体ごとに入所者の選考の仕組みがバラバラだったりとかするので、そこを統一したプラットフォームを作るというのは長期的には絶対やった方がいいと思うんですけどまだまだ難しいところとかがあってすぐにはできないんだろうなと思います。入りやすい保育園マップA:中学受験だと各学校が出願者数と募集人数を公表してるわけですよね。それを民間の塾が取りまとめてたりしてますが、保育園の場合は各園ごとじゃなくて自治体が材料を握ってるから取りまとめとかできないのかもしれないですけど、自治体もデータ持ってるはずなので入所マッチングのためのデータ開示とかできないのですかね。ちょっと厳しいですかね...自動でデータが出力されて公開されるみたいなシステムにできないのかなと。重:おっしゃる通りで、こういったことは技術的には全然できることだなと思います。ただネックになるのは、予算とか誰がリーダーシップ取るのかみたいなとこだと思うんですよ。ちゃんと全体の枠組みを設計して推進すれば、実現できると思うので本当にもったいないなって思います。相:重田さんに共有していただいたマップ、当時私たち夫婦が保活をしていたときに、パートナーがGoogleのマイマップを作ってどこの保育園が入りやすいっていうのをピン止めしてたんですね。私がそれをみて足で稼ぐためにそのピン周辺を歩いて、不動産屋探して、家を見つけて、保育園に行って、さらにその保育園で本当に0歳児クラス入れますかねみたいなことを園長先生とかに聞いて、多分うちは大丈夫ですよっていう情報をまた集積してくみたいなのを繰り返していました。だからやっぱり見える化っていうのは非常にやりやすかったなっていうのと、逆に言えば夫婦で共働きで子育てしながらここまでやらなければならないというのが、やっぱり非常によくないと思ってて。だからこの重田さんが作られたマップ、今一目で見て、うわ、すごいなと思いました。例えば自分が昨日まで思い描いてたのが、先ほど言ったようなプラットフォームがあり、「夫婦共働き」「何歳児クラス入園希望」といった情報をタブでクリックしていけば、大体どこの保育園が入園できそうというのがわかるような技術があればいいなと思ってて。今重田さんも可能だっておっしゃってたんで、実現していけばいいなって思ったし、今までの話を聞いて、やっぱり1番思うのは私とかAさんとか、我々は記者という職業で人に会いに行って話を聞くとか、電話をするとかっていうことに慣れてはいるけど、全員がそういう職業ではないですよね。だから情報を取りに行くっていう姿勢を多くの人にさせてるっていうのが本当によくないことだって今日改めて思いました。■ジェンダー、多様性、働き方、すべて子育てに関わるーこういった保活の課題の中で、子どもがいる女性が男性同様に働いてキャリアを築くことの難しさや男性も女性同様に育児に関わることが難しいなどのジェンダー不平等を感じた経験があれば教えていただきたいです。またそれらを解決していくために今の社会には何が必要でしょうか。北:そうですね、転勤とかに関わらず、私はリモートワークができたことで転勤に伴って仕事を辞めなくて済んだなと思っているので、働き方の柔軟性が整っていくといいなって思います。そうすることで保育園のお迎えや子どもの用事で仕事を中抜けするなどが制度的にも社会的にもしやすくなるといいなと思います。男性も女性も、子どものお迎えなどにあわせて帰宅できるようにすると育児の負担が偏ることもないのかなと。今私は名古屋に住みつつ月1回ぐらいは東京のオフィスに出社してて、2泊とかの出張でも子どもをパートナーに預けることができています。これはパートナーの会社が比較的働き方が柔軟という点があるので、お迎えに行く時間に帰宅できたり、週1日はリモートワークできたりするので、お互いバランスよく働けてると思います。私が泊まりで出張しているという話をすると、周りからは「そんなことうちではなかなかできない」ということを言われることも多くて。子どもがいても働きやすい環境があることに今は感謝してますし、社会全体でそういう会社が増えていくといいなと思います。A:私も冒頭に言ったように、男性が主体で働いてその妻である女性の方はキャリアを男性に合わせていくっていうのが想定されてる会社、まだまだあると思います。でも、今私が勤めている会社なんかはボトムアップですごく変わってきていて、相本さんのように子育てのために転職をしたとか、重田さんのように今までは家探し・保育園探しって女性の方が担うことが多かったけど、男性の方が主に担当しているとか、弊社でもどんどんそういうふうになってきています。上は変わらないけど、下からボトムアップしていく必要があるのかなと思ってます。今まで妊娠とか出産とかがすごく私的なことだから、個人の責任でやれっていうことに社会がなっていたと思います。自己責任にせず、会社も社会も個人の努力にフリーライドするのではなく、子どもを生むことや子育ては社会全体で向き合うべきことで結果的にこの社会を保つために絶対に必要なことなんだっていう認識をもっと持っていただきたいです。この認識を持つことで、さっきも話したような本当はやればできるはずの情報のアウトプットをするみたいなところをもっとやる気になっていただけるんじゃないかと思いました。重:みなさんと被る部分もあると思うんですが、やっぱり働き方の部分が重要になってくると思います。僕自身はIT系の業界で特にウェブサービスとかスマホアプリとか作ってるような業界にいるので、リモートワークもできるし転勤もなかったり、育休も取りやすい状況があったり、恵まれている環境ではあるなと思いました。こういった働き方の柔軟性っていうのがすべての人たちに広がっていくようになるといいなって思います。もう1つは、僕自身、2人目の子どもが生まれたときに、上の子を1人で育児をしてようやく子育ての大変さを実感して「これをパートナーに任せているだけではまずい」っていうのに気づいたっていうのがあります。なので、朝から晩まで1人で育児をしたことない男性がいたら、その大変さを1回経験してみることで課題の強さ、みんなの困り具合がしっかりわかって、解決していこうって思えるのではないかと思います。現状、政治の場や企業でルール策定に関わっている方は男性が多いので、そういった方たちが、子育ての大変さを実感することが大事かなと思います。相:自分は前職を辞めたきっかけが子育てでしたが、当時はやはり周囲の男性の同僚で育休を取ったりしてる人はほとんどいなかったです。子育てや家事は基本的には、主婦とかパートタイムの妻が担ってるっていう状況の人が多かったです。それぞれの家族の形がありますからそれが悪いというわけでは全くなくて、いまは共働きの家庭も増えている中で、家族のあり方が「女性が家庭で男性が外で仕事」という1つの形だけではないというのを、企業も分からないといけないし、 ジェンダーとか多様性とか働き方とか子育てって、なんか全てが全部絡み合ってると思うんですね。じゃあどうしたらいいんだろうって思ったときに、Aさんも言ってたようにやっぱりボトムアップというのが非常に重要だと思ってます。国というより、もう経済界が動いていかないといけない。さらにその中でも、ボトムアップ。社員たちがどんどん声を上げていかないといけないと思ってて。私は今、働き方の取材も子育ての取材も結構してるんですけど、その中で在庫分析クラウドを提供する「フルカイテン」のCEO・瀬川直寛さんが言ってた言葉ですが、20代で24時間働ける男性しか活躍できない会社、そしてそのような人しか評価しない会社、つまり画一的な働き方と画一的な評価しかできない会社っていうのはどんどんなくなっていくだろうし、これから子育てだけじゃなくて介護もあるわけですよね。子育てと介護とを両立する社員っていうのが確実に増えてくるので、20代で24時間働けますよという人だけじゃない。子どもがいたり介護していたり、どんなライフステージにあっても全員が働ける環境というのが多様性の実現であり、働き方改革だと思ってます。なので、そのような会社がどんどん生き残っていけば、社会全体も変わってくるんじゃないでしょうか。逆にそうじゃない会社は危機感を持って、自分たちが変わらないと、優秀な人材もこないんだということにもっと気づくべきだと思います。A:お話しをうかがっていて思ったのですが、今まで働いていて子育てしている女性って企業の中でマイノリティだと思ってきたんですけど、 そうじゃなくて、子育てという人生における大事な局面において働き方とか調整しようとしてる男性って、もっとさらに大変な立場にいると思うんですよね。女性が女性のキャリアだって言っちゃうんだけれども、そうじゃなくて、子育てしている男性が企業の中でマイノリティで、まだまだ育休とりたいとか、お迎えで早く帰りたいとか、そういったことを言いづらい立場にいるっていうところも、目を向けていかないといけないなと思いました。相:「共働き子育て世帯」に特化した転職サービス「withwork」を運営する上原達也代表に取材させていただいて記事にしましたが(※)、共働き世代を対象にした転職サイトに、半年間で男性の登録者数が5倍に増えたというデータがあるんですね(当時)。これ結構ニュースだなと思って書いたんですが、これが何を指してるかというと、やはり男性でも子育てのために転職をする、 自分のキャリアを変えていくっていう選択肢を取る方がどんどん増えてきてるという話なんですね。もちろんキャリアを諦めるんじゃなくて、キャリアアップもしつつ、子育てもやりたいという男性が多いみたいで、それが5倍増という登録者数に表れているのかなと。こうやってどんどん社会も変わってきているということを、メディアの記者である我々が発信して情報を積み重ねていくことも社会が変わっていくきっかけになるのかなと思います。※ハフポスト 相本記者執筆「育児で転職する男性は『あなただけではない』。ワーキングペアレンツ特化のコンサルタントが見た『時代の変化』とは【続報】」育児で転職する男性は「あなただけではない」。ワーキングペアレンツ特化のコンサルタントが見た「時代の変化」とは : ーみなさま、ありがとうございました。弊社も、子育てしやすい会社でキャリアアップしたいということで転職してくる方が男女関係なくすごく多くて、実際に子育てしながら働きやすい環境があるのは確かなので、そういう企業だからこそ、我々が発信していかなきゃいけない部分とか、声を上げてかなきゃいけない部分があるなっていうのは今日も強く思いました。今後も子育てしやすい社会になっていくように我々ができることをしっかり考えていきたいと思います。【株式会社コドモン会社概要】◆所在地:東京都港区三田3丁目13−16 三田43MTビル 3F◆資本金:68,250,000円◆代表者:代表取締役 小池義則◆WEB: ◆事業内容:子どもを取り巻く環境をより良くするための事業を手掛け、働く人にとっても働きやすい組織づくりを体現。子育てに優しい社会に変わるよう多角的に環境整備を行い、社会に貢献する。◎こども施設職員の労働環境を整え、保育・教育の質向上を支える子育てインフラとしての保育・教育施設向けICTサービス「コドモン」の開発・提供。2022年度のサービス継続率は99.7%。2024年3月時点で、全国約18,000施設、職員約36万人が利用。全国約510の自治体で導入および実証実験の導入が決定。導入施設数・自治体導入施設数・契約自治体数でシェア1位※(2023年1月株式会社東京商工リサーチ調べ)。<<お問い合わせ・ご質問等>>株式会社コドモン広報 press@codmon.co.jp 080-7303-6026/080-4466-6738TEL: 03-6459-4318FAX: 050-3737-7471 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月13日転職してからというもの、会社に泊まり込む日々が続いていた夫。ようやく帰宅できると言っていた週末も、社員旅行で結局家には帰ってきませんでした。社員旅行の最中、急用があって夫に連絡しても出ず。かけ直してきたのは同僚を名乗る女性で……!?夫が転職してから数カ月。会社の繁忙期らしく、夫はずっと泊まり込みで働いているようでした。繁忙期が終わった週末、ようやく家族で過ごせると思っていたら、「今週末は繁忙期終わりの社員旅行に出かけてくるから!」「今日仕事終わりにみんなと朝まで飲んで、翌朝そのまま出発するんだ」と連絡が。子どもたちの顔だって何カ月も見ていないというのに……。 家族<<<会社「帰宅する間もなく社員旅行だなんて、あなたの会社はおかしいんじゃないの?」とたまりかねた私が言っても、「今年転職したばっかりだし、誰よりも仕事をこなしてアピールしていかないといけないんだ」「中途採用が不参加なんてありえないだろ、他の部署の人たちとも交流できるせっかくの機会なんだし」と意思を曲げない夫。 「家のことも子どもたちのことも、全部お前1人に任せてごめんな……」という謝罪はあったものの、私の腹の虫はおさまりませんでした。「社員旅行から帰ったら家に帰れるから、もう少しだけ辛抱してくれよ!」との言葉を残し、結局夫はそのまま飲みに行ってしまったのです。 夫の同僚の女性数時間後――。 見知らぬ番号から私のスマホに着信が。普段なら出ないのですが、なんとなくその時は出てしまいました。 「どうもはじめまして!」と電話口からは明るく元気な女性の声。一瞬セールスかと思ったのですが、相手は夫の同僚の女性でした。 一通りの挨拶を済ませると、同僚の女性は「お宅の旦那さん、『奥さんが仕事を理解してくれなくて参ってる』って落ち込んでいて……」「奥さんとして旦那さんを心配するのはわかりますけど、彼はご家族のために仕事をがんばっているだけなんです。わかってあげてください」と話し始めました。 転職早々、数カ月も家に帰れず、会社や会社近くの寮に泊まり込んでいる夫。それを心配して何が悪いんでしょうか? 「会社に寝泊まりなんて会社員なら普通のことですよ」という彼女に、「あなたも夫のように数カ月の間、会社に泊まり込んでいたんですか?」と尋ねてみました。すると、彼女は若干まごつきながら「まぁ……人によりけりですけど、私だってたまには寝泊まりすることもありますよ」と答えました。 なんか怪しいなぁと感じた私は、さらに彼女に質問をぶつけることに。「今回の社員旅行の目的は?」と聞くと、「もちろん、寝食を共にして社内交流を活発にするためですよ」と彼女。すでに何カ月も会社に寝泊まりして、会社の皆さんと寝食を共にしているというのに、参加する必要があるのでしょうか……? 「うちには父親の帰りを待つ子どもたちがいるんです」「うちの夫は社員旅行不参加でお願いします。今日の飲み会が終わったら帰宅させてください」と言うと、相手の女性の声のトーンが変わりました。 「家族のために社員旅行不参加って」「奥さんのくせに、出しゃばりすぎじゃないですか?」 あざけ笑うような口調に、思わず「……はい?」と聞き返してしまった私。「っていうか、子どもを理由に使わないでくださいよ。奥さんの焼きもちでしょ?」「旦那さんが帰宅せずに、社員旅行を楽しむのが嫌なんですよね?」と女性は斜め上の理論を展開。 「旦那さんから聞いてますよ。『子育てを理由に外で働こうともしない最悪な嫁』だって!」「家でグータラ専業主婦をやってるだけの奥様には、仕事のことなんて到底理解できないでしょうけどね!」とまで言われて、開いた口が塞がりませんでした。 そもそも、結婚を機に家庭に入ってほしいと言ったのは夫の方だったのに……。それにしても、なんだかきな臭い……。 高くついた嘘の代償翌日――。 とあるところから連絡を受けた私は、慌てて夫に電話。何度かけても出てくれません。ようやくかけ直してきてくれたと思ったら……例の同僚の女性から電話がかかってきたのです。 「もういい加減にしてください!さっきから何度も何度も電話かけてきてうるさいんですけど!」とヒステリックに怒鳴る彼女に、「急用があるので、夫に代わってもらえますか?」と冷静にお願いしました。しかし、「旦那さんなら疲れたのか、寝てますよ」と彼女。 「急用なんです、今すぐ旦那を起こしてください」と何度お願いしても、「グータラ主婦の急用より、社員旅行を楽しむ方が優先です」「私は彼を起こしません。二度と電話をかけてこないでください」の一点張り。 「奥さんは旦那さんを束縛しすぎです!」「今は楽しい社員旅行中なんですから邪魔しないでください」「社員総出で謝罪会見中だけど」「え?」 私が慌てて夫に電話をかけた理由は、夫の会社から「あなたの旦那さんの社内PCから顧客情報が流出した」「旦那さんと連絡がつかない」と連絡を受けたから。社長や役員たちは総出で記者会見に。社員たちも総出で原因調査や被害調査を行っているとのことでした。 そう、社員旅行なんてしている場合ではないのです。もっとも、社員旅行も嘘でしょうが……。 「ほ、本当だ!彼のスマホ、会社やいろんな人から電話が来てる……」「全部奥さんからの連絡だと思って無視してたのに……」と彼女も大慌てでした。 結局、情報流出の原因となった夫のPCは隅から隅まで調べられ……仕事をサボってネットサーフィンしていたことや、検索履歴から何から何まで白日のもとに晒されることとなったのでした。例の同僚の女性との浮気社員や日頃のやり取りも残っていたそうで、社員の方が丁寧にすべてまとめて送ってくれたのでした。 他の社員の方によると、繁忙期はとっくに終わっていたそう。しかも、会社の規定で会社での寝泊まりは厳禁。さらに、夫は毎日定時で帰っていたというのです。 夫は例の同僚の家に毎日帰っていたそうです。「家族のためを思って転職した」なんて、よく言えたものだと呆れてしまいます……。当然、夫も同僚女性も責任を問われ、会社をクビになりました。 私は会社の方からいただいた浮気の証拠写真をもとに、夫と離婚。浮気相手の同僚女性には慰謝料を、夫には慰謝料と養育費を請求しました。これからは子どもたちを1人で育てていかなければならないので、そのお金の一部を使って資格のための勉強をしています。早く手に職をつけて、子どもたちが幸せに暮らせるようにがんばっていきたいと思っています。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年03月12日私は40歳のとき、転職活動をすることになりました。そこで、今でも使える証明写真はないかとデータをチェックしていたところ、5年前に撮影したものを発見。そのまま使えるかなと期待して写真を見たところ、私は違和感を覚えました。5年前の写真と今の顔は全然違うのです。顔がたるみ、表情が変わってしまったようなのです。そこで、何とかするべく始めたことについてお伝えします。昔の証明写真から顔のパーツの変化に気付く私は30代の半ばごろから徐々に太り始めてきたので、体形の変化は意識していました。顔については、顎の肉付きが気になることはあるものの、普段あまりメイクしないこともあり、まったくのノーマーク。そのようなとき、転職活動をきっかけに昔の証明写真のデータを見る機会がありました。5年前に撮影した証明写真に写っている私は35歳。つり眉で、キリっとした目をしています。40歳の私とは、顔の印象がまるで異なるように感じました。そこで改めて自分の顔を鏡で見てみると、眉毛は下がり眉。目元も垂れ下がっています。5年前と比較すると、顔のパーツが全体的に垂れており、ぼんやりした表情になっていることに気が付きました。転職活動で5年前の証明写真を使おうと思っていましたが、顔の雰囲気があまりに異なるため断念。5年の間にこんなに顔の印象が変わるものなのかと驚くとともにショックを受けたのです。顔の表情が変わった原因を調べてみた35歳の私の顔はりりしい印象があり、できることならこのときに戻りたいというのが本音でした。もちろんそれは不可能です。とはいえ、どうにかならないかと思い、垂れ下がった顔になった原因をネットで調べてみました。そこでわかったことは、年齢を重ねると顔がたるみ、表情の印象が変わる人が多いということです。得た情報をまとめてみると、20代の平均的な顔の特徴は各パーツがハッキリしているということです。重心が顔の上半分にあるため、顎のラインもスッキリしているそうです。しかし30代になると、目元や口元が徐々に垂れてきて顔の重心が下がってきます。そして40代になると、顔の凹凸もハッキリしなくなり、全体が重たい雰囲気になるそうです。つまり私の顔のたるみは、30代から40代にかけての女性によく起こる変化だったようです。衰えた筋肉を回復させるために顔トレ中さらにショックだったのが、顔がたるむことにより、老け顔になってしまうという情報。たしかに40歳の垂れ下がった顔を見て、明らかに老けたという印象を持ちました。その情報によると、顔のパーツが垂れ下がる原因は筋肉の衰え。そこで私は顔の筋肉を回復させて垂れ下がったパーツを引き上げたいと思うようになりました。ついに私は顔の筋トレを実践することを決意。しかし、あまりハードルを上げてしまうとなかなか継続できません。そこで私が思い付いた方法が、顔の筋肉を使う機会を増やすために、オーラルケアとして洗口液を使用することです。洗口液を口に含んで行き渡らせる行為が、顔の筋トレにつながると考えたからです。日ごろから口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」と発声する方法も継続しました。テレビで紹介されていた表情筋トレーニングを参考にしたオリジナルの方法でしたが、よほど顔の筋肉を使っていなかったのか、口を開けただけで筋肉の筋が伸びるのがわかりました。まとめ顔の筋トレは5年たった今も継続中です。ややスッキリしたかな?という気はしますが、顔のパーツの位置を35歳のときに戻すのは難しいというのが現実です。最近も証明写真を撮る機会がありましたが、やっぱり下がり眉であることに変わりはありません。ただ、何もしないでいると、年齢を重ねるごとに顔のパーツがさらに垂れ下がる可能性大。そこで現在は、日ごろから鏡を見て顔のパーツの状態をチェックするようにしています。洗口液を使う、表情豊かに会話する、口をいろいろな形で開けるなど、ちょっとしたトレーニングを実践中です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師)美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。著者/ひこすけ(45歳)仕事で海外と日本を行ったり来たりしているため生活が乱れがち。
2024年03月12日皆さんは、仕事で失敗してしまったことはありますか?今回は「社長にクビを言い渡された理由」にまつわる物語とその対処法を紹介します。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)イラスト:モナ・リザの戯言※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。冷房を消して大損害が…IT企業で事務の仕事をしている主人公。ある日、誰もいない社内で冷房がつけっぱなしの部屋を見つけました。日頃から職場の人に過度な節電を強要していた主人公はすぐに冷房を消すことに。しかし主人公が冷房を消した部屋は、サーバ室だったのです。その後、サーバ室は熱され、サーバがダウンして大損害が出ました。主人公は「誰も消しちゃダメなんて教えてくれなかった」と言い訳しますが…。出典:モナ・リザの戯言長く勤めている割に、サーバについて知識がないことを指摘された主人公。社長に「キミ明日から来なくていいよ」と言われ、主人公は「え!?」と焦ります。そして「ま、待ってください…」と社長を呼び止めると…。主人公は会社に20年勤め、節電を徹底してきたことを社長に訴えたのです。しかし社長には会社に残るなら自分で損害賠償金を支払えるのかと言われて、自主退職することに。その後、転職した主人公は、転職先でも自分が起こした失敗のしわ寄せがくるのでした。読者から募集した社長に「クビ」を言い渡されたときの対処法○これまでを振り返る社長から直々に、突然クビを言い渡されるなんて、何かしてしまったに違いありません。自分がこれまでの仕事で何をやらかしてしまったのか、振り返って考えます。(30代/女性)○謝罪する結果は変わらないと思いますが、社長からクビと言われるようなことをしたら退職までに謝罪します。次の転職先でも同じことを繰り返さないよう反省したいです。(20代/女性)※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。
2024年03月11日結婚4年目に待望の息子・ひぃ太君を出産したじゃじゃ子さん。出産前、2人目妊娠中の友人が「旦那とする回数が激減した。男として見れん」と発言し衝撃を受けます。しかし、自分は子どもが生まれたとしても夫と仲良しだろうと自信満々だったじゃじゃ子さんでしたが……。マイホームへのこだわりが強い夫は産後で体調も万全じゃないじゃじゃ子さんに対し、床についた傷を指摘したりと文句ばかり。そして「昼間ずっと一緒におるんやから気をつけて見といてよ。なんで見とかへんの?」と衝撃の一言を投げかけます。しかし、産後でメンタルが弱っていること、毎日寝不足で話し合う元気すらないじゃじゃ子さんは「ごめんなぁ」と謝りその場を凌ぐのでした。 このころ、夜ひとり時間を満喫する夫に対し不平等さを感じるようになります。そして、夫からの夜のお誘いが億劫に感じるように。夫の機嫌を損ねないためにこなす日もあり、じゃじゃ子さんの中で性生活が負担に変わっていくのでした。 そして、ひぃ太君が生まれてから初めての結婚記念日を迎えます。ひぃ太君をじゃじゃ子さんの母に預け夫と久しぶりに2人の時間を過ごすことに……。話をして良かった…… 「実はちゃんと話したい事があって…」と切り出すじゃじゃ子さん。床の傷のこと、少しでもいいから自由時間が欲しいこと、2人目を考えているなら育児と家事に参加して協力してやっていきたいとこれまでの思いを夫に打ち明けます。 じゃじゃ子さんの本心を知った夫は反省し、2人で頑張ろう!と言い、手を取り合います。そして、じゃじゃ子さんは夫と一緒に頑張っていけそう!と思うのでした。 しかし、その決意は長くは続かずひぃ太君が1歳を迎えたころ、夫は転職活動がうまくいかず悩み家の中がどんよりとしていたのです。そして、これまで2人で頑張ってきた家事や育児も逆戻りしじゃじゃ子さんがこなすことになるのでした。 その後、夫の転職が決まったのですが以前より収入がダウンしてしまいます。すると夫の節約スイッチが入りあれもこれも節約!と口を出すようになります。そんな状況にじゃじゃ子さんはイライラが募り限界に……。そして普通の生活がしたいと、じゃじゃ子さんは就活をする決意をするのでした。 ◇◇◇ 夫婦で話し合い、理解を深める時間は大切ですよね。家族が増えることで、これまで仲良しだった夫婦でも生活が一転しお互いの価値感が変わるのも無理はありません。しかし、そのままにしてしまうとすれ違いが続きストレスも溜まってしまいます。限界を感じてしまう前に、勇気を出して話し合う時間を持ち夫婦仲を円満に保てるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター jajako
2024年03月11日誰にもみとられず、自宅などで亡くなる人は年間約3万人もいるという。また総務省によると、2018年4月からの約3年で、遺体の引き取り手がなかった死亡者は10万5773人にも上った。けっして、珍しいものではなくなった孤独な死。そうして亡くなった人に寄り添い続ける葬儀社が福島県いわき市にある。いしはら葬斎。夫婦二人だけの小さな葬儀社の電話は今日も鳴りやまない。(全2回の1回目)■「おつかれさまでした」。孤独な遺体を見送る夫婦「この人はAさん。まだ70代前半なのよ。早すぎるよねぇ」線香を上げ、手を合わせていた石原きみ子さん(63)は柔らかな笑みとともに振り返ると、まるで懐かしい知人でも紹介するように、棺の中の男性について説明した。どこの家にもありそうな和室の8畳間。ようすが少し違っているとすれば、凍えるほど室温が低いことと、防臭剤の独特な香りが立ち込めていることぐらいだろうか。「普通に眠っているみたいな、きれいなお顔をしているでしょう」棺をのぞき込むと、きみ子さんは「あっ」と小さく声をあげた。「お父さん、Aさんのお顔、やってあげて。お口からちょっと、よだれかな、出てきちゃってるから」声をかけられたのは夫の充さん(68)。「どれどれ」と棺の脇にしゃがみ込むと、小さな道具箱の中から脱脂綿を一つつまみ出し、丁寧にAさんの口元を拭い始めた。石原さん夫妻は、福島県いわき市で小さな葬儀社「いしはら葬斎」を営んでいる。Aさんが横たわっていたのは、この葬儀社の遺体を安置しておくための部屋だ。もともと、二人は大手の葬儀社に勤めていた。立派な祭壇にたくさんの花、大勢の参列者に豪華なお斎(食事)……見栄えのいい葬儀は、当たり前のように高額の料金が設定されていた。そんな葬儀を間近で見てきたきみ子さんは「もっと安価にできないのか?」と長年、疑問に思ってきた。そして、充さんを巻き込むようにして’10年、独立を果たした。以来、スタッフは夫婦二人だけ。だから、余計な人件費はかからない。祭壇や香炉台などは、手先の器用な充さんがホームセンターや100円ショップで材料を調達、自作した。徹底的にコストを抑えた結果、破格の料金の家族葬を実現、提供してきた。すると、思いがけないことに、地元市役所や警察署から、ちょっと“訳あり”な葬儀の仕事が舞い込むように。多くに共通するのは、ひとりきりで最期を迎えた、いわば孤独死した人たち。一般的な葬儀は行われず、石原さんたちが預かった遺体は火葬場に直接運び込まれる、いわゆる「直葬」だ。いま、目の前に横たわるAさんも、じつは直葬で旅立つ一人。そのAさんを気遣うようにして、きみ子さんは声をひそめ、話した。「彼は生活保護の受給者でした。病院で亡くなったけど、誰もいないんです、お身内の方が一人も。だから、火葬の日もAさんを見送るのは、私たち二人だけなんです」Aさんのように、荼毘に付され骨になるそのときすらも立ち会ってくれる者が誰もいない、そんな人は少なくない。充さんは言う。「本当に身寄りがない人もいますが、なかには家族や親族が見つかった人もたくさんいました。でも、役所や私たちが連絡をとると『関わりたくない』と、参列を拒まれることも。というか、最近ではそんな人ばっかりです。だから、多くの場合、火葬場で私たち二人だけで故人様をお見送りするんです」遺体が火葬炉に入れられるとき、二人はそれぞれ、こんなふうに言葉をかけるという。きみ子さんは優しい母のようなまなざしで、「たいへんだったね、頑張ったね。お見送り、私らだけでごめんね。でも、幸せに逝ってね……」いっぽう、充さんの手向けの言葉は、いつも決まって「おつかれさまでした」。「大往生だろうと、若死にだろうと、世知辛い世の中を、そのときまで生き遂げたのは間違いないんです。だから、私は故人様、みなさんに『おつかれさまでした』と」創業からまる14年。独立の1年後に発生した東日本大震災の犠牲者も含め、これまで2千人近い人を見送り続けたきみ子さんと充さん。そう、ここはどんな遺体も温かく迎え入れ、寄り添い、そして送ってくれる。そんな不思議な、小さな葬儀社だ。■「葬儀社、やっから」。妻の一言で脱サラが決まった「私は生まれも育ちも、ここなんです。じつはここ、もとは私の母の実家だったんですよ」いわき市の好間地区にある葬儀社の事務所で取材を始めると、きみ子さんはこう言ってほほ笑んだ。きみ子さんは1961年に生まれた。地元の高校を卒業後、バス会社に就職し、バスガイドになった。「5年間、双葉郡浪江町の営業所に、寮生活しながら勤めました。その間だけです、地元を離れたのは。その後、女性司会者を養成したい地元の結婚式場に『バスガイドなら人前で話すの、得意だろ』と誘われ、転職したんです」転職先で知り合ったのが、最初の夫。きみ子さんは23歳のときに結婚し、男の子3人をもうけた。しかし、その結婚生活は10年で幕を閉じ、33歳で離婚。「ずっと専業主婦でしたが、前の夫が『もう、結婚式場が繁盛する時代じゃない』とよく話していたんです。『この先は葬祭場の時代だ』とも。それを覚えていたので離婚後、葬儀社に職を求めたんです」そこで出会ったのが、やはりバツイチだった充さんだった。やがて二人は再婚。このとき、きみ子さん38歳、充さん45歳。再婚後、充さんが葬儀社でのキャリアを重ねるいっぽう、きみ子さんは退職し、高齢者施設で調理の仕事を見つけ働いていた。そんなある日、きみ子さんは葬儀社時代から顔なじみの写真館の店主に、こんな話を聞かされる。「ご主人、中間管理職だろ。なんか、大変そうだ、上司と部下の板挟みで、いつも疲れた顔してるぞ」夫の身を案じたきみ子さん。ちょうど同じころ、ニュース番組が報じたある事件に目を止めた。「お金がなくて葬儀代が出せないばっかりに、亡くなった妻の遺体を庭に埋めた男性が、死体遺棄の容疑で逮捕された事件でした。それを見て改めて思ったんです。『そんなにお金かけなくても、葬儀はできるんじゃないかな』って」その瞬間、きみ子さんのなかで「夫を会社勤めのストレスから解放してあげたい」「もっと安価な葬儀を実現したい」、この2つの思いが掛け合わさった。「そうだ。だったら二人で新しい葬儀社、始めればいいんだ!」きみ子さんいわく「そこからは、起業のノウハウを猛勉強、二人で独立の準備に奔走した」という。ところが、妻の話を横で聞いていた夫は苦笑いを浮かべていて。「いえいえ、全部妻がひとりで勝手に決めてしまって。私は『会社、辞めたい』なんて一言も。それに、このかた、勉強もなんも……、ただただ私に『葬儀社、やっから』って。それだけですよ(苦笑)」夫のこの言葉に、妻は笑顔をはじけさせた。「あれ、そうだったっけ?ま、私としては、夫の経験さえあれば、どうにかなんだろって(笑)」こうして2010年2月1日、小さな葬儀社「いしはら葬斎」は、その産声をあげたのだが。起業したものの、仕事はなかなか入ってこない。充さんはひたすら事務所で電話番。きみ子さんは居酒屋のアルバイトをして、糊口をしのいだ。■生活保護者の「福祉葬」から行政とのつながりが……最初の依頼が舞い込んだのは、その年の6月。バイトの合間にきみ子さんがせっせと配ったチラシを目にした人からの電話だった。「隣町の市営住宅に暮らす年老いたご両親と、別棟に住む子供さんたち家族。その、70代後半のおばあさんが病院で亡くなって。『自宅に連れて帰って、家族葬をしてあげたい』、そんなご依頼でした」石原さん夫妻は、早速仕事に取り掛かった。遺体を病院から自宅に搬送し、棺に寝かせると、祭壇を飾りつけた。先述した、充さんお手製の祭壇だ。この、初仕事となった家族葬、二人にとって印象深いものに。しみじみとしたようすで、きみ子さんは述懐した。「決して広いわけではないご自宅に、お子さん、お孫さんたち大勢が集まって。お孫さんには『おばあちゃんにお化粧してあげて』と言って、ご遺体と触れ合ってもらったり。そうやって、手をかけたほうが、ご遺族もちゃんと思い出に残るし、故人様も幸せにお別れできると思うんです。もちろん、涙ハラハラなシーンはありましたけど、とてもにぎやかに、ご家族の多くが、笑顔でおばあちゃんを送り出していた。『こういう葬式もいいもんだね』って言っていただけました」好評の理由をきみ子さんは「ご遺族をお客様扱いしなかったからかな」と分析した。充さんも言う。「うちでは、ただ参列すればいいって葬儀はやりません。私ら葬儀屋は送る手伝いをするだけ、あくまでも主役は、ご家族なんです」初仕事から1カ月ほどたった夏のある日、別の市営住宅で息を引き取った男性の葬儀を引き受けた。その打ち合わせのなかで、故人の弟から「兄は生活保護を受けていた」と打ち明けられる。「『それが、なにか?』というのが最初の率直な感想。というのも、私も夫も福祉葬、生活保護を受給している人の葬儀は、それまでやったことがなかったからなんです」「福祉葬」とは、喪主が経済的に困窮状態にある場合や、故人に葬儀代を払える身寄りがない場合に、国が費用を肩代わりし、最低限の葬儀が行える制度。生活保護法でも「葬祭扶助」として定められている。葬儀形式は火葬のみを行う直葬に限られ、費用には自治体ごとに決められた上限額がある。以上のような説明を、市役所の担当者から聞いたきみ子さん。そもそも、小規模で安価な葬儀を執り行うことを目的に起業した自分たちにも、ここにビジネスチャンスがあると考えた。「いわき市ではそれまで、主に全国チェーンの葬儀社さんが、福祉葬を担っていました。でも大手にとっては、あまりもうかる葬儀ではないので、多くの場合、上限額いっぱいの見積もりを出していたと思います。いわき市の葬祭扶助の上限額は当時18万3000円でした」ここでも、石原さんたちは、超破格値の見積もり額で入札に挑む。「金額は言えませんけど、上限額をだいぶ下回る金額。もうけなんか本当にちょこっと。でも、私たちは夫婦二人が食べていければそれでいいという考え方ですから」税金を投入する手前、1円でも安く引き受けてくれる葬儀社は市としてありがたい。そのうえ、いざ任せてみれば、丁寧な仕事ぶりで利用者の評判も上々となれば……。「そこからです。どんどん福祉葬の依頼が入るようになって。さらに行政同士、つながりがあるみたいで。そのうち、今度は警察署からの紹介の仕事も入るように」こうして、いしはら葬斎には、孤独死した身寄りのない人や生活保護を受けていた人、さらに事件や事故の犠牲者、自殺者など、込み入った事情のある葬儀の依頼が次々寄せられるようになった。【後編】小さな葬儀社がみた3.11「東日本大震災で亡くなったご遺体はお顔だけが驚くほどきれいでした」へ続く(取材・文:仲本剛)
2024年03月11日皆さんは、パートナーにだまされた経験はありますか?今回は「仕送りしていたお金の行方」にまつわる物語とユーザーからの声を紹介します。(CoordiSnap編集部)イラスト:エトラちゃんは見た!義母に仕送りをすることに…ある日、夫から義母の借金を聞き「毎月30万円仕送りをしたい」と相談された主人公。困惑したものの、夫に頼み込まれたため主人公は了承します。そして収入を増やすため、好きだった職場を辞めて転職しました。しかし転職先の会社はブラック企業で、主人公は疲弊。働いても減っていく貯金に、主人公は耐えられなくなりました。するとある日、義母から珍しく電話がきます。事情を説明話の中で主人公が働き詰めなことを知った義母は「私が全額出すから、海外旅行に行きましょう」と言いました。激怒した主人公は「そんなお金があるなら借金を完済してください!」と叫びます。しかし義母は「借金ってなんのこと…?」と言い出して…。出典:エトラちゃんは見た!「毎月30万円仕送りしてます」と説明すると「受け取ったことないんだけど…」と話す義母。主人公が衝撃の事実に絶句していると…。義母が「今からそっちに行くわ。このことを息子に言わないで」と言ってくれます。そして義母と話し合い…このことがきっかけで主人公は夫との離婚を決意したのでした。読者の感想転職までして義母に仕送りをしていたのに、そのお金を受け取っていなかったなんて驚愕ですね。夫にだまされていたことが判明して、まさかの展開に絶句しました。(40代/女性)借金のために仕送りをしているのに、旅行に誘われたら主人公のように激怒してしまいそうですね。状況を理解し、すぐに主人公の味方をしてくれた義母はかっこいいです。(30代/女性)
2024年03月09日先ごろ、筋肉だけではない健康的なボディの美しさを競うコンテスト『ベストボディ・ジャパン(BBJ)』が、開催された。パーソナルトレーナーの中尾久美子さん(52)は、体重が72キロあった頃に高血圧で鼻血が出て、「命の危険を感じた」とダイエットを決意。約20キロの減量に成功し、いまでは同じような悩みを抱える人に寄り添いながらトレーナーとして活躍している。大会では、自信に満ち溢れた美しいボディを披露した。◆1年半で約20キロの減量に成功公務員からトレーナーに転職も――トレーニングを始めて、どのくらいになりますか?【中尾久美子さん】トータルで5年くらいです。1年ほど普通のジムに通って、その後の4年間はパーソナルトレーニングに通っています。実は、最高で72キロくらいまで体重がありました。ダイエットを考えるようになったのは、血圧が上がって鼻血が出るようになったから。当時は、大阪で公務員をしていたのですが、仕事が忙しくて残業も多かったので、自分をメンテナンスする時間がなかったんですね。でも、「これではいけない!」と思って、ジムに通い始めました。――どのくらい痩せたのでしょうか?【中尾久美子さん】現在は54キロなので、約20キロ痩せたことになります。最初の半年で約12キロ落として、そこからさらに約10キロ落としました。期間としては1年半くらいです。――どのようにして、20キロ体重を落としたのですか?【中尾久美子さん】トレーニングと食事改善です。少しずつ身体の変化を感じられるようになったので、そこからは自分でも勉強を始めました。最終的には、同じような悩みを持つ人に寄り添いたい思い、トレーナーの資格を取得しました。――具体的には、どのような悩みに寄り添いたいと思ったのでしょうか?【中尾久美子さん】私と同じように仕事をしていて家庭もあって、忙しい日々の中、自分自身を労れない人たちに寄り添いと思うようになりました。同じ悩みを抱えている人は、すごく多くいるんだろうなと。私が、自分自身と向き合うことでいろいろなことに挑戦できたので、皆さんのチャレンジの後押しができたらいいなと思っています。◆「私なんて」が口癖だった…健康になると前向きになれることを実感した――どのようなことに挑戦したのでしょうか?【中尾久美子さん】パーソナルトレーナーの資格を取得し、パーソナルトレーナーに転職しました。公務員という安定した仕事を辞めるにあたって、周りの人から止められたのですが、それよりも「誰かを助けたい」という気持ちが強く、新しい環境へ飛び込みました。私が、パーソナルトレーナーを始めたのはコロナ禍が始まった頃だったので、オンラインレッスンも取り入れながらのスタートでした。大変な状況の中でも身体を変えたいと思っている方はいるのだと実感しました。――太っていた時に、周りから言われて傷ついた言葉はありますか?【中尾久美子さん】周りに何か言われたというよりは、自分自身の気持ちですかね。つい「私なんて」と思って諦めてしまうことが多かったように感じます。身体がしんどくなると心もしんどくなる。逆に健康になると前向きになれるということを実感しました。――痩せた変わったことはありますか?【中尾久美子さん】着たい服を着られるようになったことは嬉しいですね。公務員の頃は、比較的カッチリとした服を着ていました。いまは、胸元や腕など、ボディラインを見せるような服も着られるようになりました。以前の姿を知る友達からは、「雰囲気が変わった」「こんなに痩せられるんだね」と言われることもあります。私の姿を見て「ダイエットを頑張ろうかな」と言われることが、励みになります。――本格的にボディメイクを始めようと思ったきっかけを教えてください。【中尾久美子さん】最初は「とにかく痩せる」「体重を落とす」ということからスタートしたのですが、血圧が下がりボディラインが変わると、「もう少し変わりたい」と欲が出てきました。いままでは、体を覆い隠すような服を着ることも多かったのですが、脚がキレイになってから「ヒールの高い靴を履いてみようかな」と思うようになれました。その延長線上で大会出場を決め、ボディメイクに真剣に取り組んできました。私が大会に出ることで、過去の自分と同じような思いをしている人たちに、「私だってできたんだから、あなもできるわよ!」ということを伝えたいです。◆トレーニング中は雑念が無くなる“自分会議”の時間「凛とした芯のあるカッコいい女性になりたい」――憧れの人はいますか?【中尾久美子さん】海外のフィットネスモデルですね。スタイルだけでなく、自分を持っていて軸がしっかりとあるので、そういう部分も含めて憧れます。――周りの人から言われて印象に残っている言葉はありますか?【中尾久美子さん】「凛としてカッコいいですね」と言われたことでしょうか。筋肉だけを付けると男性らしいゴリッとした体型になってしまうのですが、キレイに筋肉を付けたことで「女性らしさとカッコ良さを持ち合わせている」と言われたことが、嬉しかったです。――トレーニングの魅力とは?【中尾久美子さん】自分と向き合えるところです。働いていると、現状を見つめ直したり、考える時間を持つことが難しいのですが、トレーニングをしている最中は、自分自身に集中できる至福の時だと思います。私は、トレーニング中のことを「自分会議」と言っているのですが、一番無になれる(雑念が無くなる)時間なので、それが心と身体の両方に良い影響を与えています。――ボディメイクは、日常生活のどの部分で活かされていますか?【中尾久美子さん】姿勢です。体幹ときれいな姿勢はリンクしています。体幹がしっかりしていないときちんとトレーニングができないんですね。普段から体幹を意識し、凛とした姿を保つように心がけています。(文/地原緑)
2024年03月08日ストレスマネジメント専門家である舟木彩乃氏が課題提起。適用賛成派「議員秘書とて一人の労働者」、適用反対派「もっと根本的な問題解決策が他にある」と意見が分かれた。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「派閥パーティー裏金事件の背景にある国会議員秘書の労働環境をどう改善するか?」というイシュー(課題)について2月29日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。 派閥パーティー裏金事件の背景にある国会議員秘書の労働環境をどう改善するか?政界を大きく揺るがしている自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件。疑惑が深まり、東京地検特捜部の捜査、それに自民党の派閥解散をめぐる政局に発展しています。このような事件が起こった時、国会議員は秘書に責任を取らせ秘書が逮捕されることが多々ありました。一般企業であれば、内部通報制度などを利用して違法行為を止めようとすることもあると思いますが、国会議員の事務所における秘書の立場はそのようなものではありません。国会議員秘書の労働環境のあり方について、Surfvoteで意見を広く募集しました。 投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)議員秘書に労働基準法を適用すべき 49.1%議員秘書に雇用や労働条件を守る法令が定められていないこと自体、憲法の理念からいって好ましいものではなく、衆参の事務局の解釈は間違っていると思う。 労働環境が悪ければ転職すれば良いと言うが、そもそも転職できないから不条理な国会議員に耐えているのではないか。高ストレス者の比率の高さにそれが表れている。議員秘書に労働基準法の適用を認めず現状のままで良い 45.5%秘書が違法行為を止めるというのが間違っている。そもそも秘書の立場からして、上司に何か指摘をする立場ではないと思う。労働環境が耐えられないなら仕事を変えるしかないと思う。違法行為を容認して自分も一緒に犯罪の片棒を担ぐ必要はないと思う。公になっても上司は守ってくれるわけでもなく罪をすべてなすりつけられるんだから。その他 0% わからない 5.5%企業とは全く逆の状況で、どうすれば彼ら(秘書)の労働環境を改善できるのかが全くわかりません。そもそも上司である議員のパワハラ行為をなくし、それから秘書の労働環境を改善するべきだと思います。改善する必要がなくなるかもしれないですしね。 このイシューを執筆した 舟木 彩乃氏博士(ヒューマン・ケア科学)筑波大院博士課程修了。専門領域:心理、福祉、キャリア、保健、虐待、引きこもりなど。企業や病院、議員秘書などを経て、現在、メンタルシンクタンク(筑波大学発ベンチャー)副社長。公認心理師、精神保健福祉士、第1種衛生管理者、キャリアコンサルタントなどを保有。職場、学校、家庭問題などのカウンセリングやコンサルティングで約一万人の相談に対応。中央官庁のメンタルヘルス対策にも携わる。原著論文に「国会議員秘書のストレスに関する研究」等。Yahoo!ニュース個人オーサーとして記事、コメントを発信中。著書『「首尾一貫感覚」で逆境に強い自分を作る方法』(河出書房新社)など。あなたの意見・投票を社会のために活用しますSurfvoteでは社会におけるさまざまな課題や困りごとを「イシュー」として掲載し、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。私たちは、みんながさまざまな社会課題を知り、安心して自分の意見を言える場を提供したいと考えています。また、そこで集められた意見は、イシューの内容に応じて提言書に纏め関係省庁や政治家へ提出することもあります。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月06日今回は人気のマンガを紹介します!どんな結末になるか考えてみてくださいね。※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言過激な節約をした話主人公はとある会社に20年務めるベテランです。自分の給料を上げるために過剰な節約を社内で行い、他の社員にも強要しました。ある土曜日、主人公は忘れ物を取りに会社に向かいます。「冷房は28℃設定、残業時は消す」と主人公の節約案で決まっていたにもかかわらず、ある部屋だけ22℃設定になっていました。主人公はほとんど出入りしない部屋であることを理由に、空調の電源をオフにすることにします。しかしその夜、社内のサーバがダウンしてしまうトラブルが発生しました。トラブルにかかる費用を見て驚く主人公。明日から来なくていい出典:モナ・リザの戯言社内の大切なサーバのことを軽視する発言をし、他の社員に疑われた主人公は必死に言い訳をしますが…。背後から社長が現れて「君、明日から来なくていいから」と言い、主人公は「え?」と呆気にとられました。問題さあ、ここで問題です。クビのきっかけとなった主人公の行動とは一体何でしょうか?ヒントサーバ室は一定の室温で管理する必要がありました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「サーバ室の空調を消したこと」でした。その後、トラブルを起こした責任をとって、主人公は長年勤めた会社を去りました。転職した主人公には、転職先でも自分が起こした失敗のしわ寄せがくるのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(CoordiSnap編集部)
2024年03月04日加齢とともに感じる症状の中で、割と自覚しやすかったのが目の症状でした。新聞や本を読むときに、遠ざけたり近づけたりしてピントを合わせようとし、「まさか私って老眼?」とショックを受けた経験があります。もちろん老眼だけではなく、加齢による目の症状はさまざまあります。私の体験した目の症状を紹介します。小さい文字を見ていると頭が痛い!私が41歳で転職したときのことです。初めての仕事で緊張もするし、とにかく書類の見方と処理の仕方を覚えねばと必死でした。初めて見る書類の文字はとても小さく見づらかったけれど、「数をたくさんこなせば覚えられるはず!」と、若いころと同じ感覚で頑張っていました。ところが、最初の数枚は余裕で見えていたのに、数を重ねていくごとに文字がぼやけて見えるようになり、だんだん頭が痛くなってきました。30代のうちはどんなに小さな文字の書類を見ても、ぼやけたり、頭痛が起きたりすることなんてなかったのに……。「ハッ! まさかこれって加齢によるものなの?」。初めて目のことで年齢を意識し、なんとも言えないショックを受けました。こすってないのに目が真っ赤!また、書類をパソコンに入力して初めて仕事が完了するので、転職したての私はとにかく数をこなして覚えていかねばと頑張っていました。小さな文字を見てパソコンにひたすら入力する毎日。加齢は関係なく目が疲れる生活を送っていましたが、2週間たったころの朝、ふと鏡を見ると「何? 右目がめちゃくちゃ真っ赤! 白いところがない! コワイコワイ!」。でも痛かったりかゆかったりしないので、結膜炎ではなさそうだと思い、眼科にも行かずそのまま出勤しました。私の隣の席の同世代の女性に充血した目を指摘されて言われたのが、「私も同じように充血したよ。3日くらいで治まったから疲れから来るものだろうけど、若いころはならなかったから年のせいかも」と。人に言われると余計ショック! たしかに若いころ充血したのは、かゆくてこすったりしたときやコンタクトレンズが合わなくて結膜炎になったときくらいだった……と加齢のせいであることを否定もできず。とりあえず隣の席の彼女と無理はしないようにしようと慰め合いました。まつげをちょっと触っただけなのに!私は自慢ではありませんが、まつげが長くて多いほうです。若いころは黒いマスカラをつけると濃くなり過ぎるので、カラーマスカラを付けてメイクを楽しんでいました。ビューラーでまつげを上げてマスカラを付け、帰ったらポイントメイク落としでマスカラを落とす。考えてみればだいぶまつげを酷使してたのですが、あまり抜けることもなく、豊かなまつげをキープしていました。ところが40歳を過ぎたころから、まつげの抜ける量が明らかに増えてきました。20代のころみたいにマスカラを付けたりしていないのに……。しかも仕事で目を酷使した日は、お風呂で湯船に浸かりながらちょっとまつげを触っただけで一気に5本はまつげが抜けちゃう! 鏡をよく見たら、若いときよりまつげが明らかに減っていることに気付きました!加齢による衰えがまつげにも来るのかと本当にショックでした。今も湯船でついまつげを触ってしまい、抜けるまつげの数にどんよりした気持ちになっています。まとめ以上が私が体験した加齢による目の症状の一部です。年齢を重ねると、若いころと同じように行動しただけで、思ってもみない不調が現れたりするのかと複雑な気持ちです。しかし、若いころには考えてもみなかった「自分を大切にいたわること」について考えるようになりました。まずは目を酷使し過ぎないように、スマホやパソコンを使うときはきちんと休憩を挟むこと、何よりきちんと眠って目をしっかり休めることを意識し始めました。加齢による症状は長く生きてきた証なんだと前向きに割り切って、これからは自分を大切に過ごしていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/hereher(45歳)中学2年生と小学3年生の男子がいるお酒と歌を愛する母ちゃん。健康診断で指摘された数値が気になり、近ごろお酒は控えめに。将来元気なおばあちゃんになるため、移動はなるべく歩くよう心がけている。
2024年03月02日皆さんは、パートナーにだまされた経験はありますか?今回は「妻に嘘をつき続けた夫」にまつわる物語とユーザーからの声を紹介します。(CoordiSnap編集部)イラスト:エトラちゃんは見た!義母に仕送りをすることに…あるとき夫から、義母に借金があることを知らされた主人公。「毎月30万円の仕送りをして支えてあげたい」と夫に頼み込まれました。その後、好きだった仕事をやめて給料のいい会社に転職した主人公。しかし転職した会社はブラック企業で、主人公は疲弊していきます。夫との時間も取れなくなり、毎日がつらくて限界を感じ始めていました。衝撃の事実が発覚そんなある日、偶然義母から連絡がきます。つらそうな主人公に違和感を覚えたのか、義母は「私が全額出すから、海外旅行をしましょう」と提案してきました。そんな平然としている義母にショックを受けた主人公が「もう自分たちの生活を犠牲にはできません!」と泣きながら伝えると…。出典:エトラちゃんは見た!義母は困惑して「息子からお金を受け取ったことは一切ない」と答えます。さらに「今からそっちに行くわ。息子には伝えちゃダメよ」と言ってくれ、主人公は「はい…」と義母を待つことに…。その後、義母と調査をした結果、夫がお金を浮気相手のために使っていたことが発覚。激怒した義母と主人公は2人で、デート中の夫の目の前に現れるのでした。読者の感想主人公は夫のために好きな仕事をやめ必死に働いていたのに、夫は浮気相手に貢いでいたなんて…。義母も巻き込んだ夫の最低すぎる言動に、イライラしました。(50代/女性)夫の頼みで転職をし、つらい思いをしていた主人公がかわいそうでした。主人公に違和感を覚えた義母は、優しく頼りになりそうですね。(30代/女性)
2024年03月01日最低すぎる!【結婚しない方がいい男性の特徴】とは?早く結婚したいと焦ってしまうと、相手の本当のところが見えないまま後悔する可能性があります。みんなが「結婚しなければよかった…」と思う男性には、どのような特徴があるのでしょうか?子どもへの考え方が違う「恋人と将来のことを話し合ったら、子どもが欲しいと私だけが思っていた。けど彼は欲しくないらしい。この価値観の違いで続けるのは難しいかも」(28歳女性)結婚生活は子どもの考え方の違いで揉めることが少なくありません。将来を見据える際に、パートナーとしっかりと話し合うことが重要です。家族への態度が問題「結婚してから、夫の家族への態度が厳しいことに気付いた。付き合っている時からその素振りがあったが、見過ごしてしまった。家庭を持つとわかる本性もある」(39歳女性)恋人と夫としての態度は異なります。結婚後に表れる本性もあるため、日頃からパートナーの態度を注意深く観察しましょう。怒りっぽい態度「付き合っている間は、彼の怒りっぽさに気づいていたが、それほど気にしなかった。結婚生活で毎日一緒にいると、その態度に我慢ができなくなることもある」(37歳女性)付き合いの段階では気にならなかった特性も、結婚後にはストレスとなる場合があります。不満があれば、早めに伝えることが大切です。転職の繰り返し「付き合っている時に転職を繰り返す彼には、結婚後の経済面での不安を感じる。安定した生活を求めるなら、転々とする彼との結婚を慎重に考えるべき」(32歳女性)結婚には経済的な安定も重要です。向き合うべき安定していない彼との結婚は慎重に検討するべきです。後悔のない結婚生活を送るためにも、パートナーの特性をしっかり把握しておきましょう。(愛カツ編集部)
2024年02月27日コロナ禍の真っただ中、リストラされ転職を余儀なくされた厳しい現実に直面。不安だらけの日々の中、同年代の友人の田舎移住の選択に感化され、53歳で地域協力として田舎移住を決意しました。ただし、地域に溶け込むことが仕事のはずが、知り合いがいない限界集落(人口の50%以上が65歳以上を占める集落)では完全なよそ者で、地域の風習も理解しないまま生活を単身スタート。そんな私が移住者の目線で田舎暮らしを成功させる心得をお伝えします。最初は田舎の密な人間関係にへきえきしたけれど…心得1.自分軸を持つ友人に感化され、「エイヤッ」と飛び込んだ田舎暮らし。今まで都会の生活しか知らず、また、将来的に田舎暮らしでどうしていくかの目標もあいまいなままでしたが、地域おこし協力隊の仕事につき、単身移住してしまった私。田舎は人間関係が密で面倒臭いと言われるように、隣近所とはほぼ親戚のような付き合いがあり、人の外出状況までも筒抜けになってしまう状態に、最初はかなりへきえきしました。ただ、せっかくの移住ですし、この先長く住むことを考えると、なんとか状況を楽しむしかないと決意。そのためには、周囲に振り回されない「自分軸」を持ち、田舎移住で「自分はどうしたいのか」「どうありたいのか」という目的をもって行動することの大切さを実感しました。田舎では、何かといろいろ言われる環境があることは否めません。まして都会からのよそ者は、田舎の高齢者には半分エイリアンみたいな人間に映ることもあるようです。しかしせっかくの田舎移住、周囲の意見や考えに振り回されないよう、くじけそうなときは「自分は何をしに田舎に来たのか」の自分軸を頼りに生活しています。心得2.地域のリーダー格と仲良くなる田舎移住を決断したきっかけは、コロナ禍で余儀なくされた転職と、友人の決断に感化されたことです。ですので、確固とした目標も自信もないまま、なんとなく田舎に憧れて移住した組です。地域おこし協力隊は過疎地などに生活拠点を移し、住民の生活支援などを通して定住を目指す取り組みです。ただ行き先がどのような場所かもあまり下調べせずに移住してしまいました。過疎化が進む限界集落でしたが、冬には3m以上の雪が積もる厳しい豪雪地帯で、コンビニもスーパーマーケットも遠いかなり不便な場所でした。だからといって友人、知人も隣近所にはおらず、唯一頼れるのは市役所の担当者だけ。まさにすべては自己責任になり、自分の力量が試されているのだと覚悟。そこで私が始めたのは、地域のリーダー格にあたる人と仲良くなるために、自宅訪問を何度も繰り返し、地域に溶け込むように努力したことです。田舎ではリーダー格の人の意見が強力で、仲良くなったことで壁が1つ崩せると、あとは連鎖的に人の輪が広がっていくことを学びました。心得3.脳を鍛えてモチベーションをアップ田舎移住をして1年。移住したてのころは、都会の生活習慣とはまったく異なる生活環境な上、知り合いがほぼゼロに近いので、くじけそうになることが時々ありました。特に、自然の厳しさを肌身に感じる冬の時期は、家の周りが3m以上の雪に閉ざされ、外出がおっくうになり、人とのコミュニケーションもままならない状況になることもあります。そんなとき、モチベーションを保つための秘策として、自分の「未来の履歴書」を作って、理想の田舎移住のゴールを設定することを実行しました。未来の履歴書には、目標とするゴールに向かって、したいこと、できること、具体的なプランを時系列の期限付きで書き出して「見える化」します。それを見やすい壁に貼って毎日眺めることで、脳が未来の履歴書の方に働くように日々実践中です。実際、したいことを書き出すことや新しいことを始める習慣は、「やる気スイッチ」を管理する前頭葉を鍛えることになるので、一石二鳥の裏技になりました。まとめ都会育ちの50歳過ぎのおばさんOLがいきなり田舎に移住することは、180度違う世界に飛び込むようなものでした。そこでは、自らが培った常識は通用しないことが多々あり、自分が常識だと思っていたものは、過去の自分の経験値が決めた根拠の弱い常識だったことを痛感しました。いつまでも自分だけの固定観念にとらわれていると視野が狭くなり、田舎暮らしの楽しみも半減してしまいます。これまでの常識にとらわれない自分を持つことで、本当の意味で力量が試されていると実感。自分を試す機会が田舎暮らしにはゴロゴロ転がっているので、少しずつできることを増やしていけたらと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/きびのあやとら著者/いずみ(54歳)独身。コロナ禍を機に、人生における健康の大事さを実感し、里山に移住し田舎暮らしを楽しんでいる。
2024年02月26日私は兼業グラフィックデザイナーとして広告デザインの仕事を中心に、同時進行で他業種の仕事といくつかパラレルワーク(専業と副業の区別をつけずに2種類以上の仕事を並行しておこなう仕事)をしています。今回はコロナ禍をきっかけに世の中の状況や自分の年齢などを考えて、「近(近所)・短(短時間勤務が可能)・早(早めの出勤時間)・安(安心・安全)・長(長期間働くことができる)」をキーワードに40歳でより働きやすい職場に転職した体験談をお話しします。自宅の近所で短時間勤務、体と財布の負担減私が転職するときのキーワードとして挙げた「近所」と「時短」は、「自宅近くで短時間勤務」できる仕事ということです。関東に住んでいると、仕事の依頼やさまざまなサービスが「東京に一点集中」しているように感じていました。ところが、コロナ禍をきっかけに都内からの仕事の依頼がストップし、また家族の心配もあって通勤が難しくなりました。これを機に自宅から徒歩圏内で、朝8〜12時の4時間、週3日勤務の仕事を探すことに。契約上、職種は詳しくお話しできませんが、兼業はOKです。今後状況が変わって、より長く働いたり収入を多く得たりしたい場合は、午後や他の日に働くなど自由に変更できます。午前中にしっかり働いて、お昼は帰宅して自宅で食べることができるので、ランチ代をばっちり節約。これまでは「午後も頑張るためにしっかり食べよう」「帰りの電車でおなかがすくから、ちょっといいものを食べて帰ろう」と財布が緩みがちでした。ある職場では人間関係維持のためもあって、お弁当の日も外食の日もあり、ランチの手間やお金がかかることも。今はその悩みから解放されて、通勤の疲れも減って財布と体力的な負担がグッと軽くなりました。早めの勤務開始で生活習慣が改善!広告制作の仕事をしていると、朝はゆっくりめに勤務開始。終業時刻は際限なく遅いというのが、半ば当たり前になっていました。フリーランスになり、子どもが生まれてからは夕方には一旦仕事を終えるようになりましたが、朝はどうしても遅めのスタートが習慣に。あまり体を動かさないので、なかなか寝付けなくて就寝時間が遅くなり、起床時間が遅くなるというループにハマります。今回新たに見つけた職場は朝8時始業です。家から徒歩数分の場所ではありますが、朝食を用意したり保育園の支度をしたりするので7時に起きる必要があります。早く起きるには、やはり早く寝るのが一番。午前中にフル回転するため、夜はしっかり眠くなります。朝5時や6時にスッキリ目が覚めることもあり、これまで苦手だと思っていた早寝早起きの生活習慣があっさり身に付きました。仕事が休みの日も同様に早めに目が覚めるので、家族がまだ寝ている間に家事を済ませたり、時には二度寝や三度寝をしたりして睡眠時間を確保しています。やはり人間は午前中に一番高いパフォーマンスを出せて、夕方や夜には脳や体が疲れてきて休む態勢に入るのだろうと実感しています。安心・安全に長く働ける職務・職種・職場選び以前、ある販売の仕事をしていたときに、同僚が「10年後もこの仕事はできないだろうなあ……」とつぶやいたことがありました。夏の炎天下の日も、冬の冷たい雨が降りしきる日も、重い荷物を持って企業を巡るという業務。年齢は20代が多く、体力のある男性が目立つ職場でした。また、自転車で都内の企業を行き来する仕事をしていたときは、「車道を走っている以上、いくら気を付けても、もらい事故の危険性はある……」と念頭に置いていました。アラフィフ、アラカンになっても働いていたいけれど、年齢を重ねても続けられる仕事かどうかは常に迷っていました。今回の職場は、元気な先輩女性たちが多く働いている印象です。仕事内容は簡単なものから熟練が必要な職人的なものもあり、しっかりとした研修があって長く働ける職種です。空調が整った屋内での作業で、以前体験したことのある足元が冷えるデスクワークや、天候に左右される屋外の仕事でもないので、健康面でも安心です。居心地が良ければ10年、20年後も働くことができるかもしれません。安全に長く働くことができるのは、これからの仕事選びで大きな要素になってくると思いました。まとめ今回新たに見つけた仕事は、正直なところ「これまではどこか避けていた職種」でした。この職種は女性が多く、女性ばかりだとどうしても人間関係が不安になるところがあったからです。しかしながら実際に働いてみて、男性社員を中心にうまくまとまっている様子でした。これまでいろいろな仕事を経験してきましたが、よかったところや課題点を整理して職探しをしました。思い切って飛び込むことで、まだまだ新しい発見や働きがいに出合えると感じた出来事でした。この先、困難があればまた立ち止まればいいですし、今のところは「今後10年先を考えるとベストな選択」となりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/きびのあやとら著者/Spinof Design(40歳)グラフィックデザインを中心に、講師やライター業などをサービスの柱としている。美術大学を卒業後、デザイン制作会社や広告代理店、印刷所の勤務を経てフリーランスに。仕事と育児のほどほどの両立を心がけている。
2024年02月24日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。月給を1万円と勘違いして離婚を言い渡してきた妻仕事中に突然妻から「あなただましたのね!」と連絡がきた主人公。何のことだか理解できずにいると、妻は主人公を詐欺師扱いしてきました。とりあえず事情を聞くと、妻は主人公が転職先を偽っていると言い張ります。確かに最近主人公は外資系のコンサルティング会社に転職していました。しかし、妻はその事実を嘘だと思っており「無職!」と侮辱してきます。根拠を尋ねると、妻は主人公の銀行口座を確認したようで…。今月は1万しか振り込まれていないと言ってきたのです。主人公は誤解を解こうと必死に説明しますが、妻は「離婚しましょ」と切り出し、半年前から浮気をしていたことを暴露。その言葉に主人公も妻に愛想をつかし、主人公夫婦は離婚することになりました。それから1ヶ月後のこと…出典:Youtube「Lineドラマ」それから1ヶ月後…。慌てた様子の妻から主人公のもとへ「あ、あの…」と連絡がありました。なんでもネットで主人公の記事を見たらしく…。外資系のコンサルティング会社に勤めていることが真実だと知ったようです。問題さあ、ここで問題です。離婚して1ヶ月後に妻から届いた連絡の内容とは?ヒント妻は主人公へある要求をします。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:Youtube「Lineドラマ」正解は「復縁を求めるもの」でした。妻は主人公を信じてあげられなかったことを謝罪。そして「今なら信じられるわ!」と復縁を要求します。連絡を返した結果、まさかの復縁を求められた主人公は絶句したのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月23日皆さんは、仕事で失敗をした経験はありますか?今回は「過度な節約をした社員」にまつわる物語とユーザーからの声を紹介します。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)イラスト:モナ・リザの戯言給料に不満を持っていて…IT企業の総務部に勤める主人公。長年働いてきたものの給料が上がらず、悩んでいました。そこで主人公は、上司に社内全体の節約を提案。会社の経営が上向きになれば、給料が上がるのではないかと考えたのです。その後、主人公の提案は実践されて社員たちは節約に協力するように。主人公はやる気になり、次々と節約案を出します。そんなある日、主人公は大事なサーバの空調だと気づかずに、エアコンを消してしまいました。その結果、熱暴走を起こしてサーバはダウン、そして社内は大混乱に陥り、社長が現れ…。知識のなさを指摘され…出典:モナ・リザの戯言過度な節約の結果、会社に大損害をもたらしてしまった主人公。「君、明日から来なくてよいから」と社長に言い渡され、主人公は「え?」と唖然とします。その後、転職した主人公に、転職先でも自分が起こした失敗のしわ寄せがくるのでした。読者の感想会社に大損害を与えるミスをするなんて、顔面蒼白になってしまいそうです…。環境のためにもお金のためにも節約は大切ですが、過度な節約はやめたほうがいいと感じました。(30代/女性)節約することはいいことだと思いますが、度を超すと周囲に迷惑をかけてしまいますね。転職先でも自分の起こした失敗のしわ寄せがくるなんて、自業自得なのかなと思いました…。(40代/女性)
2024年02月22日皆さんは、職場環境に悩んだ経験はありますか?今回は「モラハラ上司とやる気のない社員」にまつわる物語とユーザーからの声を紹介します。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)イラスト:モナ・リザの戯言職場環境は最悪で…憧れの会社に入社して、仕事を頑張っていた主人公。しかし他の社員はまじめに働かず、主人公はほとんどの業務を押しつけられていました。さらに残業代が出ないにもかかわらず、上司は「残業したらいいじゃん」と強要。我慢の限界に達した主人公は、転職を決意します。その後、主人公はすぐに転職先が決まり、モラハラ上司がいる職場を退職しました。すると数ヶ月後、元上司から連絡がきます。「はい…」と電話に出ると、元上司は「助けてくれ!」と言ってきました。主人公が退職したあと、前職の会社は悲惨な状況になったようで…。助けを求められ…出典:モナ・リザの戯言元上司からの応援要請に対して「大変ですね…」と答えた主人公。そして主人公は、上司を笑顔で論破するのでした。読者の感想憧れの会社でも職場環境が悪いと、頑張り続けるのは難しいですよね。必要な人材がいなくなってからその大切さに気づくなんて、上司はまぬけだと感じました。(30代/女性)上司のモラハラだけではなく、周囲も仕事をやらないとなると転職を考えざるを得ないですね。残業代を払わず仕事をさせておいて、困ったときだけ助けを求めてくるなんて自分勝手だなと呆れました。(40代/女性)
2024年02月21日企業のマーケティング戦略立案・実行支援などを行うLifeTimeTechLabo合同会社(本社:愛知県名古屋市、代表:宇佐見 洋治)では、“人手不足”が日本企業の最大の経営課題となりつつある中、より重要性を増す採用・HR戦略のヒントを探るため、若手~中堅世代(25歳~34歳)の正社員に対して、仕事の満足度などを聞くインターネット調査を実施いたしました。【調査結果サマリー】● 現在の仕事の満足度を(11段階で)聞く設問では、不満方向の合計割合が「24.8%」、どちらでもないが「28.8%」、満足方向の合計が「46.5%」。満足が不満を2倍近く上回る。● 現在の仕事で満足している項目は、「ワークスタイル(勤務場所・時間、休日その他勤務条件など)(24.5%)」「福利厚生(23.3%)」「上司・部下とのコミュニケーション・人間関係(21.5%)」の順。● 逆に、現在の仕事で不満に思っている項目は、「賃金(給料、賞与など)(38.0%)」が他を圧倒。「業務量(18.3%)」「現在の人事評価・査定(18.0%)」などが続く。● 現在の就職にあたり重視した項目では、「賃金(30.5%)」「ワークスタイル(27.3%)」の他、「福利厚生(19.8%)」「企業(雇用)の安定性(18.5%)」などが高い。● 現在の転職意向では、漠然と…含め「転職したいと考えている」「転職活動を始めている」との回答が「42.5%」と半数近くに。また、「24.3%」は具体的な検討を始めるなど高い転職意向を示す。[現在の仕事の満足度層別レポート]○ 現在の仕事の[満足層]は、満足している項目に「業務量」「企業(雇用)の安定性」「賃金(給料、賞与など)」などを挙げる。また、「賃金」の満足割合は、[不満層]~[満足層]の層分類に概ね比例。○ [満足層]の不満に思っている項目は、「特にない」が最多。一方、[不満層]の過半数が「賃金」を挙げ、「現在の人事評価・査定」も1/3を超える。○ 現在の転職意向では、漠然と…含め「転職したいと考えている」割合は、[不満層]が[満足層]を20ポイント強上回る。一方で、[満足層]は[やや満足層]より強い転職意向を示す。【調査結果詳細(抜粋)】今回の調査では、若手~中堅へと差しかかり、企業の次代を担う“大学卒業以上の25歳~34歳正社員” を対象に、これからの採用戦略、HR戦略のヒントを探るべく、仕事の満足度、満足している項目(不満に思っている項目)、就職にあたって重視した項目、企業の情報収集手段などを聞く質問を行いました。本調査の最初の設問では、現在の仕事に対する満足度を「0(とても不満)~10(とても満足)」の11段階で評価してもらう質問を行いました。現在の仕事の満足度評価設問の結果は、「不満方向」を示す「0~4」の回答合計が「24.8%」、「どちらでもない」の「5」が「28.8%」、「満足方向」を示す「6~10」の合計が「46.5%」となりました。満足方向の合計が、不満方向を2倍近く上回り、概して現在の仕事に満足している人が多い結果となっています。ただし、満足方向の回答では、どちらでもないに近い「6、7」の合計が「28.5%」と高く、同程度の「どちらでもない」も合わせると、この3つの回答で、6割近くを占めています。この点、「満足している」層が多数というよりは、「不満ではない」といったニュアンスの【消極的肯定派】が多数派と言える現況でないかと思われます。次の設問では、項目を例示する形で、現在の仕事(職場)に関し「満足している項目」を選択してもらう質問を行っています。現在の仕事(職場)で満足している項目回答では、選択が多かった順に「ワークスタイル(勤務場所・時間、休日その他勤務条件など)(24.5%)」「福利厚生(23.3%)」「上司・部下とのコミュニケーション・人間関係(21.5%)」「賃金(給料、賞与など)(20.5%)」「業務量(20.5%)」となっており、この5つの項目が20%を超える割合となっていました。一方、項目を一つだけ選択する「最も満足度の高い項目」では、「特にない(16.3%)」が最も高く、それ以外では、「福利厚生(12.0%)」「ワークスタイル(11.5%)」の順に高くなっていました。続いて、同じ項目を例示し、現在の仕事(職場)に関し「不満に思っている項目」を聞く質問を行っています。現在の仕事(職場)で不満に思っている項目具体的な項目では、「賃金(給料、賞与など)」が「38.0%」と突出して高く、2位以下にダブルスコア以上の大差をつけています。続いて「業務量(18.3%)」「現在の人事評価・査定(18.0%)」「福利厚生(16.0%)」「上司・部下とのコミュニケーション・人間関係(15.5%)」などとなっていました。また、最も不満度の高い項目でも、「賃金(25.8%)」の割合が非常に高く、2番目も同じ「業務量(8.3%)」となっています。上記2つの設問の結果は、例えば、最も満足度の高い項目で「特にない」が1位になる(→ 仕事の満足度評価における消極的肯定派の多さにつながる)など、満足度評価を、一定以上裏付ける結果になっているものと認識しています。また、満足⇔不満両面で、「賃金」「ワークスタイル」など【基本的待遇や労働条件】に関わる項目、あるいは「上司・部下とのコミュニケーション・人間関係」など【人との関係性】に関する項目が高く出現し、これら特定の項目の満足度(あるいは不満度)が、仕事そのものの満足度評価を大きく左右しているものと捉えられます。他方、「担当業務が成長・スキルアップにつながっているか?」「担当業務で充足感・達成感を得られているか?」など、いわゆる【個人のやりがい】や、「企業理念・ミッション、パーパス」など【会社組織の意義・目的】などに関わる項目は、どちらも割合が低く、仕事の満足度にあまり寄与していない可能性が考えられます。最後に、不満方向への「賃金」の突出度に関しては、インフレ下で『実質賃金のマイナス』が続く、現在の日本の社会・経済情勢の影響を強く受けている可能性も推察されます。(→ ここ2年程度で、より不満割合が高まっている可能性)このように「賃金」への強い不満が示される環境下で、さらに企業(あるいは業種)間の賃金格差が進むようであれば…賃上げ余力のない企業(業種)の存続は、想像以上に早く危機的な状況に向かうことも大いに考えられる結果となっていました。次の設問からは、就職時に関する質問を行っています。その1問目では、現在の企業(職場)に就職を決めるにあたり「重視した項目」を聞く質問を、項目を例示して行いました。現在の企業(職場)に就職を決めるにあたり、重視した項目回答割合では、「賃金(給料、賞与など)(30.5%)」「ワークスタイル(勤務場所・時間、休日その他勤務条件など)(27.3%)」の2つが高く、次に「福利厚生(19.8%)」「企業(雇用)の安定性(18.5%)」、続いて「仕事内容が希望とマッチしているか?(15.8%)」「仕事内容に充足感・達成感を得られそうか?(13.3%)」「仕事内容が成長・スキルアップにつながりそうか?(13.0%)」などとなっています。最も重視した項目でも、「賃金(15.5%)」「ワークスタイル(15.0%)」の次に「仕事内容が希望とマッチしているか?(8.8%)」が位置しています。(「あてはまるものはない(11.8%)」を除いた場合)。仕事の満足(不満)項目の設問と「賃金」「ワークスタイル」など【基本的待遇や労働条件】が高く現れている点は共通です。一方で、就職時の重視項目では、「仕事内容が希望とマッチしているか?」など、【個人のやりがい】関連が、比較的高く現れていることが特徴となっています。これらの項目は、満足(不満)項目の評価という点では、他項目との比較考量の中で顕在化しにくい可能性もありますが...少なくとも、就職前時点と就職後の仕事に対する意識(優先度合い)の変化を垣間見れるものとして、興味深い結果となっています。この点、過度にやりがいに重点を置く企業選択や、仕事のやりがいを訴えるリクルート活動は、結局両者にとって幸せならない可能性も十分にあるのではないでしょうか。*** <中略> ***今回の調査では、最後の設問として、現在の転職意向を聞く質問を行っています。現在の転職意向「転職を考えたことはない」が「29.0%」と最も多く、「転職したいと思うことがたまにある(28.5%)」が僅差で続いている一方で、「漠然と転職したいと考えている(まだ具体的な検討はしていない)」を含め転職意向を示す回答の合計割合が「42.5%」を占めています。さらに、「機会をみて転職したいと考えている(具体的な検討を始めている)」など、具体的な行動に直結する高い転職意向を持つ割合が「24.3%」を占めていました調査対象者の半数近くが転職意向を示し、さらに、約25%が高い転職意向を示すこの設問の結果は、現在の仕事への満足度(不満)次第で、次のキャリアパスにいつでも踏み出せる労働意識(労働環境)の変化を表しているとともに、企業にとっては、将来を担う人材の採用と定着に向けて、より細やかな戦略と対応が求められる状況を示唆しているものと考えられます。[現在の仕事の満足度層別レポート]本調査レポートでは、現在の仕事に対する満足度を「0(とても不満)~10(とても満足)」の11段階で評価してもらう設問の回答結果をもとに、回答者を次の4つに分類し、その層分類ごとに各設問の結果とクロス集計したレポーティングを行っています。不満層 :「0~4」を選択どちらでもない層:「5」を選択やや満足層 :「6、7」を選択満足層 :「8~10」を選択最初は、現在の仕事(職場)に関し「満足している項目」を選択してもらう設問とクロス集計したデータです。[仕事の満足度層別]現在の仕事(職場)で満足している項目[満足層]の選択割合は、(「特にない」を除き)ほぼすべての項目で[不満層]を上回り、特に、「業務量」「企業(雇用)の安定性」「賃金(給料、賞与など)」「上司・部下とのコミュニケーション・人間関係」の各項目で、その差が20ポイント以上と大きくなっていました。なお、「福利厚生」の項目のみ、[満足層]の割合が[不満層]を若干下回る結果となっています。また、[満足層]と[やや満足層]の比較では、「業務量」「企業文化、組織風土」「担当業務が成長・スキルアップにつながっているか?」「企業の安定性」の項目で、[満足層]の割合が10ポイントを超えて上回る一方、「ワークスタイル(勤務場所・時間、休日その他勤務条件など)」では、[やや満足層]が10ポイント以上上回る結果となっていました。次に、現在の仕事(職場)に関し「不満に思っている項目」を選択してもらう設問とクロス集計したデータを示します。[仕事の満足度層別]現在の仕事(職場)で不満に思っている項目前問とは逆に、[不満層]の回答割合が、(「特にない」を除き)ほぼすべての項目で[満足層]を上回っています。特に、「賃金(給料、賞与など)」で約40ポイント、「ワークスタイル(勤務場所・時間、休日その他勤務条件など)」「現在の人事評価・査定」で20ポイント強とその差が顕著です。ちなみに、「企業(雇用)の安定性」の項目のみ、[不満層]と[満足層]の割合が逆転していました。また、[満足層]と[やや満足層]の比較では、「賃金」の項目に15ポイント近くの大きな差が現れています。これらのデータからは、[満足層][やや満足層]の満足要因、あるいは[不満層]の不満要因が、(一つではなく…)複合的な要因により形成されている様子が確認できます。その中でも「賃金」は、仕事の満足度レベルに対して、比例傾向が明確であり、仕事の満足度評価の最も基礎的条件になっているものと捉えられます。その他、「業務量」「企業の安定性」などは、満足度レベルが高いほど顕著に出現し、満足度評価を引き上げる要因と認識できる結果になっていました。一方で、「福利厚生」は満足度レベルに関わらず概ね同一の水準を示しており、直接的に仕事の満足度に影響する要因ではないものと推察されます。(ただし、一定程度の制度充実が前提になっている可能性も)また、[満足層]と[やや満足層]で差が大きい「企業文化、組織風土」「担当業務が成長・スキルアップにつながっているか?」などは、仕事に満足していることを前提に、満足度をさらに高めるために機能している可能性が示唆されています。この点、基本レポートでは分かりづらかった【個人のやりがい】や【会社組織の意義・目的】などの果たす役割が、少し明確になったと言えるかもしれません。*** <以下略> ***なお、調査レポートの全文は、当社Webサイトをご参照ください。▼ 若手~中堅正社員の仕事の満足度等に関する調査 ▼ 若手~中堅正社員の仕事の満足度等に関する調査[仕事の満足度層別レポート] また、今回の調査レポートでは、ご希望の法人の方向けに「回答者属性/性年代別クロス集計」の追加データを用意しております。次のページにアクセスし、必要事項をご入力の上、データをダウンロードしてご利用ください。▼ 若手~中堅正社員の仕事の満足度等に関する調査[追加データ]ダウンロード 【調査概要】「若手~中堅正社員の仕事の満足度等に関する調査」調査方法 :インターネット調査調査期間 :2024年1月22日-25日調査対象者:全国25歳-34歳[本調査]現在、企業に勤務/正社員/大学卒業以上(アイブリッジ(株)「Freeasy提携パネル」利用)有効回答数:[本調査]400サンプル(性年代別に均等割付)設問数 :[本調査]7問■会社概要会社名 : LifeTimeTechLabo合同会社所在地 : 〒450-0003 愛知県名古屋市中村区名駅南1-11-12事業概要 : インターネット・アプリサービスの企画・運用マーケティング戦略・サービス開発の支援・コンサルテーションWebサイト : 公式Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月21日皆さんは、職場に対して不満はありますか? 今回は「仕事でミスを連発する上司」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!一般事務員だが…建設会社の一般事務員として働く主人公。しかし一般事務とは名ばかりで、経理や人事の仕事も任されていました。さらに一般事務員として働くもう1人の上司は、仕事でミスを連発…。上司のフォローも任されるようになった主人公は、毎日残業続きでした。部長に業務内容の見直しや増員を提案するも、いつもうやむやにされていた主人公。ついに耐え切れなくなった主人公は退職を決めました。その後、主人公は転職し、働きやすい環境で快適な毎日を送ります。そんなある日、前の職場の部長から電話がかかってきて…。突然の電話出典:エトラちゃんは見た!突然の電話に「どうしたんですか?」と困惑する主人公。すると部長は「どうもこうもないよ!」と言って、主人公が辞めてから会社が崩壊し始めたと告げたのです。主人公の退職後も事務員を増やさなかった結果、今まで主人公が負担していた仕事を上司がやることになり…。上司がミスを連発したため、会社は崩壊寸前に陥っていたのです。部長はその後「戻ってきてくれ」と泣きついてきたのでした。読者の感想真面目に働いている人が割を食う職場は見切りをつけて正解だと思います。主人公の主張を蔑ろにしていた部長は反省するべきだと思いました。(30代/女性)仕事でミスを連発する上司のフォローもしないといけないのは負担になりますよね…。退職して正解でしたが、まさか部長から助けの電話がくるとは迷惑と思いました。(50代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月20日別れの危機から立ち直るための4つのヒントお互いが当たり前のように過ごしていく中で、彼からの別れのサインに気づかず、いきなり突然別れを告げられることもあるかもしれません。今回は、彼が別れを考えているときに見られるサインを4つ紹介します。1.一人で行動したがるこれまで何かするときは必ず一緒だったのに、最近彼が一人で出かけることが多くなったら要注意です。一人で行動することで、彼自身が新たな自分を模索している可能性があります。それとも、何か悩みを抱えていて、一人で考える時間を欲しているのかもしれません。2.「仕事に集中したい」と言いだした「仕事に集中したい」という言葉が増えたら、彼の気持ちが他に向いているかもしれません。デートをキャンセルする理由に仕事の繁忙が続いたり、その言葉が頻繁に出てくる場合は要注意です。3.転職や引っ越しを考えていると言い出した彼が転職や引っ越しを考えているときも、別れを意識している可能性もあります。ドラスティックな環境変化を望んでいる場合、自分の生活を見つめ直していることが考えられます。その際には、彼が幸せになれる未来を一緒に考えることが大切です。その提案には「一緒にいることで彼が成長できる」という示唆が含まれています。4.家族や元カノに関する話題が多くなった彼が家族の話や元カノについてよく口にするようになったら、不満や不安を抱えている可能性があります。自慢話や懐かしむ話を通じて、あなたへの満足度を示している場合もあるかもしれません。これらのサインを見逃さず、彼の心の中にある不満や不安に寄り添ってあげることが大切です。早めの気づきが大切今回ご紹介したサインに気づくことで、お互いの関係をより強固にすることができるでしょう。恋愛は思わぬ局面に直面することもありますが、お互いに寄り添い、成長し合うことで、より深い絆を築くことができます。(愛カツ編集部)
2024年02月20日皆さんは、非常識な人の言動に困惑した経験はありますか? 今回は「タダ飯を狙う上司」にまつわる物語とその対処法を紹介します。上司から連絡がきて…主人公の両親は、高級寿司屋を経営しています。ある日、会社の上司から「お前の実家寿司屋らしいな」と連絡がきました。そして「今度同窓会があるから店を使わせてほしい」と言う上司は…。まさかの要求出典:Youtube「Lineドラマ」「タダにしてほしい」と要求してくる上司。主人公は困惑して「おそらく無理ですね」と断ります。すると上司は激怒して「どうなっても知らないぞ!」と脅しのような発言をしたのでした。それから数日後、再び上司から連絡がきて「早くこいよー!」と呼ばれます。どうやら上司は寿司屋で同窓会をしているらしく、主人公を呼んで無料にしてもらおうと企んでいたようですが…。そんな上司に「そこ私の家のお寿司屋さんじゃないですよ」と告げた主人公。すると上司は顔面蒼白で「へ?」と慌て始めたのでした。こんな時あなたならどうしますか?無視する仕事以外での会話は無視します。それで待遇が変わるような職場だったら辞めます。ストレスになるので。(20代/女性)転職を考えるよっぽど仕事にやりがいを感じていないかぎり転職を考えます。こちらだけが被害を被るのも納得がいかないので、公的な機関に相談も併せて行います。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月20日Instagramで漫画を発信されている、のむすんさん(@nomusun777)の漫画「34歳の生きる道」を配信!◆Check!<<1話からまとめ読みはこちら<<前回のお話はこちら<前回のおはなし>まさとさんに別れを告げることができた、さなさん。今回はその後のお話です。資格試験と転職に成功したんですね!自分のために努力して行動したさなさん、とてもすてきです!のむすんさんの漫画は、Instagramでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね!◆Check!<<1話からまとめ読みはこちら■ご協力のむすんさん(@nomusun777)(漫画:のむすん、文:マイナビウーマン編集部)※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
2024年02月20日安易な気持ちで略奪婚を計画し、後になってから誤った判断だったと気づく女性もいます。職場不倫の末に略奪をし、人生を大きく踏み外した30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。職場不倫の末に略奪婚…幸せを夢見たけれど職場の既婚上司である村田さん(仮名)と、不倫関係に堕ちてしまった30代の美雪さん(仮名)。最初は遊びの延長といった気分から、だんだんと相手に本気になってしまい、略奪を考えるようになったと当時を振り返ります。「ちょうどまわりがどんどん結婚をしていく年齢だったこともあって、私もいつまでも不倫なんてしている場合じゃないなって。それで、村田さんにプレッシャーをかけ続け、離婚させることに成功しました。私が村田さんとの結婚を強く望んだので、そんな私の姿に村田さんが感動して『ここまで俺を一途に愛してくれる女性には、もう二度と出会えないかもしれない』と言ってくれて、離婚後はすぐに私と結婚をしてくれることになったのです」周囲から理解されない関係に悩みつつ、前を向こうと決めた矢先に不倫相手であった村田さんと結婚することができて、しばらくは舞い上がっていたと話す美雪さん。しかしその一方で、二人の不倫を知っていた同僚たちからは白い目で見られ続けたそう。さらに義母からも美雪さんの存在を認めてもらえず、肩身の狭い思いをしながらの生活だったと言います。「結局、私は職場に居づらくなってしまったので、略奪婚をしてから4か月で転職をしました。周りから祝福されない関係に悩んでいましたが、せっかく結婚をしたのだから、前を向かないといけないと思って必死でしたね。だから転職が決まったときには、これで心機一転して頑張れる!と張り切っていたのですが…。夫婦の職場が別々になってからは、次第に夫との距離を感じ始めました。不倫していた頃のような甘いムードになることはなくなり、夫の言動もどんどん冷たくなっていったのです。『本当に、彼と結婚して良かったのだろうか』と悩みました」幸せを夢見て略奪を成功させた美雪さんは、結婚生活に少々の違和感があっても、見て見ぬふりをしていたそうです。表面上は問題のない夫婦に見えても、内情は美雪さんが思っていた以上に、ゆがんだ夫婦関係になっていたと語ります。不倫をしている最中には、無我夢中で略奪を画策する女性もいます。しかし略奪婚をしても幸せになれる可能性は低いうえに、夫婦関係に深刻な問題が生じても、周囲からは「自業自得」と思われやすいでしょう。©rrice/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2024年02月16日長女を出産したのは、まだ育休という言葉が飛び交っていない時代。「絶対無理」と言う周りの反対を押し切って産休明けから職場復帰し、子どもたちのこと、家事全般もひとりでこなしていました。そんな私も40代に入り、少しだけ生まれた余裕の中で他にも意識が向くように。「隣の芝は青く見える」とはよく言ったもので、ふと隣の庭をのぞいたら……青いどころか、全然違う色だったことに衝撃を受け、離婚を決意したお話です。我慢していたら夫の威圧的な言動がエスカレートあるごみ出しの日の朝、大きなごみ袋3つをどうやってごみ捨て場まで持って行くか悩んでいました。いつものように歩いては行けないから、近いけど車で行こうか、それとも2回に分けて運ぼうか……。忙しい朝、少しでも時間をかけない方法を考えながらごみのほうに目をやると、驚くことに1つ減っているではありませんか!先に出かけた夫が持って行ってくれたんだ。今まで家事など一切手伝うことがない人なのに……。こんなうれしい出来事はありません。出勤後、同僚にはしゃいで話すとドン引きされ、こう言われました。「普通なら、少なくとも2つは持って行きますよ……。お互い働いてるんだから、もう少しやってもらわなきゃ。やり過ぎですよ」私は「えっ?! そうなの?」と目からうろこが落ちた感じでした。「女は家で家事をする」と植え付けられた概念に少しも疑いを持たず、「家を空ける時間を与えているのだから家事は全部やるのが当然」と言われて、特に疑問も持たず妙に納得していた自分に気付き、驚きました。夫婦は対等、思いやりを持って接するのが理想だと思っていたはずだったのに……。家はよその家とは違う夫婦の形!?もともと威圧的だった元夫は、「結婚したら仕事を辞めて家にいて欲しかった」を武器にさまざまな要求をしてきました。幾度となく転職を繰り返し、そのたびに私が元夫を扶養して、家庭の大黒柱として数カ月を過ごしたことも1度や2度ではありません。それでも仕事を続けてしまった負い目もあり、働いてほしいとは言えませんでした。仕事を休んでいる間だけでも、家事を手伝って欲しいと伝えても「少ない手取りで文句を言うな。稼ぎが同じになってから言え」と一喝され、取り合ってももらえません。次第に何を言っても怒られることが怖くなり、何も言い出せなくなりました。このころから家はよその家と違う形の夫婦なんだと気付き始めました。離婚?それともお金?どっちが大切?離婚の2文字がくっきりと頭に浮ぶようになったころ、娘が自宅から出て専門学校に通い始めました。学費もさることながら、寮費、生活費など飛ぶようにお金が出ていきます。転職続きで日々の生活で手一杯だったこともあり、あまり蓄えもなく、今後の生活を考えるとどうしても離婚する勇気は持てませんでした。「末娘が学生生活を卒業したら離婚しよう。今は我慢のとき」。そう思って耐える生活を選択してしまったのが、今思えば間違いの始まりでした。元夫の威圧的な言動はどんどんエスカレートしていきました。買い物に行ってヨーグルトを買ってくれば「こんなぜいたく品、買ってくるな」と怒られ、お風呂の換気扇を朝までつけっぱなしにしたら、「人の家を壊す気か!」と怒られます。何が気に入らないのかわからず、ただ怒らせないようにと息をひそめて生活するようになっていました。 限界突破してしまい…結局、末娘が学生生活を終えるまで我慢することはできず、長女の卒業と同時に家を出ました。本気でいろいろ調べた結果、国が設立した法的トラブル解決の総合案内所の法テラスを利用すると弁護士費用が抑えられると知りました。無料相談もあり、気軽に弁護士さんに相談できたおかげで、法律的に必要な部分は抑えて家を出たこともあり、その後も特に困ることなく生活できています。次女は専門学生、末娘は高校生になりました。離婚の話し合いも、弁護士さんにお願いすることで元夫とは直接話をすることもなく無事に離婚することができました。45歳のときでした。時間は掛かりましたが、今はとても穏やかに日々を過ごしています。まとめ勇気が持てなかったあのときの自分に、「大丈夫だよ」と声を掛けることができたなら……先に弁護士さんに相談していたらもっと違う景色が見えたのに……と、今は思います。もちろんお金は大事ですが、お金は使い方によっては増やすことも可能です。でも時間は、誰がどうやっても増やすことができません。それに気付くため、身をもって体験する勉強だったんだと、今は捉えています。これからは我慢せず、わがまま(自分のまま)に生きていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/きびのあやとら著者/くらげ(46歳)23歳社会人、専門2年、高2の娘を持つシングルマザー。本業の他に収入を増やそうと始めたWEBライターだが、時間の使い方がつかめず悪戦苦闘している。【自由と安定】を求めて絶賛精進中。
2024年02月15日