過保護すぎる? 親だけが参加する“代理婚活パーティー”の実態
20代の大事な5年間が全部ムダになってしまったんですよね。
私はもう30代、そんなムダは絶対に避けたいんです。親がふるいにかけてくれた相手の中からお気に入りの相手を選ぶのは、時短かつ合理的 な方法です』(30代女性/教員)
確かにそうかもしれません。
親が最初から相手の人となりを知っているわけですから、「相手を親に紹介する」という面倒なプロセスを省くことができますよね。
早く、ムダなく結婚までこぎつけることができるのは、代理婚活のメリットのひとつなのでしょう。
●親からアドバイスを貰えるのが頼もしい
『僕のことを一番理解しているのは、何だかんだいってやっぱり親。それに、親は結婚生活の酸いも甘いも噛み分けてきてるでしょ。だから、同世代の友人からは得られないようなアドバイスをガンガンもらえます。
頼もしいですよ』(30代男性/自営業)
親は子どものあらゆる姿を見てきています。
考え方のクセ、行動パターン、コミュニケーションで気をつけるべき点……さまざまなことを把握しているのです。
だからこそ、親がくれるアドバイスは具体的。ともに婚活をやりぬく、絶好のパートナーとなりうるのですね。
●代理婚活のデメリット
代理婚活にデメリットはないのでしょうか。こちらも参加者の声から考えてみました。
●親が勝手に断ってしまう
『僕が気に入ったお相手を、親が勝手に断ってしまう ので困ります。結婚するのは僕だから、最終決定権は僕にあるべきですよね。
でも、婚活にかかる費用を負担してもらっているので、強く出られないんですよね』(20代男性/会社員)
親からすれば、子どもの判断はまだ未熟なのでしょう。
できるだけいい相手と、間違いのない結婚をして欲しい。そんな願いが行き過ぎてしまい、トラブルになることはよくあるようです。
意見が分かれたあげく、大喧嘩となって親子関係が破綻したケースもありました。これでは、幸せな結婚は遠のくばかりですね。
●親まかせになりすぎる
『私が頑張りすぎたのでしょうか……娘は自分自身で出会いを探さなくなりました。まるで他人事のように「お母さん、婚活パーティー行かないの?」と言うので、困っています』(60代女性/主婦/30代娘が婚活中)
代理婚活では、実際に行動するのは親ばかり。