たまには一人で外出! パパに子どものお世話を頼む際のポイント3つ
こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。
ママの皆さん、土日や夜に一人で外出することはありますか?
『第一生命経済研究所』(2008)では、“だれと外出したいか”を調査しています。
その結果、最も多いのは「子どもと夫婦での外出」でしたが、「自分のみでの外出」と答えるママも7割以上いることがわかりました。
しかし、一人で外出するためには、パパにお子さんを預けなくてはならないママも多いと思います。そこで今回は、パパに子どものお世話を頼む際のポイントについてお伝えします。
●抽象的ではなく具体的に伝える
ママからよく聞くのが、パパに子どもを預けて出かけたら「おむつがびちょびちょだった」「ご飯を食べさせずお菓子をあげていた」「子どもは起きているのにパパだけ寝ていた」などのトホホなエピソードです。
これらのエピソードに対して、「パパにはもう預けたくない!」と諦めているママもいるかもしれません。
そんなママたちにオススメしたいのは、“やっておいてほしいことをリスト化したメモ ”を渡しておくことです。
口頭だけだとついウッカリしてしまうこともありますが、紙に書きとめておけば安心です。男性はこういうリストがあると、しっかりやってくれることが多いです。
たとえば、何時におむつを替える、お菓子は何時にあげる、何時になったら寝かせるなど、できるだけ具体的に伝えましょう。
ただ、1つ気をつけたいのは、あれもこれもとお願いしすぎないことです。
「この他はパパにまかせるね!」と言われた方が、パパもゆったりした気持ちでお子さんと過ごせると思います。
お子さんもイライラしたパパと過ごすよりも、にっこりパパと過ごす方が断然楽しいはずです。ですから、やってほしいことリストには必要最低限のものだけを書くようにしましょう。
●子どもが泣いたときにどうするか
パパの中には「子どもに泣かれてしまうのが怖くて(嫌で)預かりたくない」という声もあります。
ですから、パパに預けるときは、お子さんが泣きやすい状況や泣いたときの対応についても詳しく伝えておく と安心です。
たとえば、わが子の場合は、夕暮れ時に泣くことがよくありました。そんなときは、抱っこで外の景色を眺めたり、オルゴールの音を聞かせたりして気分を切り替えていました。お子さんによって気分を切り替えられる方法が違うと思いますので、話し合っておくとよいでしょう。