ムダづかいが減る? 家計簿をつける必要性とつけなくていい人の特徴
みなさんは家計簿をつけていますか?過去につけたことはあるけれど、続かずにやめてしまったという人はけっこう多いのではないでしょうか。
『公益財団法人 家計経済研究所』が2012年~2015年に30~50代夫婦を対象に行った“家計簿の記帳状況”調査によると、「一度もつけたことがない」と答えた人は妻が共働き世帯の場合14%、専業主婦世帯の場合は11%という結果が出ています。
この結果から、家計簿を今まで一度もつけたことがないという人は少ない ことがわかります。
では、家計簿をつけている人は何のためにつけているのでしょうか?また、家計簿をつけていない人はなぜつけていないのでしょうか?それぞれの理由について、家計簿をつけている人といない人、両方からお話を聞いてみました。
その結果、家計簿をつけたほうがいい人とつけなくてもいい人の特徴が見えてきました。
●家計簿をつけている理由は?
まずは、家計簿をつけているという人からお話を聞きました。
『結婚してから家計の管理を任されるようになったので、毎日の習慣としてつけ続けています。面倒くさいと思うこともありますが、だんだん簡略化していっているので、今はもう慣れました。
Excelで管理するようになって、だいぶラクになりましたよ。家計簿をつけていると毎月の収支が明確になるので、何にお金を使いすぎたかも一目瞭然 。今月は外食をしすぎたから来月は引き締めようとか、そういった調整もできるので貯蓄もしっかりできます』(40代女性/専業主婦・家計簿歴14年)
『共働きなのになぜかお金が貯まらなくて、何にお金を使っているのか把握するために約1年前から家計簿をつけ始めました。アプリでつけているので、そんなに大変ではありません。家計簿をつけ始めて、ようやくそれぞれの無駄遣いが判明し、お互いにお金の使い方が変わりました 。最初は赤字なんて月もあったけど、今は順調に貯金ができています』(30代女性/会社員・家計簿歴1年)
「毎月の収支を把握するため」という理由が多いようです。
何にいくら使っているのかざっくりでも把握しておくと、無駄遣いも見えてきます。その無駄遣いを改善することでお金が貯まるようになるということですね。
これは、家計簿をつける意味がしっかり家計に反映されているパターンです。しかし、中には『赤字家計を改善しようとして家計簿をつけてはいますが、全然変わりません』(20代女性/専業主婦・家計簿歴7か月)