意外と微妙カモ!? “家事代行パート”で働いた人の体験談と注意点3つ
主婦の働き先として、最近人気が急上昇しているのが“家事代行”のパートです。
主婦向けのパートを扱っている求人サイトには、家事代行の求人がたっぷり掲載されています。
求人の多くは、他の仕事に比べて時給が高め。さらに「平日、昼間の2時間だけ」というように、自分の都合に合わせて働けるという点が人気の秘訣のようですが……実際にはどうなのでしょうか?
そこで今回は、家事代行パートの経験者たちから体験談を伺ってきました。仕事を検討している方、どうぞ参考にしてくださいね!
●(1)仕事はスピード勝負!
『家事ならいつもやってるし、料理も掃除も得意だから余裕!と思っていたのですが、甘かったですね。1件の依頼は2時間なのですが、正直言って2時間じゃ終わらない量の作業を言い渡されます。急がなきゃ終わらないけど、雑にやるわけにもいかない 。依頼主の目を気にしつつ、時間内で作業を完了させるのは至難の業です。
今はコツをつかんだので大丈夫ですが、最初はグッタリ疲れましたね』(50代女性/勤続2年)
同じような話は、多くの経験者から耳にしました。
自宅でやっている日常の家事って、シビアな時間制限がないですものね。
家事代行のパートに応募したいなら、まずは自分の“作業スピード”を客観的に把握しておくことが何よりも重要。
多くの場合、1件あたりの滞在時間は2時間です。2時間でどれくらいの家事ができるのか、どこまで買い出しに行けるのか、まずは自宅で測ってみましょう。
もちろん、勝手の分からない訪問先で家事を行うとなると、自宅でやるよりもずっと手間取ってしまいます。作業スピードを割り出すときは、そのあたりをきちんと差し引くことも忘れずに。
●(2)思ったよりも儲からない!?
『何のスキルもない主婦でも時給が1,500円。
すごくオイシイ仕事に見えますよね。でも、意外と儲からないんですよ。実は、依頼が1日に1件しかない日も少なくないんです。実働2時間だったとしても、移動や片付け、作業レポートの作成などで結局半日は潰れちゃう んですよね。半日拘束されて3,000円っていうのは、決して効率のいい稼ぎ方ではないと思います。かといって、1日に2件・3件の依頼が入っている日も微妙なんです。1件ずつ微妙に間があいているため、どこかで時間つぶしをしなければなりません。仕方なくカフェに入っちゃったり、ランチを食べちゃったりするので、お金がかかってしまう。