敬語は面倒? ママ友同士があだ名呼びすることのメリット3選
あだ名でお互いを呼び合うと、堅苦しい会話にならないのもいいと思います。会話がとても弾みます』(40代/小学5年の男の子の母)
確かに、その通りですよね。
筆者も中学生のころ、英語の授業でアメリカ人の先生のレッスンを受けたとき、このように言われたのを思い出しました。自己紹介では必ず、自分の名前の後にニックネームも言うこと。
「Please call me ○○.」と自分で紹介をする。全員必ずそうしていました。
心理的にも、誰かのことをあだ名で呼ぶ人は非常にフレンドリーな状態にあり 、「その人と仲良くなりたい」という心の表れであるということも言われています。
初めての言語の学習に緊張し、また突然現れた外国の人との距離の取り方も全くわからなかった中学生は、このあだ名呼びによって緊張がほぐれ、クラスの雰囲気も和やかになりました。
●(2)敬語を使うのが面倒だから最初からあだ名で呼ぶ
『わが家は3人子どもがいます。幼稚園だけでも10年近く通い、そのあとは小学校。毎年毎年新しいクラスでの初顔合わせの回数をこなしていくうちに、“最初だけ敬語”みたいなのが面倒になって。
初めだけの儀式みたいなのにうんざりしてきているのがお互い何となく察知できたので、早い段階からあだ名で呼んで、フレンドリーに接するようにしました』(40代/小学2年・小学5年・中学1年の母)
もしかしたら、筆者が長女の幼稚園で急にあだ名呼びされたのも、こういった理由だったかもしれませんね。
そういえば相手のママさんの娘さんは2番目のお子さんで、上に大きいお兄さんがいらっしゃいました。その時点でベテランですよね。
幼稚園の役員さんもされていたし、小学校では本部役員(PTAの中でも役職のある立場)で、コミュニケーション能力がとてもすばらしいママさん でした。
それなのに、私の反応が微妙だったのですからびっくりしたのかもしれません。
●(3)困ったときに助けてもらえることが増えた
『あだ名呼びをしているママたちには、自分のカッコ悪い姿も見せて大丈夫かもという気がしています。たとえば、下の子の風邪が自分にうつってダウン!というとき、「助けて〜」と言える。そんなとき、「いいよ!幼稚園のお迎え、私が代わりにしておくし、夕方までうちで一緒に遊んでいるから、ゆっくり休んで!」と助けてくれる。
あだ名呼びで、「他人に甘えてはいけない」