うちの子には関係ない?”元プログラマ”が書くプログラミング教育の必要性と対策
こんにちは。ママライターのマエジマシホです。
スマートフォンが生活に浸透し、デジタルカメラも身近なツールとなった世代の子どもたちのことを『デジタルネイティブ』と言います。
常にインターネットにアクセスできる環境が生まれた時から整っていて、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの機器を抵抗なく扱える子どもたち 、というわけです。
今後は、超高齢化および超少子化時代が続くと言われ、社会を支える労働力は減っていくことが予想されています。
そんな中で、労働力不足を補うひとつの手段としてAI(人口知能)の存在がクローズアップされつつあります。
そして、デジタルネイティブ世代に求められるのは、このAIをさらに進化させていくことです。
今回はデジタルネイティブ世代に求められるプログラミング教育の現状について 元プログラマの視点も交えて見ていきます。
●プログラミング教育の必要性
超少子化は解消する傾向が見られないことから、そう遠くない将来に日本の労働力は不足すると言われています。
その対策のひとつとしてAIを活用することが求められているのですが、これで万々歳というわけには行かないのです。
何故なら、AIを使いこなす、あるいはAIに関するプログラムなどを造り出せるスキルや知識を身につけていない人は、AIに職を奪われる危険性が高まっている からです。
だからこそ、今小学校からのプログラミング教育が必修化されるといった人材育成に国策として取り組もうとしている わけですね。
デジタルネイティブ世代ではない立場の人々からすると、小学生がパソコンやタブレットを扱うことに対して少々抵抗があるかもしれません。
しかし、時代は確実にIT系の技術を小学生から身につける必要性があるほど進んでいるのです。
●学校で教えてくれることには限界がある
2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されることは既に決定しています。
しかしこれがスタートのため、教える側も試行錯誤していくことになるでしょう。
教える側はデジタルネイティブ世代ではなく、教わる側はデジタルネイティブ世代であるというギャップも教材選びに苦労しそうだな、と個人的には思います。そしてプログラミング教育という漠然としたテーマをどこまで具体化するのかという点も気になります。
詳しくは2020年からスタートするプログラミング教育の中身を見てみないと判断できませんが、プログラミング教育が必修化されたからといって将来に渡って安心というわけには行かないでしょう。