妊活中の友達より先に妊娠… 伝え方ってどうすれば?
こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。
妊活をして、めでたく妊娠ということになれば、うれしさもひとしおですね。
しかし、同じように妊活中の仲間がいる場合、うれしい反面「伝えた方がいいのか」 、「言わない方がいいのか」 と悩んでしまうことも少なくありません。
そのような状況になった際、どのようにすればよいのか、波風を立てずにするための伝え方を経験者の1人としてお話ししたいと思います。
妊活仲間で最初に妊娠をしたとき
著者も最初の子の時、妊活をしていました。その頃、同じ時期に妊活をしていたのは著者を含め、3人でした。食生活や体調の整え方などさまざまなことを語り合っていたのです。
「同じ時期に妊娠したら、同級生になれるね。」 などと話し合っていました。
ところがその翌月、著者の妊娠が発覚しました。主人と大喜びをしたのはつかの間、すぐに不安がわき起こりました。「2人に何て言おう…」です。
著者は妊活仲間に入って日が浅かったこと、仲間の1人は不妊治療がうまくいかなかったと悲しんでいた矢先のことでしたので、かなり気まずさがありました。
つわりがひどかったため、休むことが続き、もう隠しておけないと思いました。
なので、出社した際に、先に妊活仲間に「ごめん、妊娠した。」 とはっきり自分の口から告げました。妊活仲間だった2人は、少しの沈黙の後に「おめでとう、謝らないでよ。」と笑顔で言ってくれましたが、やはり気まずさを感じていたようです。
その後、妊娠のことは極力話さないでいました。聞かれたときにだけ手短に答える程度にしておきました。
なぜなら、彼女たちは妊娠できない自分を責めたり不甲斐なく思ったりしているかもしれないと感じていたからです。職場では妊娠していることをそれほど態度に出さないようにしました。
大事なことは…
妊娠の報告を伝える時に重視したい点は、相手の気持ちを思いやること です。理由は、相手に劣等感を抱かせないためと、怒りや憎しみといった感情を持たせないためです。
自分が望む物を手に出来ないのに、他の人が手に出来ているという状況を目の当たりにすると、劣等感を抱いてしまうことがあります。
その際に、「どうして自分には…」 という感情がわき起こり、怒りや悲しみといった感情を持ちます。
これはどのような場合にも感じるものです。
妊娠という授かり物に関しては、自分を責めてしまうことに繋がります。