育児は暇なのは外部環境が原因?合理的に考えてみましょう
しかし、先ほどもお話したように、シングルだからと言って大変とも限りません。実家が大のお金持ちで、働かなくても生きていけるお嬢様だったらどうでしょうか。
「シングルでがんばっている=苦労している」と考えがちですが、その認識が正しいとは言い切れないのが現実です。
つまり、「育児はこうすればいい!」と言った意見を聞いたとしても、発言者の背景によっては参考にならないのです。
今のあなたの家庭環境によりますが、先ほど挙げたような理想の夫を持ち、実家がお金持ちの夫婦の話よりも、シングルで悪戦苦闘しながらも子どもを育てた話の方が、受け取り方がまったく違いますよね。
外部環境が良いことを否定したいのではなく、自分と似た環境の人の意見でないと、参考にならないのです。再現しづらいのです。身長160センチの男性が、身長180センチの男性の服装を真似ても、カッコよく着こなせないのと同じこと。
育児を暇にするために大切なのは、自分と似通っている経験している先駆者の話を聞くことです。
育児を限りなく暇にする方法とは?
私の育児はこんなに忙しいのに、育児が暇だと言える人は何をしているの?という疑問は、紐解けましたよね。
疑問は紐解けましたが、ここで1つ疑問があるはずです。
それは、外部環境が良好ではない状態で育児をされている夫婦は、育児を暇にできないの?ということ。
夫婦の形は十人十色で、「これが正解!」と言える育児法を提示するのはむずかしいです。しかしながら、育児が暇な夫婦へ近づかせることはむずかしくありません。
たとえば、家事代行サービスを使って、掃除や洗濯を代行してもらっている夫婦がいるとしましょう。その夫婦は、その時間を使ってゆったり育児を楽しんでいます。
ここで疑問なのが、家事代行サービスを使う以外で、家事を減らすことは不可能なのでしょうか?
そんなはずありませんよね。今や「ルンバ」は各家庭に1台ありますし、「乾燥機付洗濯機」も売れ続けています。人がやらなくても良い家事は、山ほどあるのです。
合理的に考えれば、自分で掃除をしなくても部屋がキレイであれば問題ありませんし、洗濯物もあえて太陽の光を浴びさせて干さなくても清潔であれば良いわけです。・自分でやらなくてはいけないこと
・自分でやらなくてもいいこと
まずはこの2つに、日々のタスクを分けてみましょう。
そして、自分でやらなくてもいいことを他で代替できないか?と考えてみるのです。