子育て情報『コラーゲンより重要? 「ビオチン不足」による皮膚疾患と対処法』

2016年2月25日 19:00

コラーゲンより重要? 「ビオチン不足」による皮膚疾患と対処法

コラーゲンより重要? 「ビオチン不足」による皮膚疾患と対処法

【ママからのご相談】
小6、中2の2児の母です。来年、上の子が高校受験、そしてもうすぐ下の子が小学校卒業です。

心配なこと、やらなくちゃいけないことがいろいろあり、ここ数か月われながらストレスが溜まっている気がしていたのですが、 急に肌の劣化が目立つようになりました。

それから、全く無かった白髪が生え際にチラホラと……。年齢相応といえばそうなのかもしれませんが、このまま手をこまねいてオバサン化するのも悔しくて。

忙しくても、何か肌や髪の老化に打つ手はありますか?

●A. 年齢にあらがう基本は内側ケア。コラーゲンの前に『ビオチン』を意識して。

こんにちは!ご相談者様と同じ40代のライター・月極姫です。


やるべきことがたくさん重なって気ぜわしくしていると、ついつい自分自身のケアが後回しになりますよね。

特にお子さんの進級時期は、多くの親御さんが精神的にも落ち着かず、どうしてもストレスフルになります。

肌や髪の劣化というと、多くの人が「コラーゲンが不足しているのかな?」と思いがちかもしれません。

実はコラーゲン以上に、肌・髪の美容に深く関わる栄養素が最近特に注目されています。

それは、古い呼称では『ビタミンH』と呼ばれていたもので、人間の腸内で生成される『ビオチン 』という物質です。

ビオチンには血流を改善して皮膚を強くする働きや、抜け毛や白髪を予防して強い髪質を保つ働きがあります。

多くの食品に含まれ人間の腸内で生成されるため、本来は不足しにくいビタミンなのですが、現代人の生活環境はこのビオチンが不足しやすい状態にあり、アトピー性皮膚炎 や掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう) といった皮膚疾患などもビオチン不足が要因とされています。

本来私たちが自力で生成できるはずのビオチンが、どうして不足してしまうのでしょうか?

●ストレスと○○の食べ過ぎで激減!! ビオチン不足になりやすい意外な落とし穴

ビオチン不足に陥りやすい原因のひとつとして“卵の食べ過ぎ”があります。
後に述べますが、卵は本来豊富なビオチンを含む食材のひとつです。

しかし、ビオチンを含んでいるのは卵黄の部分であり、卵白には逆にビオチンの吸収を阻害してしまう『アビジン 』という物質が含まれているのです。つまり、厳密には卵白を取り除けばビオチン不足に陥る心配はご無用ということになりますが、実際の調理場面で卵白除去を徹底するのは難しいですし、卵白には他にも重要な栄養素がたくさん含まれています。

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