2016年3月9日 20:00
失敗してもOK! 小学校入学前に子どもの不安を解消する接し方
ただ、おもらしに関しては、いじめの対象になるのではないかと心配になるかと思います。
おもらしの場合は、担任と副担任、養護教諭が連携して対処してくれます。その後のフォローもです。
心配をする気持ちから、「おトイレは絶対に行ってね!」と脅すような言い方は逆効果となってしまいます。
声をかけるなら、「もし失敗したら先生に助けてもらってね。失敗しても大丈夫だからね!」と、“失敗しても問題ない”ことを伝えた方がいいでしょう。
安心してトイレに行くことができたり、恥ずかしがらずに先生に「トイレに行きたい」と伝えたりするようになります。
私の娘も1年生になった3学期に体育館でおもらしをしてしまいました。
「トイレに行くかどうか迷った」と言って泣きながら帰ってきました。
でも、先生たちの連携プレーで娘へのフォローをしてくれたおかげで、いじめられるということはありませんでした。
●絶対にやっておきたい! 通学路チェックは一緒に
心配のひとつである登下校は、卒園式が終わってからでも、朝や夕方の時間帯に一緒に歩いて練習することが必要だと思います。
入学して1週間は、家の近くまで先生が歩いて練習をしてくれます。
でも、その前に親と練習を数回しておくことで子どもは安心できるのです。
また、危険な箇所や車通りの状態を親も把握することができますので、このチェックは省かないで子どもの目線で見ながら 行ってほしいと思います。
----------
入学にあたり、不安を抱えていらっしゃるでしょう。新入学の親御さんにとって、今は大変忙しい時期です。
今この大事なときを「忙しいから」という気持ちだけで何もしないのはもったいないです。
しっかり時間配分をして、今お子さんにとって必要なことに手をかけてあげていただきたいと思います。
ご相談ありがとうございました。
【参考文献】
・『ほめるとき、叱るとき、諭すとき、最強の子育て思考法』和田秀樹・著
●ライター/桜井涼(フリーライター)
【STEAM教育のプログラボ教育事業運営委員会】2024年 オリコン顧客満足度調査「子どもプログラミング教室」総合ランキング1位受賞!