子育て情報『“保育園落ちた”はナゼ? パパママが考える「待機児童問題の原因」とは』

2016年3月22日 20:00

“保育園落ちた”はナゼ? パパママが考える「待機児童問題の原因」とは

政府は2001年から「待機児童ゼロ」を掲げてさまざまな取り組みを行ってきましたが、いまだにその目標は達成できていません。

「保育園落ちた日本死ね」騒動を受けて、政府は『平成28年度補正予算案』で待機児童対策をメインに盛り込む考えを示していますが、早急に保育士の待遇改善を図ることが求められます。

●共働き世帯の増加で、社会の“育児への理解”が重要課題に

他にも、今回の意識調査では、“共働き家庭の増加”を待機児童問題の原因と考えている人が多いことが判明しました。

“共働き家庭の増加=待機児童の増加”という公式には、「両親・義両親と離れて暮らしているため、子どもを預ける相手がいない」 という理由や「会社が育休を認めてくれない」 などの理由が背景にあり、さまざまな社会問題が複雑に絡み合っていることが分かります。

とくに社会の“育児への不寛容さ”に悩まされている人は多く、

『産休を取る際にクビにされた』
『男が育休を取るのはありえないと言われた』
『子どもの発熱で早退を繰り返していたら、周囲から無視されるようになった』

など、理不尽な対応を取られることもあるようです。

政府は現在、「育休を3年まで延ばす」という方針を決めていますが、こうした問題をまず解決しないと、「3年も休むなら戻ってくる場所はないよ」と一蹴されて終わることは目に見えています。

待機児童問題の解決には、保育士の待遇改善とともに、社会の“育児への理解”を促す政策を取る ことも重要と言えるでしょう。

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いかがでしたか?待機児童問題に悩むパパママは数多く、仕事を辞めなければならない場合は収入やキャリアにも大きな影響が出てしまいます。


匿名のブログから国会での討論にまで発展させた「保育園落ちた日本死ね」からも分かるように、一人ひとりが声を上げることは大切です。

決して他人事と思わずに、真摯に向き合っていきたいですね。

【参考リンク】
・【アンケート結果(1位〜6位)】待機児童問題はなぜ起こると思いますか?(http://papimami.jp/72148)

(文/パピマミ編集部・上地)

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