子育て情報『ママに流産のリスク!? 上の子への「妊娠中の授乳」はやめるべきか』

ママに流産のリスク!? 上の子への「妊娠中の授乳」はやめるべきか

そのリスクを考えると、妊娠が分かった段階で授乳回数を減らしたり、断乳に取り掛かったりしておくのも良い方法です。

●妊娠中期以降の授乳

妊娠中期以降も、妊娠経過に問題が無ければ授乳は続けても問題はありません。妊娠中に上の子に授乳を続けることには、以下のメリットがあります。

・ママが妊娠したことによる上の子の心のゆらぎを和らげることができる(赤ちゃん返りを緩和できる )
・授乳タイムでママ自身もリラックスする時間を作ることができる(妊娠中・育児中のイライラをリセットできる)
・ママの産後へのおっぱいケアが簡略化できる

この3点はママ、上の子、おなかの赤ちゃんにとってとても大きな意味をなすメリットです。

ですが、『妊娠中期以降は授乳による刺激に影響が出ることがある』とつづった産婦人科医のブログもあります。切迫流産・早産ぎみのママは慎重に上の子の授乳を検討しましょう。

●産後の授乳は赤ちゃん優先が大前提

産後まで上の子の授乳を続けていたり、断乳していても上の子が母乳を欲しがるようになったりした場合は、ママの抵抗がなければ兄弟で母乳を分け合う『タンデム授乳』 という選択肢があります。

特別推奨されていることでもないのですが、

・下の子がうまくおっぱいを吸えなくても上の子が吸ってくれるため母乳がよく出る
・妊娠中同様、上の子の赤ちゃん返りが和らぐ

というメリットがあります。


しかし、母乳を飲む順番は赤ちゃんが先 が鉄則。上の子が下の子よりも先に母乳を欲しがったら、きちんと順番を守ってもらうように言い聞かせましょう。

あくまで母乳は赤ちゃんの成長のためにあり、優先順位は下の子です。下の子にミルクをあげてまで上の子に母乳を飲ませる……ということはNG。

また、妊娠中は上の子に授乳を続けて、赤ちゃんが産まれた時点でおっぱいとサヨナラするよう言い聞かせることもしつけのひとつ。

ママの考え方、子どもの性格に合わせてさまざまな授乳ライフの選択肢があります。ぜひ、赤ちゃんとママが一番円満にいく方法を模索してみてくださいね。

●ライター/ましゅまま(ママライター)
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