親はイライラ厳禁! 子どもに「算数の基礎」を身につけさせる方法5つ
といった具合です。
もし時計がなかなか読めずに苦労しているのであれば、時計盤の表示がわかりやすくなっている子ども向けの時計を用意するのもいいでしょう。
また、幼稚園の早いうちから時計が読める子のママに秘訣を聞いてみたところ、「普段から“60”を意識して数を数えさせている」という答えがかえってきました。
たとえばお風呂で湯船に浸かる際、60数えさせるのです。そうすることで、時計に使われている60進法の基礎が知らず知らずのうちに身に付いている というわけですね。
●(4)国語力を鍛える
単純な計算式だけでなく、問題文が出てくるようになると、「問題文そのものが読めていない/わかっていない」 というケースも多いものです。
これに関しては、文章読解力を別途身につけなければなりません。やはり、訓練を積み重ねること、日ごろから文章に触れる機会を増やすことが大切でしょう。
特に、読み聞かせや子ども自身による音読などが有効です。
●(5)「うちの子はできない」と思い込まない
最後に、パパ・ママが「うちの子は算数ができない……」と思い込んだり、できないからと言って頭ごなしに叱ったりするのはやめたほうがいいでしょう。
子どもが計算ミスをすることや、計算の概念を理解できないのは当たり前と思ってください。
「なぜできないの?」ではなく「どうしたら伝わるだろうか?」というふうに、手段に思考を巡らせたほうがイライラせずに済む はず。
また、仮に親が算数を苦手としていても、子どもには関係ありません。きちんと理解できるように説明すればできるようになります。
「自分が苦手だから、やっぱり子どもも……」なんて諦めると、希望の芽を摘むことになりかねません。
忍耐力も必要なので大変ですが、ぜひできることからはじめてみてくださいね。
【参考リンク】
・算数が苦手な子は「3つの誤り」を犯している | 東洋経済オンライン(http://toyokeizai.net/articles/-/77050?page=3)
●ライター/yossy(フリーライター)