2016年5月14日 19:00
救急車呼ぶべき? ママが「子どものけいれん」に対処するポイント3つ
【ママからのご相談】
1歳2か月の息子をもつ母親です。周りにいる何人かのママ友のお子さんが、風邪などで高熱が出たときにけいれんを起こしたそうです。ママ友たちは「突然のことで、自分の方がパニックになり焦ってしまった」と口をそろえて話していました。
うちの息子はまだそういった状況になったことはありませんが、私も同じ場面に遭遇したらきっと頭が真っ白になってしまいそうです。もしけいれんが起こった場合、どのように対応すればいいのでしょうか?
●A. けいれんの最中は焦る気持ちを抑え、お子さんの様子を観察して。
こんにちは、ママライターのacoです。ご相談ありがとうございます。
けいれんは、脳の神経細胞が高熱や細菌、ウイルスなどの刺激により、異常に興奮して起こるといわれています。
特に小さいお子さんの場合は、熱性けいれんや泣き入りひきつけが多くみられます。
もし小さいわが子に突然けいれんが起こってしまったら……。動揺してしまうお気持ちはよくわかります。
でもそんなときこそ深呼吸してまずは自分の気持ちを落ち着かせ、けいれんをしているお子さんの様子をしっかりと観察しましょう。熱性けいれんであれば2~3分で治まることがほとんどです。
●子どもの“けいれん”に対処するポイント3つ
実際にけいれんが起こった場合の、具体的なケアのポイントについてお伝えします。
●(1)けいれんが続いた時間を計る
けいれんが続いた時間は、診断をする際の重要な情報になります。けいれんが始まったら時計を確認し、時間を計りましょう。
●(2)衣服を緩め、安全な場所へ
衣服やおむつを緩め、呼吸がしやすいようにしましょう。また平らで安全な場所に寝かせます。けいれん中に吐いたものが喉に詰まり窒息するリスクもある ため、体ごと横向きにしましょう。
●(3)けいれんの状態を観察する
けいれんの状態(体の一部分だけか、全身なのか、左右対称なのか、片側だけなのか等)を落ち着いて観察しましょう。白目をむいたときの黒目の位置も確認を。
とはいえきっと動揺してしまい、全てを冷静に行える自信がないという方は、スマートフォンなどでけいれんの動画を撮影しておく という方法もあります。
けいれんの最中にはやってはいけないこともあります。お子さんの名前を呼ぶ程度であればいいですが、揺すったり抱きしめたりするのはNGです。