子育て情報『救急車呼ぶべき? ママが「子どものけいれん」に対処するポイント3つ』

2016年5月14日 19:00

救急車呼ぶべき? ママが「子どものけいれん」に対処するポイント3つ

嘔吐を誘発し、気管を詰まらせるリスクがあるためです。

また指やガーゼ、スプーンなどをかませるのも避けましょう。舌が押し込まれ、こちらも気管を詰まらせる恐れがあります。

●受診のタイミング

下記に一つでも当てはまるものがあれば、該当するタイミングで受診しましょう。

【救急車を呼んで緊急受診】
・5分以上けいれんが続いた
・一度治まったものの、24時間以内に繰り返しけいれんを起こした
・けいれんのあと意識が戻らない
・意識がはっきりしたり、ぼんやりしたりする
・呼吸がおかしい、弱い。顔色が悪く唇が紫色になっている
・繰り返し吐く
・頭を強く打ったあとにけいれんを起こした

【診療時間外でも受診】
・6か月未満
・5分以内で治まり意識も戻ったが、初めてけいれんを起こした
・嘔吐がみられる
・38度以上の熱がある
・2回目以降のけいれんだが今までと症状が違う

【診療時間内に受診】
・過去にもけいれんを起こし診断がついている場合で、けいれんが5分以内に治まり意識も戻り、普段と変わりない
・けいれんが24時間以内に再発しない

【自宅でのケアでOK】
・過去にもけいれんを起こし、泣き入りひきつけと診断されている場合
※ただし熱があったり、いつもと違うけいれんの場合は受診を

けいれんが起こる前どういう状況だったのかは、診断する際の重要な情報となります。急に熱が上がった、かんしゃくを起こしたなど状況を思い出し、記録しておきましょう。

また熱性けいれんやてんかんは、遺伝的な要素が強いです。
以前けいれんを起こした親族がいるかを確認し、診察時医師に伝えましょう。

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いかがでしたか?

けいれんが起こった際に一番大切なことは、慌てずにお子さんの様子をしっかり観察することです。今回の内容をぜひ頭に入れていただくことで、少しでも落ち着いて行動できますように。

【参考文献】
・『HAPPY育児生活ガイドBOOK』山中龍宏・監修

●ライター/aco(フリーライター)
●モデル/大上留依

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