子育て情報『あの芸能人も突然死! 「虚血性心不全」のリスクを減らす方法5つ』

あの芸能人も突然死! 「虚血性心不全」のリスクを減らす方法5つ

あの芸能人も突然死! 「虚血性心不全」のリスクを減らす方法5つ

【ママからのご相談】
先日急死された、お笑いタレントのマエケンさんと同じ歳です。お笑いファンとしても、同年代としてもショックでした。心臓の病気で急死するって、もっと上の世代の方というイメージだったので。

シングルマザーで子どもたちには私しかいないので、最近深刻に考えてしまいます。突然死を予防するには、生活改善しなければいけないかな、と。

ちなみに私は喫煙者で量は一日1箱くらい、やや偏食家の野菜嫌いです。母方の祖父が心筋梗塞で亡くなっています。

●A. 発症から1分で亡くなる例も……ある日突然発症する心筋梗塞に注意しましょう。


ご相談ありがとうございます。ライターの月極姫です。

前田健さんの訃報には、誰もが驚かれたことと思います。こういう痛ましい報道があると「無駄にしてはいけない、何かを学ばなくてはいけない」という思いを強くする人も多いのではないでしょうか。

よく聞く“心筋梗塞”と“狭心症”を総称して『虚血性心不全』 と呼びます。心臓に血液が供給されなくなる状態を指し、いずれも動脈硬化によって引き起こされます。

狭心症の場合は血管が狭くなっている状態であり、胸部痛や喉が詰まるような感覚といった前兆がありますが、心筋梗塞は完全に血管が詰まっている状態であり、前触れもなく急激に発症し、1分~数分で死に至るケースもあります 。

ご相談者様の場合はおじいさまが心筋梗塞で亡くなられているとのことですが、遺伝的要素については日々専門家による研究が重ねられ、最近も新たな遺伝的要素が発見されたばかりです。


動脈硬化を起こしやすい体質(高血圧、高脂血症、糖尿病の人など)そのものが遺伝しやすいということを考えると、立派な遺伝性疾患といえるでしょう。

もちろん、遺伝的な体質を自覚して動脈硬化の予防に励むことにより、虚血性心不全は防ぐことができます 。

●年齢、生活習慣。発症因子を把握してリスクを減らそう

動脈硬化から引き起こされる疾患なので、動脈硬化の予防が重要になります。

メタボリックシンドロームの予防と改善が、そのまま虚血性心不全の予防となります。ご相談者様のデータを拝見すると耳の痛いことばかりになるかもしれませんが、お子さんのためにも以下の予防策を実行してください。●(1)禁煙・節酒

喫煙は血管の状態を日に日に悪化させるので、まず、禁煙しなければなりません。

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