ママの心配がわかる!? パパも知るべき「子どもの熱中症」が多いワケ3つ
【パパからのご相談】
お天気の良い休日は、できるだけ子どもを公園などに連れて行って遊ばせています。いつも妻から「水筒を持って行って!」と言われるのですが、よく持っていくのを忘れてしまいます。
喉が渇いたら、外でジュースなどを買って飲ませているのでわざわざ持っていかなくてもいいのではないか……と思ってしまいます。
家に帰ると妻はとても怒っているし、正直面倒に思ってしまいます。なぜ、荷物になる水筒がそんなに大事なのでしょう?
●A. 熱中症対策について、パパとママの温度差があるというのが原因。
ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。
パパが休日に公園へお子さんを連れて行ってくれることは、ママにとって非常にありがたいことです。
日頃ゆっくりできない家事を一気に片付けることもできるし、たまには子どもと離れている時間も必要なのです。本当は、とても感謝しているのです。
しかし、感謝の言葉より先に「なんで水筒を持って行かなかったの?」と怒られてしまう。
せっかくのパパの頑張りが報われないばかりか、「面倒だからもう行きたくないな」と思ってしまっても仕方がないかもしれません。
パパさんも“熱中症”はご存じですよね?では、「子どもは大人に比べて熱中症にかかりやすい」 ということはいかがでしょう。
このご相談で問題なのは、パパとママの熱中症に関する認識の違いが生む温度差が原因であると予想します。
そこで今回は、子どもの熱中症についてお話ししていきます。パパも少し熱中症に関する知識を深めて、ママとの温度差を縮めてください!
●子どもが熱中症にかかりやすい理由3つ
●(1)自分で自覚症状を訴えることができないから
大人であれば、「めまいがする」「頭が痛い」「喉が渇いた」と周囲に伝えることができます。
しかし、子どもは言語能力が未発達ですから、大人に自分の体調不良を訴えることができない のです。
●(2)子どもは体の水分量が多いから
成人の水分量は60%ですが、乳児は80%、幼児は70%と成人に比べて体の水分量が多いです 。
また、成人に比べ細胞外液の割合も高く、体重あたりの必要水分量も多いので、脱水症状を起こしやすいのです。●(3)熱中症対策を自分ですることができないから
大人は自分で喉が渇いたら水分補給ができますし、直射日光が当たる暑い場所に長時間いることのないよう、自分で日陰の涼しい場所に移動できますが、子どもはそれができないのです。