合格率までUP!? 親が受験生の子どもへ“手紙”を書く意外なメリット
さらに、それを読んだお子さんは、やる気200%アップ間違いなし。特に中学受験においては、多くのお子さんが中学受験を自分のためにやってはいません。
子どもたちは親の喜ぶ顔のため に、一生懸命勉強しているものです。
年齢が下がれば下がるほどこの傾向は強くなるでしょうが、「受かって、親を喜ばせたい」という気持ちは、小学生だろうが高校生だろうが同じなのです。
●手紙を書く効果
では、実際にお子さんに手紙を書いてみた親御さんの声を聞いてみましょう。
『受験前日、子どもは寝る前に布団の中で私の手紙を読んでいたようです。受かったらラッキーくらいに考えていましたが、子どもも不安だったんだなと思いました。手紙があったから緊張せずに当日を迎えられたようで、無事に第一志望に合格できました』(中学受験生の母親)
『手紙作戦は効果絶大でした。
実は、書くことを最近しなくなりましたが、娘からのリクエストで手紙が欲しいとのことでしたので、短いですが、したためてみました。受験生は、勉強もですがいろいろな不安な気持ちとも戦っているのですよね』(高校受験生の母親)
『受験前は私の方が不安でしたが、書くことで気持ちの切り替えができました。私も子どもたちの支えにならなくてはいけないので、母として、あらためて、強く構えようと思うことができました』(中学受験生の母親)
お子さんからの声も紹介しましょう。
『受験が不安でしたが、手紙をもらって「ひとりじゃない」と思うことができ安心しました』(高校生)
いかがでしょうか。手紙を書くのは恥ずかしいかもしれません。
しかし、親子の絆が強まり、不安が解消され、合格率も上がるなら……やってみる価値があります。
ぜひ、受験にあたり、お子さんにお手紙を書いてあげてください。最高のお守りになるはずです。
【参考文献】
・『大人の脳科学常識 頭が冴えわたる脳の鍛え方』トキオ・ナレッジ(著)
●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)