アレは虐待!? 幼少期に体験した「自分の子にはしたくない」しつけ5つ
当時の先生はスゴいけど、全てを任せていた親もスゴい』(30代・3歳児のママ)
●(3)父親に木刀を持って追いかけられた
『わが家の父は、怒ると木刀を持って追っかけてきてた。実際に木刀で殴られた記憶はないから、多分追っかけていただけなんだけど、今考えれば、子どもをしつけるのに“脅す”って必要かな? と疑問に思う。下手な体罰よりも悪質な感じがする』(40代・小2のママ)
●(4)母親に無視されたり悪口を言われたりした
『体罰はまったくない家庭だったけど、悪いことをしたときの母親による精神的な攻撃がキツかった。「そんな子は私の娘じゃない!」と言って、ずーっと無視されたり、聞こえる場所で父親に私の悪口を言ったり……。
それが虐待だったとわかるまで、結構な時間がかかった。自分が30代になった今、当時の母親がいかに幼稚だったか痛感している。ああはなるまい、と思う』(20代・6歳児のママ)
●(5)置き去りや閉め出しが日常茶飯事だった
『今回の事件と同じように置き去りにされたり、押入れに閉じ込められたり、玄関から閉め出されたり……というのは日常茶飯事だった。自分が親になって思うのは、正直わからんでもない……ということ。
イラッとして、ベランダに子どもを出してしまいたくなることもある。でもそういうときって、しつけとかとは別の感情に支配されてるから、理解はできるけど正しいとは言えない 』(30代・5歳児のママ)
●自身が受けたしつけを振り返り、子育てを見つめ直してみては?
実際に子育てをしていると、虐待としつけの線引きに悩まされる瞬間は多々あります。
そしてその答えはとても主観的で、個人差が生じやすいものでしょう。しかも、時代によって変化しやすいものでもあります。
ある親子にとっては些細な教育方法の一つであったとしても、別の親子にそれが適応されるとは限りません。
それぞれの親子に、それぞれの経験に、その答えがあるのだとすれば、「どこからが虐待なのか」を問い続けることに意味があるように感じます。
ママたちが経験した「子どもにはしたくない!」エピソードは、それぞれの親子の答えが見え隠れするヒントのようにも感じられました。
時には自身の幼少期を振り返って、当時どう感じたかを思い返し、現在の子育てを見つめ直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
●ライター/木村華子(ママライター)