あせもとは違う? 首がチクチクかゆくなる“汗あれ”の症状と予防法
症状としては、
・汗の出口が詰まって正常に外に出ない汗が刺激になり、肌の内部で炎症を起こす
・白く透明感のある水泡やかゆみを伴う赤いブツブツが表れる
・掻き壊してしまうと悪化して化膿し、ジュクジュクした状態になることも
というものが挙げられるそうです。
一方の『汗あれ 』とは、汗をかいた後、汗に含まれるアンモニアなどの成分が刺激になって肌が荒れ、チクチク・ピリピリと感じる状態 のこと。これが汗によるかぶれ、『汗あれ』の状態です。
『汗あれ』が起こりやすいのは、顔、額、ひじ、ひざの内側、衣類やおむつで覆われてこすれる部分。子どもから大人まで、誰もがなりうる肌トラブルだそうです。
また、汗あれになりやすい部分は、皮膚が薄くて弱いところや乾燥しているところであるといいます。
前出のユースキン製薬の「みんなの「あせも・汗あれ」調査報告」においても、「あせも・汗あれ」が気になる場所についての質問に対して、女性は67%が「首」と回答。以下、38%が「背中」、33%が「肘の内側」と続きました。
ご相談者様の「汗をかいたときに首にかゆみを感じる」というのは、この『汗あれ』の症状に当てはまっているように思います。
●汗あれ対策に有効なのは?
“あせも・汗あれ”に有効な、正しい予防法も紹介されています。
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(1)通気性の良い洋服を選ぶ
(2)長い髪は束ねる
(3)汗はこまめに優しく拭く
(4)入浴後は適度に保湿する
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いかがでしたか?最後の“保湿”が有効な予防法だというのは、夏場のスキンケアには珍しく感じるかもしれません。
しかし、皮膚が薄く乾燥した部分は、肌のバリア機能が低くなりがちなのです。それを補う有効な対策は、“保湿”ということなのだと思います。
「夏こそ保湿」というスキンケア、親子でぜひお試しくださいね。
【参考リンク】
・ユースキン 家族のあせも・汗あれ 対策委員会 | ユースキン製薬株式会社(http://www.yuskin.co.jp/asemo/)
・赤ちゃんのスキンケアの悩み アンケート調査 | ベビータウン(http://www.babytown.jp/scene/eisei/nayami/003/index.html)
●ライター/あしださき(元モデル)
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