遺伝の影響は23%だけ? 子どもの身長を伸ばすために見直すべきコト
こんにちは。保育士でライターのyossyです。
自分の子どもの身長が平均よりも低いと、親としては気になりますよね。
「自分の身長が低いから諦めるしかないのかな……」「兄弟は大きいのに、どうしてこの子は小さいのかしら?」 などと悩んでいる人もいるかもしれません。
でも、身長が伸びる要素は遺伝だけではありません。
ここでは、蔦宗浩二氏監修の書籍『子どもの背 こうしたら伸びた! 背が高い男女の生活調査でわかった効果的な身長アップ法』を参考に、遺伝以外の身長を伸ばす要素は何なのか 見ていきましょう。
●遺伝が背の高さを決定する割合は23%?
遺伝は実際にどのくらい子どもの身長に影響するのでしょうか。専門家によって見解が異なりますが、京都大学名誉教授の川畑愛義氏の見解は下記の通りです。
【背の高さを決定する要素】
・遺伝……23%
・栄養……31%
・運動……20%
・環境……16%
いかがでしょうか?
「親の身長は関係ない」とは言えませんが、想像よりも遺伝の要素が少ないと感じる人もいるでしょう。ぜひ遺伝以外の部分で頑張っていきたいものです。
順天堂大学スポーツ健康学部の専任准教授、蔦宗浩二氏によれば、身長を伸ばすためには“食事”“睡眠”“ストレスの少なさ”“適度な運動” が大切とのことです。
●食事が足りているか今一度見直して
親、特に母親の食事習慣が子どもの身長に影響することもあるそうなので、注意が必要です。
「自分はそこまで食べないから」「子どもだからそんなに食べないだろう」「そんなに食べたら吐いちゃうかも!」と食事の量を制限していませんか?
そうであれば、一度食事の量を見直してみるのも手です。
遺伝だけではなく、実は食事が少なすぎることが原因で身長が伸び悩んでいた というケースもあるでしょう。
高身長の人の食生活を調査すると、子どものころから驚くほどの量の食事を摂っていた傾向にあるそうです。間食をしていた人の割合も高いとのこと。
運動や生活で消費する以上の食事を取っていなければ、伸びる身長も伸びませんので、ぜひ食事は大切にしたいものです。
ちなみに、「身長にはカルシウム」というイメージを持っている人もいるでしょう。確かにカルシウムも重要ですが、そればかり意識していても身長は伸びません。
特に大事なのはたんぱく質だといいます。ただし、もちろんバランスの良い食事を心掛けることが大前提です。