ウチの子預けて大丈夫? 劣悪な“ブラック保育園”を見抜くポイント3つ
働くママたちにとっては頼みの綱である保育園。しかし最近、“ブラック保育園”と呼ばれる園が話題になっているのをご存じですか?
ブラック保育園とは、“ブラック企業”や“ブラックバイト”と同様に、過酷すぎる労働条件で保育士を働かせている園のこと。
中には連日朝7時に出勤し、サービス残業をして23時ごろ退勤するのが当たり前、帰宅後は持ち帰り仕事を家で片付け、寝るのは午前様……という保育士も珍しくありません。
このブラック保育園、被害を被っているのは保育士だけではありません。実は、子どもを預けているママたちにとっても非常に大きな問題なのです。
一般に、“ブラック保育園は、保育の質も悪い ”という傾向が指摘されています。
それもそのはず、劣悪な労働環境下で疲れ果てた保育士に、子どもたちの安心・安全な暮らしが守れるはずはありませんよね。
絶対に避けたいブラック保育園、見学の段階で見極めることはできるのでしょうか。
今回は現役で働く保育士たちに、見分け方やチェックポイントを教えてもらいました。
●チェックポイント1:保育士の年齢バランスは取れているか
保育士の離職率が高く、入れ替わりが激しいところはブラック保育園であると考えてよさそうです。
長く勤務できないのには必ず理由があります。長時間労働や休日返上などが当たり前に行われている可能性があるのではないでしょうか。
しかし、園見学のときにいきなり職員の離職率を聞くわけにはいきませんよね。どのようにチェックしたらいいのでしょうか。
『離職率が高いかどうかは、保育士の年齢バランスを見ればすぐ分かります。問題ない園なら、20代の若手、30〜40代の中堅、50代以降のベテランがまんべんなく配置されているはず 。
でも、離職率が高い園だと中堅層がまったく存在しないことがよくあるんです。
新卒ホヤホヤの先生が大量にいて、申し訳程度におばあちゃん先生が数名いる。そういう園は、若い先生が中堅になるまで定着できないブラック園と考えられます』(40代女性/公立保育園主任)
●チェックポイント2:保育士の身だしなみや言葉遣いは適切か
ブラック保育園の保育士たちは、自分が抱えている仕事をこなすのに精一杯。丁寧に新人教育をする時間はまったくありません。結果として、職員全体のレベルが非常に低くなってしまうという特徴があります。
『保育士のレベルを確認するには、“身だしなみ”、“言葉遣い”、“子どもとの関わり方” をチェックしましょう。