子育て情報『ストレスも原因に!? 10代の子どもが訴える“腰痛”の種類と対処法』

ストレスも原因に!? 10代の子どもが訴える“腰痛”の種類と対処法

●疲労骨折の症状と対策

●症状

・腰を後ろに反ると痛みが強まる
・鈍い痛み
・腰部のだるさや重い感じ
・腰の真ん中辺りの骨を押すと痛い

などがあります。

●対策

自宅にいるときにこれらの症状がみられた場合は、すぐに整形外科を受診しましょう。疲労骨折や腰椎分離症、すべり症の可能性が高く、痛みもかなりの強さ です。

完治するまでスポーツはできません。コルセットなどで固定をしないといけない場合もありますので、医師の指示に従うことが早く治す秘訣です。

下手に伸ばしたり、揉んだりすると悪化してしまうことがありますので注意しましょう。

●背骨の異常の症状と対策

●症状

・真っ直ぐ立ったとき、背骨がS字状・逆S字状に曲がっている
・背中の痛み
・呼吸困難

などがあります。

●対策

学校の検診でこの背骨の異常をみる項目がありますので、早期に発見される可能性が高くなってきていますが、自宅でも確認をしましょう。


肩の高さ・肩甲骨の高さの2か所は左右同じであるかどうか、骨盤の傾きがないかの3点で判断します。

ゆがみがみられた場合は、早い段階で整形外科を受診しましょう。早ければ早いほど、軽い処置で治る可能性が高くなる からです。

●とある水泳男子が起こした腰痛

今回、中学1年男子に起こった腰痛とその怖さについてお話を聞いてきました。

F君は、とあるスイミングクラブの選手クラスに所属しています。タイムも伸びてきて練習にも気合いが入っていた5月辺りから、バタフライで泳ぐと腰に違和感があったそうです。

それでも大会が近いからと頑張って練習に励んでいました。そんな中で、練習後に腰部に強い痛みが走り、親には話さず、自宅でシップ薬を貼ってその日は休んだそうです。


次の日、起きることができないほどの痛みで、母親に連れられて整形外科を受診しました。

診断結果は、『腰椎分離症 』でした。コルセットをしなくてはいけなくなり、痛みの強い時期は学校にも行けなかったそうです。その間、水泳どころか学校の体育も休まなくてはならないとドクターストップがかかりました。

9月に入ってから症状が改善してきたので、医師から練習の許可が出たそうです。

それでも毎日1時間しか練習に参加することができない状態で、もちろん完治するまでは大会にも出られません。

お話を聞いて、一生懸命にスポーツをしている子どもの体には“いつ何が起こるか分からない“ということを実感しました。

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