ついカッとして叩く!? 子どもに手をあげそうになった時の応急処置3つ
親には怒るべき理由があり、子どもにも怒られて仕方がない理由があったならば、途中でゲラゲラ笑いだすのもどうかと思いますよね。
(1)と(2)を組み合わせ、“子どもと離れて深呼吸”がベストと思われます。
●(3)電話する
●理解ある家族・知人への電話
ご相談者様は身近に頼れる親類がいないとのことですが、たまに会ったり電話したりでもいいので、育児の悩みを話せるご家族はいらっしゃいますか?
ご多忙のようですが旦那様が理解のある方なら、父親である旦那様がベストです。
無理であれば、ご相談者様のご両親やご兄弟などでもかまいません。
とにかく、頭ごなしに「子どもに手をあげるなんて!」と責める人ではなく、一旦あなたの大変さを受容してくれる相手 が必要です。
会える距離にいないなら、子どもに手をあげそうになったときに電話できるようにしておいてください。
「今イライラして、子どもを叩きそうになっちゃった」「言ってもわかってくれないから、殴るところだった」。
こんな訴えを、否定せずに「あんたも大変だね」と受け入れてもらえるだけで、親の気持ちは落ち着くものです。
同じ立場のお友達同士でもこの方法は可能です。
しかし、素人同士だとどうしても責める気持ちや厳しい気持ちが生まれがちです。
難しい場合は、次にあげる相談機関に電話してください。
●相談機関への電話
各自治体に設置されている虐待相談機関、または民間の相談機関は、虐待を受けている子どものためだけではなく虐待しそうになってしまう親たちの味方 でもあります。
電話の向こうにいるのは、虐待問題や育児の悩みに精通した専門家です。
あなたの大変な環境についても話を聞いてくれ、やみくもに「もっと頑張りなさい」と言ったり、「無計画」「最近の親は」といったありがちな批判をしたりすることも決してしません。
状況によっては、来所や訪問によるカウンセリングを受けられるようアドバイスしてくれます。
子育ての悩みは、素人同士だとつい余計な感情が混じり、不本意に厳しいことを言われたり、結局なんの解決にもならなかったりしてがっかりすることが多いものです。
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●“叩いてしまう理由”を乗り越えることが根本治療
ここまであげてきたのは、咄嗟の「叩きたい」を抑える技術です。