様子見or緊急? 子どもを病院へ連れて行くかどうか判断する際の目安
受診時間は、他の診療科を受診する必要が出てくる場合を考えると午前中がベスト 。医師には今後の予測やアドバイスをしっかり聞いておくようにします。
●緊急度★★★:必要であれば救急車を呼び、夜間なら夜間受診へ
・生後3か月未満で高熱が出ている
・激しく異常な泣き方をする
・泣き方が弱くて力ない
・呼吸が荒くて速い
・座っていないと呼吸できない
・熱がないのにけいれんが起こる
・けいれんが10分以上続く
・ぐったりして反応が鈍い
・顔色が青白く、唇が紫色になっていたり乾いたりしている
・おしっこが出ていない
・水分をとることができない
こんなときは、必要であれば救急車を呼び、夜間なら夜間受診へ行きましょう。
通話中や移動中も子どもから目を離さない ようにし、症状の経過など、診察に必要な情報をまとめます。
必要に応じて気道確保、心肺蘇生、止血などの応急処置を施し、受診に必要な持ち物を準備。
救急かどうか迷ったときには救急相談センター「#7119」(24時間年中無休)に相談してみましょう。
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思い返せば筆者も言われたことがありました。
「こんな小さな赤ちゃんのうちは様子なんて見てちゃダメ(呑気すぎ!)」
「お母さん、こんなことはよくあることなんでね……(この程度で連れて来ないでね~)」
「この症状に気付かなかったの?(ゼーゼーしてるよ!)」
「う~ん、これを異常とは言わないよね(心配しすぎ!)」などなど。
1人目のとき、お医者様からそういう言葉をかけられると、母親としての未熟さを叱られているみたい でいちいち悲しくなりましたが、子育ては日々判断力を試されているようなもの。
素人なりにある程度の知識を蓄え、むやみに医療機関を受診せず必要なときに必要な手助けができるようにしたいものです。
そのためにも、普段から知識や情報を集めておき、ホームケアの方法を知っておきましょう。そうすれば不安や間違いもずいぶん減らせるのではないでしょうか。
【参考文献】
・『小児科の上手なかかり方がわかる本』片岡正・監修
●ライター/NANARUKA(フリーライター)
●モデル/倉本麻貴(和くん)