歓迎できない!? 高齢出産ママに対する世間のシビアな本音
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
近年では珍しくなくなった高齢出産ですが、高齢ママたちの姿が若いママたちや子育てを終えている同年代ママたちなどの目に、実際のところどう見えているのかを知っておくと、ママ友との付き合いで失敗しません。
若いママたち、子育てを終えた同年代ママのほか、産婦人科医、世の中のパパたちがどう見ているのか、聞いてみました。
●若いママには理解が難しい
地域の母子プレイグループに参加していた3人のママ(20代〜30代前半)に話を伺いました。
その結果、「子どもと一緒に遊べないのでは?」「子どもの成長を見届けられないかも」「学校でいじめられるかも」などといった、子どもサイドに立った意見が目立ちました。
高齢になっても子どもが欲しいと思う気持ちや実際に産むことが可能であるという事実は認められても、現実的な子育て面でトラブルが発生しやすい状況がある以上、手放しで歓迎できない というわけです。
若いママたちの懸念は、高齢ママたちも同じように感じています。その上で熟慮を重ねて出産を決意しているはず。
でも、そこまでは若いママには想像することも理解することも難しいようです。
そのため、『親の(高齢であっても)子どもが欲しいという勝手な思いから生まれた子どもがかわいそう』というニュアンスの発言が出てくることがあるのです。
●同年代ママにとっては希望であり不安でもある
30代後半以降のママたちにとって高齢ママの存在は、「え、今から出産?」という驚きと、「母体は大丈夫なの?」という心配 と、「子どものためにはどうなんだろう?」という疑問 、「私もまだ産めるのかしら」という希望 など、いろいろな思いが交錯するようです。
知人が45歳で初産を控えているという45歳の2児のママは、『どう声をかけていいかわからない』と言います。
『何を言っても、ひょっとしたら傷つけるかも、嫌味に聞こえるかも、とか考えてしまう』そうです。
同じく、30代後半で初産を迎えた現在40代前半のママも、『私の年齢でも高齢出産のリスクが心配だった。より高齢のママを見ると、いろんな意味ですごいな と思う』と言葉を選ぶようにして話してくれました。●パパたちの目にはどう映っているのか?
子どもを望んでいるパパたちにとって、高齢ママの姿は希望です。
子どもに恵まれなかった40代の男性Tさんは、『同年代かそれ以上の親が小さな子どもを連れているのを見ると、正直羨ましい』と言います。