子育て情報『悲しい選択の前に! 体験者が教える効果のあったイジメ撃退法』

悲しい選択の前に! 体験者が教える効果のあったイジメ撃退法

・いつ、誰に、どこで、何をされたかを日記などメモ程度でいいので書いておく
・一人にならない(できるだけ大人や先生といる)
・親やスクールカウンセラー、いじめ対策本部など信頼できる人と話をする

自分の子どもがいじめを受けているかもと思った時点で、2人きりで話ができる環境を作り話し合いましょう。

そして、子どもを助けるための準備をします。

証拠を残しておくことで加害者に突きつけることができますし、学校側も動きやすくなります。

また、警察に被害届を出す ことだってできるので、自分を守ることにつながります。

また、一人になってしまうと恐怖が襲ってきますし、不安や良くない考えを張り巡らして自分を追い込んでしまうことになります。

そして、いじめの度合いがエスカレートすることにもなります。

先生に授業の質問を投げかけ職員室まで一緒に行ったり、保健室に行ったりするなどして、できるだけいじめの加害者たちが手を出しにくいようにすることを子どもに話しましょう。

いじめは一人で何とかできるものではありません(いじめの対象が自分から移れば別ですが……)。


大人に勇気を持ってSOSを出すことが、自分を救い出すことのできる第一歩だということを話してあげてほしいです。

●おわりに

いじめは本当に怖いものです。加害者が優等生や先生のお気に入りと呼ばれるような子たちであることが往々にしてあるからです。

そのため、自分の言っていることを信じてもらえないなんてつらい思いをしている子がたくさんいます。

そのつらい思いを一人で抱えないでもらいたいと心から思っています。

いじめから子どもを守るためには、子どもが発信している何らかのSOS をしっかり受け止めることが本当に大切です。

撃退することは難しいと思っても、対処することはできます。

だから、命を絶つことを選ぶような悲しい思いは、絶対にさせないようにしなければならないと願っています。
【参考文献】
・『図解でわかる心理学のすべて』深堀元文・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)

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