教育はムズカシイ! 日常生活の中で子どもの“感性”を伸ばす方法3つ
筆者の例として、金魚すくいでとった金魚を飼っていました。
子どもは図鑑で調べ、一生懸命に世話をしていましたが、ほどなく死んでしまいました。もちろん大泣きで、お別れの言葉まで述べて、お墓を作り埋めました。
悲しい現実ではありますが、命と対峙する というかけがえのない経験と感性を育めたと思います。
●(3)一緒に食事を作る
子どもが2歳くらいになると、ちぎる、割く、こねるなどの作業ができるようになります。徐々に包丁などの道具も使えるようになるので、親子で一緒に食事を作るのも効果的です。
食材の色や形、切り口、感触に味、調理したときに変わっていく形や色。味の変化はまるで実験だと思います。
合わせて、食材の生産などにも触れれば、子どもは一段上のものの感じ方を身につけると思います。
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幼児の感性を可視化するのは難しいとお伝えしました。最後に、筆者がやっている方法のひとつをご紹介します。
筆者は子どもにお古のカメラを持たせて、好きなように撮影させています。
子ども自身が撮影を通して、発見や感動を写真として記録できます。カメラを近づけたり離したりと好きなように操って、あちこち動き回り、新たな発見を促すこともできます。
カメラは、子どもが五感で感じた好奇心や感動の瞬間を表出させる一つの手だて として有効です。
親としても、子どもが感じている視点を写真として確認でき、アドバイスをしたり、認めたりして感性の成長に繋がります。
何よりも、このようなコミュニケーションが、子どもの社会性を育み、感性の成長を後押しするのかもしれませんね。
【参考リンク】
・ニコンイメージングジャパン、「こどもの教育に関する意識調査」を発表 こどもの育て方について「感性」を重視する母親は73.5% | 株式会社ニコンイメージングジャパン(http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000016573.html)
●ライター/佐藤理香(株)
●モデル/藤本順子(風悟くん)、ココア