母性とのバランスが大事!? “父性”の必要性と子育てへの生かし方
ただ、自分が育った過程を見つめ直すにつけ、とにもかくにも原点に「無条件の母性の愛」があったからこそ、その後に両親から受けた厳しい指導の数々にも決定的に人格を歪められることなくすんだのではないかと思うのです。
その意味で、筆者は佐々木正美先生の意見に共感します。
子どもにはまず何よりも「母性」の愛を無条件に与え、「父性」的な愛をも受け入れられる準備が十分に整ってから社会の規範やルールを教えるというのが、正しい在り方だと思います。
みなさんはいかがお考えになられますでしょうか。
【参考文献】
・『父親はどこへ消えたかー映画で語る現代心理分析ー』樺沢紫苑・著
・『抱きしめよう、わが子のぜんぶー思春期に向けて、いちばん大切なこと~』佐々木正美・著
●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
●モデル/神山みき(れんくん)