家族でエンジョイ! お正月に欠かせない物事の意味と楽しみ方
を入れても楽しめると思います。
和食にこだわることなく、楽しい食卓になるようにするだけでもかなり変わってきます。
●初詣
昔は、初詣というと家長がお正月に神社にこもって迎えたという習慣があったそうです。
神社で、昨年一年間無事に暮らせたことへの感謝をして、新年の家内安全などを祈願していました。その後、昨年のお守りなどを持参し、神社に納めて焼いてもらっていました。
●家族での楽しみ方
現在は、元旦から3日あたりまでに家族や友人と参る人が多いですね。
初詣で感謝と新年の願い事をするときに、「二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼) 」のやり方をマスターするようにしてはどうでしょう。
大人になったときに恥をかくことがありません。
礼儀作法を身につける、いい機会だと思います。
●鏡餅
古来より鏡は『神宿る物』とされていました。その当時の鏡の形は、丸形でした。
餅自体、稲の神が宿ると言われ、神に供えられていたものでした。どちらも神が宿るもので、丸い形をしていることから、“魂の象徴”とされ、神棚などに2枚重ねて供えるようになったと言われています。
その後は、1月11日に鏡開きに小槌で割って雑煮や汁粉にして食べていたそうです。
●家族での楽しみ方
武家社会があった時代では、切ることは切腹を連想するため、小槌で割ったのです。
しかし、固くなった鏡餅を割るのは至難の業です。
そのため、切ったり、手でちぎり取ったりするようにしてもいいでしょう。
雑煮や汁粉では時間も手間もかかりますので、揚げ餅にして食べる のがいいのではないでしょうか。
熱した油に適度な大きさにした鏡餅を入れ、餅が膨れてきつね色に近くなったらできあがりです。そこにきなこや砂糖をまぶして食べたら、おいしいですし、家族で簡単に作れるおやつとなります。
●初夢
元旦や2日に見る夢のことを『初夢』と言います。昔は、夢を霊界への糸口だとか、未来に起こることの前兆だと考えられていました。
そのため、初夢に良い夢が見られると縁起が良いとされているのです。
『一富士二鷹三茄子』という言葉も縁起の良い夢の順番を表す言葉として有名ですね。
江戸時代には、宝船の絵を枕の下に入れて眠るという風習もありました。
●家族での楽しみ方
江戸時代の宝船の絵を真似して、自分の好きなもの(アイドル・スポーツ選手・欲しいものなど)の写真や切り抜きを枕の下に入れて眠る というのを提案しても楽しいのではないでしょうか。