幸せなのはどっち? 乳幼児ママが働くかどうか迷ったときの心得3つ
こんにちは。海外在住のママライター、なかやまあぽろです。
ワーキングマザーの明るいニュースや活躍を耳にするたび、憧れを抱いたり、「自分も社会に出て働きたい!」と思ったりする専業ママもたくさんいらっしゃると思います。わたしもそのうちのひとりです。
『ソニー生命保険』が行った2016年の「女性の活躍に関する調査」によると、414名の専業ママの3人に1人が「外に働きに行きたい」と思っている 、という結果が出ました。
その理由として、社会とのつながりや生活にハリを持ちたい、また金銭面での余裕がほしいということでした。
しかし、子育て中や子育て後の再就職は簡単なものではなく、また、特に小さい子どもをもつママは、家族や周りの同意も必要となり、二の足を踏んでいる方も多いと思います。
今回は、『げんき2016年9月号』に掲載された法政大学文学部心理学科の渡辺弥生教授のお話を元に、ママが少しでもハッピーな選択ができる心構えを3つにまとめました。
●(1)保育園などに預けるメリットとデメリットを正しく知ることが重要
いざ子どもを預けて働こうと決心し、自分の親や家族に協力を依頼しても、「子どもが小さいのに保育園に預けるのはかわいそう 」などとマイナスイメージを持たれ、あまり賛同してくれないケースも多いようです。
しかし、ママはなぜ「保育園などに預けることがマイナスとして捉えられているのか」というデメリットを理解し、その上で保育園に預けるメリットを正しく知ることが重要です。
資料を元に、2つを簡単にまとめてみました。
●主なデメリット
・家庭でママや他の家族と過ごす時間や、ふれあいの機会が減ってしまう
・流行性の病気にかかりやすい。預け始めは、しばしば病院通いが続くことも
・預ける施設の環境に左右されやすい。衛生管理状態や保育者の資格の有無、生活リズムなどは事前に確認するのがベター
●主なメリット
【子どもにとってのメリット】
・生活リズムが整う
・他の子どもに刺激されて生活するので、おしゃべりなどの成長が早く感じられる
・集団生活によって、社会性の育ちによい影響がある
【ママにとってのメリット】
・一人の時間を確保しやすい
・働くことによって金銭面においても比較的余裕が出る
・他の子どもに影響され、トイレトレーニングなど、しつけがスムーズに進むこともある
・保育士という子育てのプロにいつでも相談ができる
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他人に「預けるのはかわいそう」