法改正のポイントは? ネットストーカーの特徴と被害に遭わない対策
・無言電話やしつこい電話、FAX送信、メール送信
・汚物などを送付すること
・誹謗中傷をすること
・性的な羞恥心を害すること
などです。
改正されることになったのは、会員制交流サイト(SNS)によるつきまといも規制対象とすることや、罰則を強化するというところです。
電子メール送信だけでなく、Twitter・LINE・FacebookなどのSNSが追加される ということです。
現段階で、次のような行動をする場合は、ネットストーカーとみなせるのではないかと思います。
・SNSで執拗にコメントや「いいね」を求める
・被害者の情報を得ようと、ネット検索して情報を集める
・公開されている情報を元に住所を探しあてる、もしくは訪ねる
・誹謗中傷(性的なものを含め)をする
・過剰なメッセージを出す(何日も何時間も)
・公的に知った電話番号を元にSNSの友達申請をする
などです。
見極めるポイントは、“過剰になっていないか”という点です。ネットストーカーは、執拗に被害者のことを知りたがり、近づこうとします。
過剰さを感じたら、対策を取るようにしましょう。
●対策
被害者にならないためには、プロフィールなどは必要最低限にすることが大切です。
自宅地域を特定されないために画像にGPSが付いていないものを使用することもそうですし、情報となりそうなものが入り込んでいないかをチェックしてから載せることも大切です。
被害に遭っていると感じたら、まずは証拠集めです。スマホなどでスクリーンショットすれば証拠になります。
パソコンの場合もメールなどは削除せずに全て印刷しておきましょう。それ以外のものでも写真を撮っておくことが大切 です。
次に、警察に相談に行きましょう。
実害(ケガなど目に見える被害)に遭っていないと、事件性が薄いと思われることもあるかもしれませんが、今は法律自体が整ってきています。
これで動きやすくなるでしょう。証拠を持って堂々と相談に行きましょう。むしろ、行っておいた方がいいです。
さらに、弁護士にも相談に行っておくといいと思います。インターネットトラブルやストーカーに強い弁護士さんならいいですね。
料金が高いと思って尻込みをしてしまいがちですが、各市区町村で無料の法律相談を行っています。
また、現在は“かかりつけ弁護士”を掲げているところもありますので、料金も割安で相談できるところもあります(ひまわりお悩み110番:0570-783-110など)。