目を離しちゃダメ! “首掛け式浮き輪”の事故例と正しい使い方
こんにちは、ママライターのパピルスです!
本格的に寒くなってきて、乳幼児をお持ちのママさんはお風呂の入れ方に頭を悩ませる季節になってきたのではないでしょうか?
先輩ママのブログを始め、 SNSや口コミなどを参考に便利グッズを利用する方もいらっしゃると思いますが、ひとつ気を付けていただきたいのが、浴槽内での赤ちゃん用『首掛け式浮き輪』の使用です(以下「首浮き輪」と言います)。
首浮き輪については、平成24年に消費者庁が、首浮き輪を浴槽で使用した際に起きた乳幼児の事故 について注意情報を出しました。
しかし、その後も相次いで事故が報告されたため、平成26年に再度注意喚起されました。これらの注意情報がどの程度世の中のママたちに届いているでしょうか。
現在でもSNSで「首浮き輪」と検索すると、浴槽内で乳幼児が利用している場面の投稿がヒットします。
●首浮き輪を浴槽内で使用した場合の事故例
首浮き輪は、乳幼児の首に装着して水中で体を浮かせます。
通常の浮き輪は上半身を水上に出しますが、首浮き輪は頭部だけが水上に出る仕組み になっています。
消費者庁が公表している、首浮き輪を浴槽内で使用した場合の事故事例には次のようなものがあります。
消費者庁HPより引用してご紹介します。
●【事例1】空気は7割くらい入れて使っていた
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自宅の浴室で、子ども(4か月)に首浮き輪を付けて子どもだけを浴槽に入れていた。首浮き輪は、上下のベルトをはめて、空気は7割程度入れた状態だった。母親はミルクの準備をし、トイレを使用後に浴室に戻ってみると、子どもが首浮き輪から抜け、うつ伏せになって浮かんでいた。首浮き輪の上下のベルトは外れていなかった。
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●【事例2】母親が洗髪中に鼻が塞がった状態になった
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母親と入浴中、子どもは首浮き輪をつけて一人で湯船に入り遊んでいた。母親は洗髪で目を離していた。1〜2分で音が聞こえなくなり、見たところ顔面のチアノーゼが確認され、便を漏らしていた。
首浮き輪で鼻が閉塞し、口は水面下にある状態だった。首浮き輪のベルトは締めていたが、やや空気が抜け気味だった。
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●【事例3】おむつ等の準備のため、1分ぐらい浴室を出た
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首浮き輪を付けた子ども(6か月)