半数が間違えてる? チャイルドシートの正しい選び方&取り付け方
前向きに変えるタイミング
一度取り付けたらもう安心、というわけにはいきません。体重10kgぐらいになったら、後ろ向きから前向きに変えるのが一般的です。取扱説明書で目安を確かめておきましょう。
●幼児用のポイント
●>(1)ハーネス(チャイルドシートの子ども用ベルト)
ハーネスがゆるいと、大きな衝撃を受けたときに子どもが飛び出してしまう可能性があります。
目安は、大人の指が入るぐらいです。そして、ハーネスの通し穴が肩より高い位置になるように調節しましょう。
●>(2)腰ベルトがゆるんできていないか
腰ベルト(チャイルドシートを固定しているシートベルト)がちゃんと張っていますか?つまめるほどゆるんでいると危険です!
●>(3)シェルから頭がはみ出していないか
子どもの成長はとにかく早いですよね。気付いたら、シェル(外回りの固い部分)から頭が大きくはみ出している、なんてことはありませんか。
はみ出していれば、学童用のものに替える時期です。
●学童用のポイント
学童用チャイルドシートは、座面を上げ、大人用シートベルトを正しく着用できるようにするものです。
前述の通り、大きな衝撃を受けたときに、首や腹部などに損傷を与えないように着用することが大切です。
(1)座席の背もたれを寝かせ過ぎないようにしましょう。
(2)子どもの首に肩ベルトがかからないようにしましょう。
(3)腰ベルトはお腹にかからず、腰の低い位置にかかるようにしましょう。
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何も起こらない限り、チャイルドシートのありがたみはなかなか感じられません。
しかし、後悔だけはしなくて済むように、少し面倒でも定期的に取扱説明書を見返しましょう。
そして、お子さんの体に合っているかをチェックしましょう。
【参考リンク】
・チャイルドシート安全比較BOOK | 国土交通省、自動車事故対策機構<PDF>(http://www.nasva.go.jp/mamoru/download/JNCAP_2016_panf_child.pdf)
・チャイルドシート使用状況全国調査(2015) | 警視庁/日本自動車連盟(JAF)<PDF>(http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/data/pdf/crsdata2015.pdf)
・はじめてのチャイルドシートクイックガイド | 日本自動車連盟(JAF)