子育て情報『肩甲骨はがしとコア強化で身体の連動性アップ! Jクラブのドクターが教える家でできるトレーニングのチェックポイント』

肩甲骨はがしとコア強化で身体の連動性アップ! Jクラブのドクターが教える家でできるトレーニングのチェックポイント

とくに胸郭と肩甲骨の動きは、スムーズかつしなやかな動きに欠かすことができません。

「メジャーリーガーの前田健太選手がする『マエケン体操』という、肩甲骨と胸郭、肋骨を回す体操がありますが、これは上半身の可動域を広くするための動作です。上半身を柔らかく動かすことができると、ケガをしにくくなります。反対に、上半身も下半身も、可動域が狭い選手はケガをしやすくなってしまいます」

大塚先生は「最近の子はスマートフォンを見ている時間が長く、前かがみになり、猫背の状態で長時間いるので、走るときに胸郭の動きが悪く、肋骨が動いていない子もいます。それは、日常生活の姿勢が少なからず影響していると思います」と注意を呼びかけます。

そこで、おすすめなのが『肩甲骨はがし』です。頭の上で両手の甲を合わせ、頭の後ろを通して両手を引き下げていきます。同じように、両手を体の前に伸ばし、後ろに引き下げる運動も効果的です。
肩甲骨が動いて、気持ちよく感じます。

肩甲骨はがしとコア強化で身体の連動性アップ! Jクラブのドクターが教える家でできるトレーニングのチェックポイント

上半身の可動域を広げるのに効く肩甲骨はがし。頭上で手の甲を合わせ、両手を引き上げる時の姿勢

「肩甲骨はがしをするときは、鼻で息を吸って、口で息を細く、長く吐くと、胸郭と横隔膜が固定されます。
その状態でスクワットをすると、インナーマッスルが常に使えて、骨盤をしっかり支えている状態を感じ取ることができると思います」

肩甲骨はがしとコア強化で身体の連動性アップ! Jクラブのドクターが教える家でできるトレーニングのチェックポイント

肩甲骨はがしには、両手を体の前に伸ばし、後ろに引き下げる運動も効果的

スクワットをするときも、骨盤が後傾せず、正しい姿勢ですることを意識しましょう。

「家でトレーニングをするときは、保護者の方が、『猫背になっていないか』『腰が反っていないか』『重心が左右に偏っていないか』など、見てすぐわかるポイントだけでいいので、チェックしてあげると良いと思います」

■サッカー上達の1番のポイントはケガをしないこと

大塚先生の病院には、ケガをしてリハビリに来る子どもたちがたくさんいます。その子達に、こう言葉をかけるそうです。

「病院に来るよりも、グラウンドでサッカーしたいよね。少しのことでいいので、毎日体づくり、動きづくりのトレーニングをすると、ケガをせずにボールを蹴ることができるよ」

ケガなく、楽しくサッカーに取り組むためにも、日々のちょっとしたトレーニングの積み重ねが大切なのです。そして、日常生活では猫背にならないように、姿勢を意識すること。

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